東北カップ優勝決定戦・秋田-岩手 秋田:中村HC、庄司選手、ハリス選手 岩手:桶谷HC インタビュー

9月23日(日) 秋田市立体育館で行われたプレシーズンゲーム「東北カップ」の優勝決定戦、秋田ノーザンハピネッツ―岩手ビッグブルズの試合後インタビュー。秋田:中村和雄HC、庄司和広選手、ディオン・ハリス選手。岩手:桶谷大HC。
(文・写真/宮川 紀元)

岩手ビッグブルズ


桶谷大HC
―今日の試合の総括
悪い時間でズルズルいったり、流れというもののイニシアチブを自分たちで取れなかったなと思います。一番最後の1点差まで詰め寄った時に追い越せなかったことに、今日の要因があると思います。そこらへん、もう一回練習からエモーショナルに。なんていうんですかね、インテンシー高く、激しく練習をやる中でフリースローを決めたり、ターンオーバーをしないで最後フィニッシュに持っていけるようにやりたいなと思います。自分たちが負けて、かなり悔しいんですけど、これを無駄にしないでもう一回岩手に持ち帰ってしっかりやりたいなと思います。

―ジャッジの面などもありましたが、最初から秋田が激しくディフェンスをしてきたことへの戸惑いはありましたか?
まあ戸惑いというか、僕がちょっとオフィシャルカンファレンスに行って聞いてきたのと違ったので、僕自身が対応し切れてなかったかな、と。もっと自分自身が反省して、その日の審判に合わせられるようにしていかないと。その流れを選手たちにも出してしまった、フラストレーションを溜めさせてしまったのかな、と。もっともっとゲームの中で審判にアジャストできるように、そういう話をしたいなと思います。

―後半は終始追いかける展開でしたね。
粘りはすごくあったと思うんですけど、勝てるチームというのはあそこで逆転できるチームだと思うので。それをできるように練習からやっていきたいなと思います。

―東北カップを通して何か見えた部分はありますか?
いろんな対策をしてきたわけではないんですが(笑)、その中でもまあやろうとしていることはできたかなあという風に思います。けっこう手ごたえはあったんで。ただまあ、2つ勝たないといいとは言えないんですが(笑)。これを勝てるように、しっかり開幕まで練習を積んでいきたいなと思います。

―シーズンに向けて詰めていきたい部分はありますか?
やっぱりしんどい時間帯、勝負どころの時間帯でみんながもっともっとみんながアイディアをしっかり共有して得点につなげられるように。ディフェンスはすごく粘ったと思うんです。
そこをやることと、あとはディフェンスに関してやっぱり、今日劣勢になった部分は前半にディフェンスリバウンドを取れなかった部分だと思うので。そこをしっかり修正して、イニシアチブを取られないようなバスケットをしたいと思います。

―秋田のゾーンディフェンスにはなかなか手こずったという感じですか?
手こずったというか、どこからどこまでがファウルなのか全然わからなかったというか。

―けっこうファウルがあったということですか?
いや、ファウルがあったとは言わないですけど、基準がちょっと今日は全然わからなかった。オフィシャル批判をするんじゃなくて、もう一回ちょっとオフィシャルの人は基準を合わせてほしいなと思います。

自分たちに関してはもっともっと、そういうプレッシャーの強いチームの時も審判と戦わんで、自分たちのやるべきことをやりたいなと思います。

―事前にゾーン対策として考えていたことはあるんですか?
いや、ほとんどやってなくて昨日の東京戦もそれで全然点数が取れなかったんで。まあまさか、他のチームがこの時点でもうここまでやってると思ってなかったので(笑)。これから徐々に入れていきたいと思います。

―逆に秋田は4試合である程度出来上がっている印象は受けましたか?
そうですね。仕上がってるんじゃないですかね。

―具体的に、どこに手ごたえがあったのですか?
どの選手をどういうシチュエーションで使えるとか、どの選手をここで使ってはいけないんだな、っていうのは采配の中でけっこうわかりました。あとはもう少し手数を増やさんと(笑)、マンツーだけでは勝てんなー、と。

今日はファウルトラブルがあった中で仲村直人が外国人についたりとか、昨日も高橋が外国人についたり、そういう部分でもいろいろ試したところがあったので。開幕に向けていろいろできたんじゃないかな、と思います。

