【プレミアム限定】秋田が大阪の11連勝を阻止!秋田:中村HC、富樫選手 大阪:カートライトHCのインタビュー(4月7日)

4月7日(日)岸和田市総合体育館で行われた大阪エヴェッサvs秋田ノーザンハピネッツの試合は、#0富樫が第4Qだけで3P5本を含む19得点と活躍。インサイドの選手、怪我人で選手を欠く秋田がリバウンド面でも大阪に3本差とし健闘。秋田が大阪の11連勝を阻止した。
試合後インタビュー、秋田は中村和雄HC、富樫勇樹選手。大阪はビル・カートライトHC。

(写真・文/金澤 朱志)

大阪エヴェッサ

ビル・カートライトHC
見てのとおり今日は最善の試合ではなくて、秋田を捕まえることはできませんでした。昨日我々が大勝した秋田が本当に今日は良かったと思います。翌日に(秋田が)カムバックしてきたのは称賛に値すると思います。試合の最後のほうに勝てるチャンスがあったんですけど、それを呼び込むことが出来ず今日は負けてしまいました。

―第4Qに秋田の外のシュートを止められなかったのはなぜでしょうか?
アウトサイドを止められなかったので、逆に我々もオフェンスで点が取れなかった。

―リカート選手の不在は大きな影響がありましたか?
ありました。インサイドで全く点が取れませんでした。

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秋田ノーザンハピネッツ

中村和雄HC
正直言って吉宗も腰がダメ、庄司も鼻折れたところをまたやったのでダメ。切羽詰まった状況がいっぱいあるんだけど本当に切羽詰まった状況。それでマイクには、俺にはお前が何を売りにしたいのかがわからない、俺に何をアピールしたいのかわからないと言った。ハリスには力があるのにどうして積極的になれないのだろうか、と。富樫には2日間相当良い物を食わしたんだよね(笑) 富樫がダメであればバスケスタイルを変えるけどどうか、という話を真面目に話した。

長いバスケット人生で倒れそうなくらい嬉しい。失神しそうなくらい。もちろん秋田に来てこんなに嬉しいことはない。うわぁー、すごいなと思って。だからあそこは内心そうなったんだけど背広を脱がない、取らない、立っとくとちょっと悪いから座ろうかとか縁起だけ担いで、信頼してプレーを見てた。最後は富樫に全部任せた。実際は富樫とハリスに任せたんだけど、悪い状態だったから。今日はまた別の富樫が見れたかなと思います。

戦況がどうとかこうとかじゃなくてリバウンドもよく頑張ったしハリスも10本ぐらい。あの能力を持ってるんだから。マイクもそれなりにやってくれたし。全体的にどうこうじゃなくて粘って粘って、ひとつのリバウンドを前半から味方が3人ぐらいで取りに行ってた。取り方も半端じゃなくてみんなの状態が出てたと思います。

失神しそうなくらいうれしいです。マーシャルに胸張って、さぁ来い!と言えるじゃん。マーシャル入れて、もうひとつネジを巻いてプレーオフにまずは出れるように頑張りたいと思います。あとは全部富樫に聞いてください!言葉が無いぐらいうれしいです。

―苦しんだ中で勝てたというのが失神するぐらいうれしいということですか?
相手も油断があったと思うんですよ、昨日のゲームで。今日のゲームはそれぞれが持ち味をだそうとした。チームがどうこうじゃなくて、個々が自分の持ってる力を出そうとしたと思います。あとは全部富樫に聞いてください!

―今日マンツーに切り替えたというのもリカートがいないということだからですか?
いると思ってた。センターを欠くってことはあれぐらい大きいこと。大阪のバスケットのスタイルが、アウトサイドでスクリーンかけてっていう同じスタイルできたんですよ。何回も想った、この勝負もしかしたら勝てるかな、俺達と同じスタイルの勝負したら俺達のほうが上かなって喋ってた。センターがいなくなった途端と秋田と大阪のスタイルが同じになってきたんですよ。これは非常に安心感がありました。

―澤地の起用理由を教えてください。
1番のセンター対策。何とか(フィジカル面)力で。とりあえずベンチの中であるものを使いたい。期待以上ですよ。よく頑張りましたよね。連れてくるかどうか迷ったんですよ。僕んとこはお金も無いし人数限られてるから、通訳おいてきたんですよ。

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富樫勇樹選手
最終クォーターに19点決めてチームの勝利に大きく貢献しましたが最終クォーター中心に振り返って。
昨日本当に自分としてはだらしないプレーというか自分のプレーが出来なかったというか、今日はセンター抜けた状態だったんですけど、勝ちにいくというか自分たちのプレーをする心がけてやったので良い方向に繋がったのかなと思います。

―最終クォーターは打てば入るみたいな感じでかなり乗っていたのかなと思いましたが。
今までにない感覚ではありました。打てばというより上にあげちゃえば入るという。

―ディフェンスリバウンドを頑張ったことが勝利につながったとおもいますがいかがですか?
最終スタッツはわからないんですけど前半終わった時、(リバウンド数が)1つ勝っていたのでセンター3人無しの状態でリバウンド勝てたのはこれからに向けてすごい良いこと。ひとりひとりが意識してボックスアウトすればそういう結果になるのかなと思います。オフェンスというよりディフェンスが今日は良かった。悪いシュートを打たせてリバウンドを取れた。

―負けが続いてる中で重要なポジションですがどういう気持ですか?
他から見ればアメリカ人が2人いない状況で難しいと思われてるかもしれないですけど、それでもファンも来てくれるので自分たちの100%を見せれるように心がけてます。勝ち負け以前にファンをがっかりさせないプレーをしようと、試合前に話してました。

―次の新潟戦に向けて。
自分のプレーを出来ればと思います。

―今日の勝ちはどうでしたか?
2人いない中で勝てたというのはすごい価値のある、プロを長くやってても思い出に残ってるような試合だったと思います。

―最終クォーターは、中村監督は富樫に任せたとおっしゃってましたが、自分の中ではどういうふうに意識してましたか?
残り5分切って6点ぐらい勝ってたので、時間使うのと最後1対1をしろと言われたので、ただ自分が(ボールを)持って最後シュートを決めればいいと考えてました。

―重圧はなかったですか?
そんなのを考えてる暇もないというんじゃないですけど、自分が当たってた分自信もありました。勝たないといけないという思いが強かった。