菊地が6本の3ポイントでチーム牽引!秋田が富山降し開幕白星スタート(10月13日)

10月13日(土)秋田県立体育館で行われた秋田ノーザンハピネッツ―富山グラウジーズの試合は、最終盤に冷静なプレーで接戦から抜け出した秋田が勝利。開幕戦を白星スタートで飾った。


写真提供:秋田SV-ハピネッツ

第1Q、秋田・菊地が試合開始から立て続けに3本の3ポイントを決めて好スタートを切る。富山も水戸、城宝、藤江の得点で同点に追いつくが、秋田がベンチスタートの山口の3ポイントで3点リードとしてこのQを終える。

第2Qに入ると、外国人選手3人の同時起用でディフェンスを固めた富山が反撃。秋田のカミングス、ケントのインサイドでの攻撃を封じ、このQわずか9失点。攻撃のリズムはあまり良くなかったものの、このディフェンスで3点のリードを奪い試合を折り返す。

後半に入ると秋田のカミングスが本領を発揮。ポストアップから次々と得点を重ねる。富山も城宝、ガルシア、藤江の3ポイントが決まるなど譲らず、富山1点リードで最終Qへ。

第4Q開始早々、秋田がハリスの3ポイントで逆転。全14得点をこのQだけで記録したハリスの活躍に加え、速攻から菊地のこの日6本目の3ポイントが決まって秋田が一歩前に出る。富山も必死に食らいつき、残り約2分には城宝が庄司からスティールを奪い、ワンマン速攻で逆転。しかしここから落ち着いていたのが秋田。カミングス、ケントのインサイド攻勢ですぐに再逆転すると、一方の富山はシュートが入らず、ターンオーバーを犯してしまう。秋田がそのままファウルゲームも難なくかわし、勝利を収めた。

富山は日本人選手が得点面で活躍したものの、外国人選手があまりその流れに続けず。逆にディフェンス面ではインサイドのガルシアなどが踏ん張ったが、日本人選手が秋田のシューター陣に容易にシュートを打たせてしまい、先週の開幕節からの連勝は2でストップした。

一方ホームの大観衆に囲まれて開幕を迎えた秋田は、勝負所を抑えたプレーで終盤に安定した戦いを見せた。ディフェンス面でも随所に「カズディフェンス」の片鱗を見せ、攻撃面では昨シーズンなかったインサイドを起点とした展開も披露。また昨シーズンの開幕戦後に中村HCに「ぶっ倒してやりたい」と叱咤された菊地が3ポイント6本の活躍でHCをうならせ、1年間の成長を見せつけるような活躍でチームを牽引。2855人のブースターの声援に白星で応え、新シーズンのスタートを切った。
(文/宮川 紀元)

スコアボード

10月13日(土)14:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
秋田ノーザンハピネッツ 21 9 20 27 77
富山グラウジーズ 18 15 18 19 70

【スタート】
秋田ノーザンハピネッツ: #2水町亮介、#10庄司和広、#12菊地勇樹、#23アンソニー・ケント、#34ティ・ジェイ・カミングス
富山グラウジーズ: #3亀崎光博、#9水戸健史、#31城宝匡史、#41エンジェル・ガルシア、#50アイラ・ブラウン

【レフリー】
清水 博 (しみず ひろし)/平出 剛(ひらいで たけし)/工藤 隆彦(くどう たかひこ)

【観客者数】
2855人

【主な個人スタッツ】
秋田ノーザンハピネッツ: カミングス25得点10リバウンド、菊地18得点、ハリス14得点、ケント11得点13リバウンド
富山グラウジーズ: 城宝20得点、水戸15得点9リバウンド、ガルシア11得点10リバウンド

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試合後の中村、ナッシュ両HC。秋田の菊地選手、加藤選手、ケント選手、カミングス選手のインタビュー(プレミアム限定)

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