【プレミアム限定】秋田・中村和雄HC 横浜・レジー・ゲーリーHC 秋田・水町選手、田口選手、ウッズ選手 インタビュー(4月8日)

4月8日(日) 秋田県立体育館で行われた秋田ノーザンハピネッツ―横浜ビー・コルセアーズの試合後インタビュー。秋田:中村和雄HC、水町亮介選手、田口成浩選手、リッキー・ウッズ選手。横浜:レジー・ゲーリーHC。
(文・写真=宮川 紀元)

横浜ビー・コルセアーズ

レジー・ゲーリーHC

―今日の試合の総括
この環境の中で、チームでの勝利、プレーオフレベルでの戦い。この環境の中で勝利するというのは、チームがどこまで成長したか、どこまでタフになったかを表しています。

―今日の最大の勝因を聞かせてもらえますか?
チームとしてプレーしたこと。我々の一番の選手、バーレルが12分しか出れなかったんですけど、周りの選手がそこをステップアップして埋めてくれました。

―最終クォーターのラスト、ディフェンスは何を指示しましたか?
選手たちはもうすでにやるべきことをわかっていたのでそこまでいってないんですけども、このシリーズではほとんどのところでいいディフェンスをできてたと思うので、あとはどういう選手についているかによってどういうプレーをしてほしいという確認をしました。

―秋田のホームの印象はどうでしょう?
昨日、ちょうどこの話をチームでしてたんですけれど、本当にいい会場、観客で、沖縄と並ぶぐらいの盛り上がりで、すごく良かったです。bjリーグにはこのくらいの盛り上がりが必要だと思います。

―その相手ブースターの声援は、チームにとってプレッシャーになりませんでしたか?
間違いなく、影響はあったと思います。大きいディフェンス、大きい3ポイントを決めた後はやはり会場もチームも乗るし、間違いなくそれはあります。

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秋田ノーザンハピネッツ

中村和雄HC

―今日の試合の総括
正直言うと、今シーズンもうやりたくないかな、もう終わりの方がいいかなって感じはします。もういいかな、っていうくらい。
なかなか難しいな。普通、あれで勝てますよ。あの点数であの時間であれば。
マイケル(ガーデナー)は、ダメって言っても止まることがなかなかできない。けど、リッキー・ウッズには今もしゃべったけど。怒った。そしたら、周りが見えなかったって言った。誰も、打てるやつが。けどダメ、って。エースは、そういうことはダメ、って。エースなんだから。

だから、あいつがあそこでどういう処理をするかがこれからも問題になってくるだろう。得点もリバウンドも、昨日も今日もしっかりした数字は残しているんだ。ただ、エースなんだ、お前が頼りなんだから、って。そうすると、カイルがへらっと笑う。おれもいるのに、って。おまえはいないんです、ほとんどな。言わなかったけど。けど、また呼んだ。カイルに、リッキーがひとりでは勝てないぞ、って。両輪がいるんだ、って。

それで理解してくれりゃいいんですよね。カイルは、ペネトレイトするとかどうとかいう格好はできないんです。相手の2番(バーンズ)のような格好はできないんです。シュート入れるだけなんですよ。これに関しては菊地もおんなじなわけですよ。守れない、ペネトレイトできない。だから、相手の良さを理解しないといけないと思うんですよ。してくれるともうちょっと、じゃあどうするかって感じになるかと思うんですよね。うーん、どうやってやるかがね…。

正直言うとね、おれの中では菊地は消したいな。消したい。昨日、あのざまででしょ。おれのことだから、電話もした、菊地に。このまま引き下がるわけにいかないだろうが、って。昨日(一時3ポイントの確率が)1/10までいったからな。今日も、なんの格好…。要するに、格好つけたい。ちょっとなんかあると、ファウル受けたっていう格好をしたい。それでボールを取られる。(秋田の監督として)来た時、非常にそれが多かった。最近こういうことがなくなって言った。今日、また見た。あれは、おれから見れば格好つけたいんだな。だから、プレーヤーの格好良さってのは、菊地の場合はシュート入れてなんぼなんだ。