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秋田ノーザンハピネッツ

中村和雄HC

―今日の試合の総括
正直、韓国とやって沖縄とやって2日空いて、この大会もそんなに重要視しないでスケジュールを立てました。で、昨日からなんとなくこう、秋田でやってるし、なんか勝てばいいなって雰囲気になってるし、予想よりもちょっと頑張ったかな、って。選手もおれも、ちょっと頑張りすぎたかなって感じがしないでもない(笑)。

岩手は、レジー・オコーサって7番の選手。それからディクソン、32番の選手。その選手2人がキーなんですよ。で、そこに注意しながらバスケットやりたいと思ったことと。それからディフェンスが、昨日も言ったけど沖縄に行った時に神の声が聞こえて(笑)、こういうディフェンスやったらどうだ、ってのをちょっとやって。まだ見てわかる通りゴール下が何で空くんだよ、って。ゴール下何本かがもったいないことと、それから菊地や庄司はそんなに足のある選手じゃないんですよ。だからあの2人はもう少し予測をして、もう半歩、もう何十センチかな。行ってくれればいいかなって思うんですよね。あそこは田口もいるし。もうそろそろ、ゲーム明けから田口が復帰してくるんで。そこでもうひと踏ん張りしてアウトサイドを止めることができれば、いいディフェンスになるかな。
なんとなくディフェンスに関しては、アメリカの選手も日本の選手も、感触がある。こういうのはアメリカでも考えられない、って言ってくれてるんで。やる気があるんですよね。そういう部分では良い。

今日勝ったのはね、実は明日、渋谷のセンター街にモニュメントができて。「心をこめて 中村和雄」って入ったのができて、それ触ったらバスケットがうまくなる、って。明日5時からあって、みんなと会うんだ。だから個人的ですけど、勝っていくのと負けていくのじゃずいぶん違うんだ(笑)。皆さんも良かったらぜひ、取り上げてください。「バスケットボールストリート」ってなって、渋谷のセンター街のど真ん中だから。なんかそういうの立ってくると、気をつけないと死ぬんじゃねえか、って(笑)。ちょっと気をつけないと。

まあ、いずれにしても良かったかな。(シーズンが)始まる前に秋田のブースターの人たちに、面白さとか楽しさを与えて一緒に共有できたことが非常に良かったと思います。プレスの人たちも沖縄まで来てくれたりして。それで、負けても(報道の内容が)けっこう悠々としてたんですよね。まあ大丈夫かな、ってそういう風にもとらえてくれて。そうなんだ。まだ大丈夫。

ただ今年はちょっとチームプレーができるかな、って感じはあります。みんなでチームプレーが。最後の、ハリスがピック&ロールで2対2から菊地を見たっていうのが、ああチームになってるかな、って感じがするんですよね。菊地があそこで見えるってことが。
それから山口は今日素晴らしかったですよね。水町と山口はあそこでちょっとつないでくれていると。ポイントガード、ゲームとしては楽なんですよね。だから今日の山口のいい働きが、水町にも刺激になってくれればいいと思いますね。

あと、面白いね。加藤は昨日良かったら今日はちょっとね。人間ってやっぱ面白いですね。ホッとして良くなるのと、ホッとして油断するのと(笑)。加藤はそうだったかな。最初入った時のジョーダンもそうでしたね。わけ分からんかったですね。なんか力入れてずっとボール持って。そういう選手じゃないんだって。人間って面白いですね。ちょっといいとその気になる。だからその気にならないように、やってくれればいいですね。

とりあえずディフェンスを。形がひとつできて、これでいけるかなって。これがちょっとホッとしてますね。オフェンスはもうちょっと整理していければいいかな、って。止まった時に。得点が止まった時にどうすればいいかわかればいいかな、って思います。

―ディフェンスに関して、あのゾーンは…またあの、1-3-1とかっていうと怒られるかもしれないんですが…
あの…言いたくないんだ。カズディフェンスってことで(笑)。はい。そう言わしたいんでしょう(笑)?

