横浜が秋田の猛追を振り切って勝利(4月7日)

4月7日(土)秋田県立体育館で行われた秋田ノーザンハピネッツ―横浜ビー・コルセアーズの試合は、堅い守りからリズムを掴んだ横浜が、秋田の猛追を振り切って勝利した。

第1Q、横浜は蒲谷を中心にアウトサイドから次々と加点。バーレルも2本のダンクなどで活躍する。秋田は攻撃が単発に抑えられ、苦しい立ち上がりとなる。

第2Qは両チーム点が入らず、重苦しい展開に。残り2分から両チームともにリズムが出始めるが、点差は変わらずに後半へ。

第3Qになると、秋田が水町のスティールからの速攻と、直後の好守で流れを掴みかける。それでも横浜は落ち着いて流れを引き戻すと、逆にバーレルのアリウープなどの活躍で点差を広げる。

第4Qもバーンズの3ポイントで横浜がリードを19点とし、上々の出だし。しかし秋田はスワンストンの3ポイント、菊地も3ポイントとバスケットカウントで4点プレーを決め、ここから試合は目まぐるしく動く。秋田はさらにウッズのドライブ、再び菊地の3ポイントと続いて残り6分23秒で4点差に。横浜もタイムアウトで落ち着きを取り戻すと、マクファーランドとバーレルの得点で残り2分3秒には点差を11まで戻す。それでもまだあきらめない秋田はリングに何度もアタックしてフリースローを獲得、ウッズの3ポイントで残り0.7秒には2点差に肉薄したが、最後は横浜が振り切った。

横浜は堅い守りで秋田に簡単に攻撃をさせず、リバウンドでも秋田を圧倒。攻撃面ではオフェンスリバウンドを確実に得点に繋げたほか、蒲谷の活躍も光った。終盤は爆発を許したが、フリースローを決めて辛くも逃げ切った。
秋田はここ最近スターターを務めてきたセンターの佐野が負傷欠場。代わりにインサイドを託された信平も試合途中で負傷退場、ドレイトンも不発で横浜の高さに苦戦。望みをかけたスワンストン、菊地の3ポイントシューター陣も厳しいマークにあって不発。とくに逆転をかけた最終盤に、2人が揃ってオープンの3ポイントを外したことが勝敗に大きく影響してしまった。

(文=宮川 紀元)


写真提供:秋田SV-ハピネッツ

スコアボード

4月7日(土)18:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
秋田ノーザンハピネッツ 13 15 16 34 78
横浜ビー・コルセアーズ 22 14 24 20 80

【スタート】
秋田ノーザンハピネッツ:#0カイル・スワンストン、#1イージェイ・ドレイトン、#2水町亮介、#10庄司和広、#24リッキー・ウッズ
横浜ビー・コルセアーズ: #1チェイス・マクファーランド、#2ドゥレイロン・バーンズ、#3蒲谷正之、#13山田謙治、#24ジャスティン・バーレル

【レフリー】
国沢 麻未(くにさわ あさみ)/平出 剛(ひらいで たけし)/相川 克明(あいかわ かつあき)

【観客者数】
2527人

【主な個人スタッツ】
秋田ノーザンハピネッツ:ウッズ23点、菊地16点
横浜ビー・コルセアーズ: バーレル18点10リバウンド、マクファーランド17点11リバウンド、蒲谷17点

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試合後の中村、ゲーリー両HC。秋田の菊地選手のインタビュー(プレミアム限定)

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