なかなか難しいんですよ。じゃあ田口でいいか、って、もうのどから手が出てるんだけど。田口がいいってのは、のどから手が出てる。出てる。庄司はいっぱいいっぱいなんですよね、見てわかる通り。あと期待するのは、これから…。田口の1カ月の故障も痛かったんだけど、でもこれから田口に期待したい。で、田口の目は良い目してる。相当良い目してるんですよ。その目にするまでに、このチームは時間かかったんですよ。なんか一応やってたから。去年も一年間やってたから、一応な。

しかし、それは違うんだというのを知ってから…。一回白く消してから。まだ消せないんだ。消しゴムで今、まだ消してる。最後のとこを消してる。田口にはそれがない。消す手間がないわけですよね。だからもう気持ちの中では田口ってのがあるんだけど、それだとなんか菊地があまりに情けないかなって感じはする。菊地、菊地でやってきたからね。でもやっぱり手術をする必要はあるかな。これは、物理的に蹴落としてやらないと。いつまでも言葉で、甘やかしてても…。

吉宗もいないし、信平もいないし。正直、庄司、菊地、田口よりないんだ、実際はね。いない。水町は、爆発的になんかって子じゃないから。だからあの3人の中で、ひとりでも2人でもいいから抜け出してくれれば、抜け出さなければ、次のゲーム次のゲームって全部つらくなるかなって感じはしますね。

ただ、はっきりしたのはリッキー・ウッズが中心でいくんだということ。それに、カイルのプライドがいい方向に、クソ、おれはリッキーに負けないんだという状態で思ってくれれば。あれだけリバウンドが…。イージェイが2本、カイルも2本、ウッズが9本だから。だからそういう状態にカイルがいってくれればいいかなって感じはするんだけど。

正直、次のめどが立ってるわけではないな。リッキーはリッキーだから、最低でもあの活躍はすると思うんですよ。ターンオーバーも多かったりするだろうけど、得点もリバウンドもあそこまで行くだろうと思います。後はカイル、田口、菊地、庄司が。庄司も、爆発的にはないですよ。もう体がそんなに言うこと聞いてるわけじゃないから。田口に期待かけてみようかな、って今は思ってますね。頭来てると、思ってても次の日には思わなくなる時もあるから。でも、今は思ってます。

―改めて、今季秋田に来てホームで26試合を闘って、環境についての印象をもう一度お願いします。
あのね、しゃべるけど、僕にはブースターがいたからとか、そういうのはないんだ。もう勝たなきゃ、勝たなきゃだけなんだ、応える手段は。だからブースターがいっぱいでありがたいとか、改めてしゃべるんでなくてとにかく勝たなきゃ勝たなきゃ、勝って応えよう、というよりないんだ。
今シーズン、正直もう終わっちゃえっていうくらい気持ちが切れてるかな。

でも、そのブースターが一番背中を押すのは菊地だよ。あいつわかってるだろうけど、それがなんか間違ってる方向に行ってるような気がするんだよな、おれ。菊地に対しての後押しは一番ですよ。だからわかってるでしょうし。テレビでなんかやると、いっちょまえのことしゃべるじゃないですか。それとこれとが、まるでもう一致しない。もう見てて気分悪い。

今年はいけるぞ、って言えないのがなんか悔しいけど。悔しい。悔しいですね、それは。

―リバウンドでだいぶ差をつけられましたが、ドレイトンの退場もかなり響きましたか?
いや、ないな。いればいた方が良かったんでしょうけどね。それで代わりに出てったマイクがマイクだったから。おいおい、って感じでしたね。
それはしょうがないですね、彼のファウルアウトはね。

―最終盤に9点差をつけてから崩れた要因はどこにあったでしょうか?
行くのもリッキーだったし、壊していったのもリッキー。あそこでもうちょっと冷静にプレーしてくれればね、実際はね。あそこでもうちょっとリッキーが人を使うような状態であればよかったかな、と思うんだけどね。でも、離したのもリッキーですよね。