―部分的にはゾーンしながら、部分的にはマンツーで、という感じですか?
あそこ行ったりここ行ったり。説明しろって言ってもなかなか難しいんですよ。それをカズディフェンスって名付けたんだ。去年もちょっとやったけど、やれないんですよね。だからこれをこう、この選手たちが。ビデオもあるんです。カズディフェンスの特集ってのがあるんですよ。今までずーっとやってきた中で成功したやつを集めて。それを外国人も見て、「素晴らしい!」って。今までは「素晴らしい!」って言って、外国人は「でもおれらには無理」って言ってたんだ。やれないって。こんなに動いたら死ぬ、って言ってた。だから、「走れ、動け、止まるな。止まったら死ぬぞ」って言うんだ(笑)。もうちょっと動けるかな、って感じです。理解できれば。これが整理していければいいかな、って感じはします。

―ハリスのゲームメイクはすごく冷静に見えましたが。
どうとっていいのかちょっとわからないですね。最後は任せるね、って言ってるんだ。ハリス任せるね、って。(ハリスの出身校の)ミシガンって大体スロー、要するにハーフコートバスケットなんです。ハーフコートバスケットが強いんだけど。あの冷静さ、ミシガンのバスケットがおれだ、って言ってるんです。わけわかんないんだ、あいつは(笑)。全部、言うことは自分だから。それはおれとも似てるけど(笑)。
ただね、非常に冷静。どんなことがあってもしらっとしてる。3ポイントのファウルやった瞬間でも。ほんとにとぼけた顔してる。しまった、っていう顔をしてないから。そういう意味ではいい選手かな、って気はしますね。ただ、2番でも使いたいんですよね。得点取るのに。そういう時にやっぱり山口、水町が繋いでくれればいいかなと思いますよね。

ハリスはなんか、僕もまだ得体が知れない。まだここらへん(お腹)がブヨブヨしてますよ。もう腹のあたりは練習してない、ってのがありありですから、もうちょっと良くなるかな、って。まだダンクができないっていうんで。そのうちやるやる、って言うけど、一ヶ月たったけどまだやらない。もうちょっと良くなるかな、って思いますね。絞ってくると。

―庄司選手の復調について
庄司な(笑)!びっくりするよな。うわー、って。軽いんだ、なんか。なんかオールコート出てみたりしてその後慌てて戻ってみたりして、うわーって思ったらその後ガクッときてた(笑)。庄司、大丈夫か?って。大丈夫か、って聞いたんだ。そしたら「決めてください。」って。いや、お前が決めろよ、って(笑)。
軽かったんだ、きっとあれ。あれロウソクみたいにならなきゃいいのにね。消える前にポッと明るくなるやつ。今日のあれがそれだってならないようにしてほしいな(笑)。

そう、今日軽かったですね。あと一歩かな。みんな、あと一歩かな。庄司と菊地もあと一歩って感じがあればいいと思いますね。

―今日はやはりディフェンスが良かったから勝てたということですか?
ディフェンスのね、自信。おれの方も選手の方も、これでやるってのが固まって。ディフェンスが固まらないとどうしよう、って思ったんですよ。マンツーマンで守れないんですよ。菊地と庄司がいるわけでしょ。これもう当然無理だから。マンツーマンはダメじゃないですか。相手の4番がシュートあると、ティージェイも無理なわけですよ。
だから、2-3もやったり3-2もやったりしたんです、普通に。どれやってもダメで、うわ―これヤバいなって思って。で、沖縄でちょっと1-3-1でやってみたんですよ。そしたら意外や意外、変わったんですよ。後半になったらもうわけわかんない、たぶん疲れたんだあれ。ああ、ならば。これでやれるんであれば、もうちょっと加えてやれば、と思って。これをできれば今年楽かな、って。理解してくれれば。する気でいるから、みんな。ビデオ見たり。そうあればいいかな、って思いますよね。

―昨シーズンは外国人選手の入れ替えが多かったんですが、今年の外国人選手の今の時点での感触は?
全然わからないですね。何があるかわからないし。なんかこう、反抗する外国人も出てくるし。僕は、外国人を怒れるコーチでありたいと思ってるんだ。だから、いいよいいよって怒りもせずにそのままやらしておけばお互いに何ともないんだけど、勝手に来るじゃないですか。向こうも来るじゃないですか。さあ来い、なんだ。おれを辞めさすかおまえが辞めるかどっちかにせい、ってスタイルだから。これはやっぱり通したいと思うんだ。それがあるから長くもったと思うんですよね。相手に合わす気はないんですよね。

