10月20日（土）、聖籠町町民会館で開催されたWJBL、新潟アルビレックスBBラビッツvsアイシンAWウィングス戦、試合後のインタビュー。（文＝荒木ユタカ）
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アイシンAWウィングス
山田かがりHC
質問は全てバスナビ
-試合の序盤、お互いに早い展開となりましたが、これは望んだ展開でしたか？
いや、展開としては早すぎるので、あわてて自分たちのペースを掴めないところがありました。もちろん点は取らなければいけないんですけど、しっかり守らなければ。80点はやりすぎですし、もちろん最初の30点で流れを掴み損ねた感じですね。
-そこから徐々に追い上げ、ゾーンを取り混ぜるなどして点差を詰めましたが、あと1歩およびませんでした
そうですね、そこを寄せきれないのがウチの今の弱さだと思います。
-サマーリーグなどである程度勝ち方が分かっている相手だったと思いますが、何が足りなかったのでしょうか
与えなくていい点数を与えたり、リバウンド、ルーズボール、こぼれ球で相手に取られてますし、余分な点数が多すぎました。そこを修正してから明日に臨みたいと思います。
-HCとしてフルで挑む最初のシーズンですが、ここまでは残念な結果が続いています。イメージ通りに行っていないのはどの部分でしょうか
相手にしっかり挑んでないということですね。バスケットそのものより、挑めてない。それがこういった流れを生み出しているのかなと。（気持ち的に）引けていると思います。ただでさえ（今日の試合は）アウェイじゃないですか。（会場の）応援もほぼ新潟の中で、そこで自分たちが平常心で戦えてないのが一番だと思います。
-明日はそのような戦い方を期待すると
そうですね。技術云々よりも、相手にしっかり向かっていくことだと思います。
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新潟アルビレックスBBラビッツ
荒順一HC
-今日の試合について
最後の場面ですが（アイシンに追い上げを許す）、あの辺で竸ったゲームをしてしまうという。ひとつは、星選手のターンオーバーが6個か7個あったと思いますけど、それがみんな相手の得点になってしまいました。そこが一番心配なんですけど。井上選手、川上選手、特に井上選手に助けられましたね。1Qのディフェンスはゾーンが多くなると思ったんですけど、スイッチマンツーマンが良く効いて、守りが非常に良かったと思います。元気な時はブレイクにも行くんですけどね。明日どういった守りをするか、今日の後半、最後の攻めが、相手のポイントになるでしょうね。明日はその辺を修正したいと思います。久々に勝てて、本当に良かったです。
-ディフェンスについては（新聞）
今日はずっとスイッチマンツーマンと、オールコートのプレスでした。しのぎ切ったという感じですね。ゾーンは準備していたんですが、使いませんでした。
-80点を奪っての勝利となりました（新聞）
80点取ったのはいいんですけど。1Qの30点というのは取り過ぎなんで、後半だけだと33点ですか。もうちょっと取れたらいいと思います。やはり70点をクリアしての勝利になったというのはありますね。
-井上選手の活躍については（新聞）
今日は井上がよく取ってくれましたね、リバウンドも取ってくれたし。川上のドライブもありました。岩村選手の（WJBL通算）250試合出場が白星だったというのは非常に嬉しいですし、彼女も自分が活躍しながらの白星だったらもっと良かったんでしょうけど、まだちょっと乗れませんでした。明日は頑張ってくれると思います。坪谷（本間）もよく繋いでくれました。星がダメだったんで。外したシュートはあったんですけど、よく頑張ってくれたと思います。
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#11井上愛選手
（35min、3pt4/5を含む26pts、6reb、3astの活躍で勝利に貢献）
-今日の試合について
ただ一言、嬉しいです。ただそれだけです。出だしがすごく好調で、このまま行けるのかな？というのはあったんですけど、やはり点が離れたことで油断があって、結果、最終的に苦しいゲームになってしまいました。そこはしっかり反省して、明日に繋げたいと思います。
-出だしの3ポイントが効果的に決まりました（新聞）
あの3ポイントは狙っていた訳じゃなくて、たまたま（ディフェンスが）空いていて、結果的に（ボールが）私のところに来て、という感じでした。狙っていたということではなかったです。1本目のファーストシュートが入ったことで、自分自身落ち着いて次のプレーに臨めました。それがいい結果になったのかなと思います。
-序盤にはファウルトラブルもありました（新聞）
この前の三菱戦とは違って、ちゃんとしたセンターを守る時間帯が長かったので、そこが苦しいというのが自分にはありました。（ポストでポジションを奪われて）背負われてからもああやってファウルして止めるしか無いので、まずはポジション取りをさせないことを意識しなければと思います。