―少し気が緩んだ感じもしましたが。
カイルも、確かにゴール下も空いてたけど、カイルならあそこでシュートだろう。パスミスなんて考えられない。

―オーバータイムより、第4クォーターでもう勝ちたかった?
当然ですね。あれを追いつかれたら、追いつかれた時点でもう厳しい。考えられないな、追いつかれることが。

―今日も庄司選手には4番でプレーさせた?
やったことないから、リッキーを5番にして庄司はオープンにして。これからだな、そのプレーは。カイル達がうまくノーマークになって入って来れないんだ。ただ動いてるだけで。あれがもうちょっといい状態になれれば。フリーランスの状態を、リッキー5番の場合はありかなって感じはする。ちっちゃきゃちっちゃいなりにそれはそれでいいかなって。そのプレーはやっぱりもう一回組み立てるべきだろうと思うんですよね。

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水町亮介選手

―この2日間のホームの大歓声、どうでしたか?
もう本当に心強くて、なのに勝てなかったのですごく悔しいし、情けないです。

―今季全体を見ても、常に2000人を超えるような状態でした。
去年根付いたものが、どんどんどんどん浸透していって。応援の仕方も熟知してるというか。すごく心強いですね、本当に。

―まとまりが出てきた感じですよね。
そうですね、シュート決めた時の歓声を聞くと、すごいテンションが上がるというかアドレナリンが出るというか。

―ご自身の今日のプレーについてはいかがでしたか?
中村さんにリードマンとしての姿勢が足りない、腰引いておまえはバスケットをやってると言われているので。まずディフェンスから当たって言って、ケンカしてこい、ってことで。昨日よりかは良かったと思うんですけど、でもチーム勝ってないので。そこを何とか、リードマンとして勝利に導くことができるように。これからの課題ですね。

―相手の高さの重圧はありましたか?
そうですね、スタッツ見てもリバウンドでだいぶ違うので。でもこれは今に始まったことでないので、どのチームと当たってもやはり大きい選手がいるので。全員でリバウンドをしなきゃいけないと思います。

―最終盤で9点リードしましたが、それ以前とチームの雰囲気がコート上で変わった部分はあったのでしょうか?
広がって…この勢いのままいけるかとは思いましたけど。向こうがまたゴールにアタックしてきて。

―秋田がどうというより、向こうのスイッチが入ったということですか?
うーん、その辺はよくわからないというか。

―チームとしてはそんなに変わったわけじゃなかった?
そうですね。

―少し気が緩んだ部分もあったのかなと思いましたが。
…自分はちょっとわからないですね。

―ありがとうございました。
(報道陣に)一年間取り上げてもらって、ありがとうございました。

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田口成浩選手
―2月からチームの一員となったわけですが、今シーズンホームゲームを終えてどうでした?
いろいろ勉強になることがありますし、カズさんのいうことを聞いてれば自分は上のレベルに到達すると思ってるので。これからも有明に向けてプレーオフも残ってるので、大事な試合で今日みたいに、プレータイムは短くてファウルアウトしてしまいましたけど、思い切りできるように。日ごろの練習からしっかりやっていきたいと思っています。

―秋田のブースターはどうでしたか?
毎試合毎試合、お祭りのような。常にお祭りのような感覚で。自分もお祭り騒ぎが好きなので、今日カズさんも言ってましたが、そういうのに自分たちがのっかっていけばよかったんですが、2連敗はブースターの方たちに申し訳ないっていう気持ちでいっぱいです。

―故障で出場できない間、どういうお気持ちでしたか?
やっぱりつらいのが一番です。練習見てるのもつらいですし、動けないってのもありましたし、シュートが打てないってのが一番つらかったですし。
でも復帰して、チームに力を与えるようなことができたと思ってるので。これからも、もっともっと。今のままでダメなので。これからもっと頑張って練習していきたいです。