ただ、これは分からない、契約だから。また何があるかわからんから、人間ってのはこう。まあでも、正直いろんなことがある。ジョーダンだって来る前に手を怪我してギプスして、来る直前に取ってきて。ショートが当たらないうちに来たんだから。もうこれだけで終わりだったんだ、本当は。けどね、優しいんだ(笑)。フリースロー打ってもリングに当たらないから、なんだと思ったら、隠してきたんだ。実は、ってカミングアウトしてきたら。それで見たら、まだ腫れてんだここんとこ(手)が。シューターで獲ったんだから。相当いいシューターのつもりが、今は全く。だからまだ治るかどうかもわからない。ちょうどこの指のところ(親指と人差し指のあたり)なんだ。

僕に関しては、契約だから。選手も契約だ、おれも契約だから。契約社会だから、プロは。もう完全に契約だから。これに感情はないんだ。おれにはないんだ、感情はないんだ。最初に書くんだから。1ヶ月間は見て、って。互いに権利があるんだ。相手にも権利あるんだ。「こんなチームいらねえよ」っていう権利あるし、おれらにも権利ある。1ヶ月間はダメなんだ。1ヶ月間はとりあえずいろんなことがあるだろう、って。だからそういう契約だから。このままいければ一番。誰でもそう思いますよね。いいな、って感じで残した時はやっぱり勝てるんだ、実際は。ダメだな、って思ったら何やってもダメなんだやっぱり。それで慌てても。だからこのままもし(いければいい)。

今日の朝も、ティージェイとは相当ケンカした。動けって言っても動かない。フリースロー打ってる。「これがおれのスタイルだ」って。おまえのスタイルなんかどうでもいい、って相当やりあった。若さの秘訣だから、これが(笑)。やりあうんだ。やったやった(笑)。そしたらあいつもムキになって今日は頑張ったんだ。朝やったから。相当やったから。てめー、このヤロー、って相当やったから(笑)。スポーツだからこんなの何ともないんだ。やりました。そしたら今日頑張った。あれで頑張るならまたやるな(笑)。
ただ、疲れたって。あれだけやったら。あいつもスタミナがないんだ。自分でわかってるから。自分は4クォーターまでもつスタミナがない、って。終わったあと言ってた。だからもうちょっとスタミナ付ける、って。やっぱり柱だと思うんですよね、ティージェイは。ああいう感じでやってくれればいいかなって思いますよね。だから今日もちょっと終わった後、おだてた(笑)。マイク持たして、どうぞ、って。何の悪い気もしないでしょうから、きっと。これでおれとティージェイは仲直りしたって感じかな(笑)。

―スニード選手とケント選手のフリースローの成功率の差がそのまま点差になっているように感じましたが、ケント選手は何があってこんなに今日は入ったんですか?
あのねー、いや、おれも聞きたい(笑)。どう見てもおかしいんですよ。こう持ってね(手がボールの下にくるように)、ケントはね。普通はこう持つんですよね(手がボールの上にくるように)、このまま。(手を下にして)こう持つんですよ。で、(ボールを頭上に上げながら、手がボールの上にくるように)こういう風に回すんですよ。あの回すのが大きいと入らないんです。もうちょっと、もうちょっと、って。んで来た時入らなかったんですけど、たまたま運よく手首ねんざしたんですよ、あのヤロー。「ねんざのせい」とかって嘘ばっかりこいて、もともと入らないんだ(笑)。まあ大体ね、60割るくらい。50何%は入るんだ。
あの、岩手のあれ(スニード)は、あんなもんだから。あんなもんなんですよ。今日はでも、よく1本か2本入れたじゃないですか(笑)。ゴール下も、なんかもうちょっと落とすんだ普通は。イメージから見れば。だからちょっと頑張った感じするかな、って。

でも、なんだかなあ。そこでファウルしてる方が。昨日のケントじゃないけどね。相手がファウルしてる方がいいよなって。あれ難しいよな。なんだろう。たぶん練習してるんですよ。そりゃあ、(シャキール)オニール(元NBAのスターセンター)だって相当してましたよ。フリースローのコーチまでついて練習するけど、入らないじゃないですか。あの手この手と、毎年フォームが違ったんだけど入らない。だから、なんだろうねー。普通バスケットやってたらあのくらいは、入りますよ。でもまあ、それも戦力だから(笑)。