-終盤にも大事な3ポイントが決まりました（新聞）
あれを打った時は、決めないといけないとは思ってなくて、いいチャンスでボールが回ってきた、じゃあ打とうか、という感じでした。すごくリラックスして無心で打てたので、入った瞬間、「よし、入った！」といった感じでした。何も考えないで打ったのが、あのシュートに繋がったんだと思います。
-そのような大事な場面でも緊張しないタイプですか？（新聞）
今日は、というのはあると思います。前半あのように3ポイントが入っていたのもあったし、打てば入るんじゃないか？というのもあって、落ち着いていたのもあったと思います。今日は40分間、落ち着いてプレー出来たと思います。
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#23本間愛美選手
（15min、3pts、3erb、2ast）
-自身のプレーについて（テレビ）
ノーマークのシュートを連続で落としてしまって、そこまでいい流れでゲームが出来ていたのに、そこで決められなかったのが課題というか反省点です。（点差を）離せる時に離せませんでした。
-そこで決められなかった原因はなんだと思いますが（テレビ）
決めたい、決めなきゃという気持ちが強すぎて、力が入ったというのがあると思います。最初からもっと攻め気をもって行きたいです。
-緊張はありましたか？（テレビ）
緊張はあまりなかったです。
-明日の試合に向けて（テレビ）
攻め気を忘れないことと、その攻め気だけではなくて、回りをよく見て冷静にプレーすることだと思います。
-HCも良くやってくれたと評価していましたが、自身の手応えは？（テレビ）
長いプレータイムを与えてもらっているので、その責任をしっかり果たしたいと思います。
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#22川上聖子選手
（35min、13pts、9reb、6ast、2stlの活躍でMVPに選出）
-終盤のミスについて（新聞）
ターンオーバーだったり、リバウンドの時に、こちらのファウルが混んでいるにも関わらず、ファウルをしてしまって相手にFTを与えたりしてしまいました。
-MVPに選出された自身のプレーについて（新聞）
やはり最初から攻め気を出してプレーしたことと、ディフェンスでハンズアップしたりとか、やらなければいけない部分を徹底できたりとか、そこが良かったと思います。
-自身で納得できるプレーでしたか？（新聞）
半分半分くらいですね。
-積極的にドライブを仕掛けていましたが、狙っていたプレーですか？（新聞）
相手は（ディフェンスで）当たってくるので、そこは負けられないし、自分の良さはドライブだと思うので、そこはもっと前面に出していかなきゃいけないと思います。
-3連敗したあとの勝利となりました（新聞）
とりあえず勝たなければというのと、連敗が続くとチームの雰囲気もキツいというのも去年学んでいるので、そこはどうにか打破して行かないとと思っていました。みんなが気持ちの入った試合だったと思います。
-明日の試合に向けて（新聞）
先々週のエバラ戦で、1勝したにも関わらず次の2試合目で負けたというのは悔いが残ったし、自分たちがやってはいけないことでした。そこで学んだことを次に生かさないと意味が無いと思うので、2連勝するのが大事だと思います。
-スティール数でリーグのトップクラスとなっていますが（新聞）
意識したことはないですけど、今年は（サイズが）小さくなってる分、足を動かしたり手を上げたりして、相手にプレッシャーをかけることが最低限やらなければいけないことだと思ってます。たまたまそれに手があたったりとかですが、特に意識はしていないです。
-昨シーズンに比べて川上選手のプレーがかなり安定した印象を受けたのですが、それは1年やった経験が大きいでしょうか。または新加入の選手が加わったことで自身がチームでポジションアップした影響でしょうか（バスナビ）
やはり去年は、何かを考えてバスケットをやるというよりも、ダダダダダ…と時間が過ぎていきました。最初は試合に出れなかった自分が出れるようになって、その出だしが良くて次に止められて、という感じで、あっという間に過ぎちゃったけど、その出れている時間というのはすごく経験になったと思います。今年はスクリープレーをやったりだとかそういった時に、まず自分が攻め気を無くしてしまったら絶対にいいことが無いというのは、去年の経験から得ていました。まずは攻め気を出して、そしたらパスも見えてきて、という感じです。あと去年はランニングステップ※切ってしまうことが多くて、なのでそれは絶対に無くしてます。ランニングステップを切ってしまうとターンオーバーが増えてしまうので、そこはしっかり止まって、ダメならダメと止まることを意識したのが去年の経験ですかね。下の選手が入ってきたからというのは、あまり無いと思います。
※ランニングステップ ・・・ ドリブルからステップを踏んで踏み切り、その後空中でシュートやパスの判断をすること。