―練習に復帰したのは先週くらいですか?
練習はそうですね。1週間くらいです。(故障期間は)約1カ月くらいで。

―HCが田口に期待をしたいと明言されていましたが。
自分は、カズさんの入ったことをしっかりやるだけなので。躊躇しないでこれからもやっていけば、良い結果が出ると思うので。練習も常にそういう意識を持ってやっていきたいと思います。

―タイムアウトで、HCに怒られていましたが。
残り2分くらいで、相手の3番(蒲谷)に3ポイントを決められたのが一番痛いと自分では思ってますし、自分がスリー決めても、相手に決められると結局プラスマイナスゼロなので。やっぱりディフェンスで、相手のどういう選手に注意しなくちゃいけないのかっていう確認不足で最後はやられたんですけど。集中力を切らさないで、次の場面に(という指示だった)。

―久々の出場で、収穫もあったと思います。
そうですね。昨日も今日もカズさんに、青い顔してやってるって言われて。自分もそう言われないように思い切り、外国人選手にも向かっていくようなことをしていれば、自分のプレーに持っていけると思ったので。カズさんに気合入れられて、自分のプレーができたと思います。

―コートに立った時はどんな心境でした?
悪いリズムを、自分がシュートでもルーズボールでもリバウンドでも、一つ細かいことでも、チームのためにプレーすればという気持ちで入ったんですけど。周りから見れば、そういう顔になってたのかなって思います。

―ちょっと緊張しました?
昨日の最初はちょっと緊張しましたけど、昨日の残り2,3分くらいで呼ばれて思い切りディフェンスできたことが今日につながったとは思ってますけど。まだまだ出だしが悪いので、出だしから思い切りいけるようなプレーがしたいです。

―チームはリバウンドで苦戦する場面が多いですが。
小さくてもリバウンドに行けば、ボールが転がってきたりすると思うので。自分が小さい部、こぼれ球とかルーズボールに執着心を持ってやってれば、自分のリバウンドの数も増えますし、オフェンスも増えると思うので。ルーズボールをしっかりやっていって、負けないようにと僕は思ってます。

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リッキー・ウッズ選手
―秋田のホームで戦った印象を聞かせてください。
ブースターに関して、秋田本当にナンバーワンだと思いました。2年前にも日本でプレーしましたけど、それと比べ物にならないくらい、秋田のファンは最高です。秋田のファンの前でプレーできることに感謝しています。

―相手に高さがあり、苦戦したと思いますが。
影響がある時もあるし、ない時もあると思いました。自分にはスピードがあるので、高さに対してプラスとマイナスの両方があると思います。自分のスピードを使って、チームの勝利に貢献できたらと思っています。

―HCは、あなたが中心と明言していますが。
メインプレーヤーと言われていますが、そういったものはチームには特に必要ないんじゃないかと考えています。自分の得意なものをそれぞれが出し切って、勝ちに貢献するという形がやはり必要だと思います。

―同点に追いつかれたしまった要因は何でしょう。
9点差の時点で自分がサインを見逃してしまったり、ノーマークのシュートを外したり、リバウンドがとれなかったりというようなものが影響して、追いつかれてしまったと考えています。

―レギュレーションの最後のプレーはブロックされてしまいました。
あのプレーに関してはいくつかの考えがあります。あそこでジャンプストップして切り返すというのも考えたし、もっと手前で止まってミドルレンジのシュートを打つことも考えましたが、悪い結果になってしまったのが残念です。

―エースに求めるのは、周りを活かすこととHCがおっしゃっていましたが、そういうエースになれる自信はありますか?
チームプレーはやはり大切になってくると思いますから、アシストをするということはチームメイトをうまく使うということなので、個人技よりもアシストの方がいいプレーだと自分でも思っています。

―残り4試合とプレーオフに向けての意気込みを聞かせてください。
とにかく、カズさんが思いついた作戦に全力を注ぐのみだと思います。チームとして、その作戦を信じてやれば必ず勝てると考えています。