意図的にファウルはやってません。たまたまファウルしただけです、あそこは。意図的にやってもいいかな、これはなあ(笑)。サブとかもいっぱいいるんだから。それでフリースローやってりゃいいんだもんね。なんだろうねー。入ってるときはびっくりしたよ。うおー、って(笑)。みんなびっくりしてるんだ。相手のベンチも、入ったらびっくりしてるんだ、きっと。だから…なんだろうねー。わかりません(笑)。
うん、そうですね。実際そうだよな。あのフリースローだよな。

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庄司和広選手

―今日の試合を振り返って、個人的にはどうでしたか?
ここ最近チームに色々迷惑をかけて、いいパフォーマンスができていなかったので、まあ、そうですね。プレータイムを多くもらえたことと、結果チームが勝てたことは良かったことです。けど、やっぱりまだ課題が。個人としても、シュートの精度だったり積極性だったり、ディフェンスももうちょっと相手のツボ、ポイントを押さえていければな、と思いました。

―動きも軽そうに見えましたが、ここ最近の試合と違いはあったんですか?
やっぱりメンタル的な部分と言うか、精神的にいろいろ悩んだりもしてて。やっぱりちょっと今のチームにフィットしてないな、って自分で思いながらってたんですが。まあメンバー的に去年と同じようなメンバーの時はやっぱり自分らしさが出てるのかな、と思います。やっぱりタイミングとか、去年1年の流れがあったので、なかなか自分自身がアジャストできなくて、ちょっとトンネルに入ったような感じはします。

―今日の試合で、だいぶ先の明かりが見えてきたようにも思いますが。
まだ何とも言えないですけど、やっぱり自分がどうこうよりも今年チームが勝つことが大事なので、チームに貢献できる選手でありたいと思っています。
自分がチームに何ができるか、何が与えられるかというのを考えながら、がんばっていきたいと思っています。

―中村HCは今年の外国人はハートもあるし理解もあるといっていますが、庄司さんから見てどうですか?
まだちょっとわからないですけど、そこらへんは中村さんがそういうなら、そうなんじゃないですかね。でもみんな非常に頑張り屋さんなんで。シュート練習もよくしますし。あとは、勝つためのチームじゃなくてはいけないと思うので、そこはみんな妥協しないでやっていきたいと思います。

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ディオン・ハリス選手

―ゲームメイクが非常に冷静に見えましたが、自分のポイントガードとしての強みはどんなところですか?
ポイントガードとして、ゲームコントロールももちろんですが、自分もアグレッシブにいって、その上で味方にチャンスを作る、どこにシューターがいるかを把握するかが大事だと考えています。

―ポイントガードとしての自分の出来をどう評価していますか?
前の試合と比べると良くなってきていると感じますが、まだ外しているシュートがあまりにもたくさんありすぎると自分でも思います。ディフェンス面でもたくさんミスをしています。なのでこのトーナメントをきっかけにまた、成長していきたいと思っています。

―中村HCの複雑なディフェンスは理解できそうですか?
出来ると思っています。まだやり始めて3日、4日なんですけども、ゲームを見てもらうとご覧のとおりだんだん良くなってきていると思いますので、これからまだまだ良くなると思います。

―ブースターにはゲームメイクというより、得点シーンを見せたと思っていますか?
自分の仕事としては、ゲームメイクと得点を取ること、この2つをハイレベルに両方こなしていくことがチームには必要だと考えています。

―6試合のプレシーズンを振り返って、いかがでしたか?
個人的には良くなってきてると思っています。最初のころは、チームにおける自分の役割が明確に見えていない部分があったんですれど、それが良く見えてきて、目標ができて、それに向けてうまくこなしていっていると思っています。

―シーズン開幕に向けて
準備はできると考えています。やらなければいけないことは中村HCに言われることなので、それをこなしていけばいいだけだと思っています。

―ブースターに向けてのメッセージ
本当に素晴らしいファンの方々がここに入るので、皆さんをがっかりさせないように全力を尽くし、なるべく多く勝てるように頑張りたいと思っています。