【プレミアム限定】大阪エヴェッサ、浜松・東三河フェニックス、HCと選手へのインタビュー(2月25日)

2月25日(土) ベイコム総合体育館で行われた大阪エヴェッサ対浜松・東三河フェニックスの試合後インタビュー。大阪はライアン・ブラックウェルHC、リン・ワシントン選手、今野翔太選手、浜松は河合竜児HC、仲西翔自選手、ジャメイン・ディクソン選手です。
(写真/文=金澤 朱志)

大阪エヴェッサ

ライアン・ブラックウェルHC
―今日の試合の総括
相手に関して言うとすごい良いチームというのが印象です。特に9番の(ジャメイン)ディクソンが今日は非常にタフなショットを決めたりして非常に当たっていた印象があります。明日に関して、これからやらないといけないのはトランジションのディフェンス、攻守の切り替えというところ。(オフェンスが)どんな結果で終わろうとディフェンスにしっかり戻ること。ボールマンにつくのが遅れるためにシューターについていたディフェンダーが(ヘルプするために)中に入ってシューターをオープンにさせてシュートを打たせてしまった。相手に9本も3Pを与えてしまったので明日は早めにボールマンのディクソンを潰す、しっかりボールチェックするところを徹底したい。トランジションを徹底してやっていこうと思っています。

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リン・ワシントン選手
トランジションのディフェンス、3Pのチェック、ピック&ロールの部分。そこに関しては明日修正して良くなると思いますし、ライアンHCがテープを見てどこが悪かったのか、どこを修正すべきかをチェックして、明日良くなって戻ってきます。

―昨シーズン、浜松と対戦した時に「思いもよらない距離からの3Pが来た」という感想を仰ってましたが今日の試合に関してはどうでしたか?
昨年と比べていう意味ではよく守れたと思います。前半に関しては7本ぐらい3Pを決められたけれど、後半は2本だけだったので相手の武器を封じることは出来たと思います。

―試合中にセント プルー選手に対してジャメイン・ディクソン選手に対しての守り方をアドバイスされていたでしたがどんなアドバイスをされてましたか?
ディクソン選手は特徴のある左利きの選手なので右に行かせる、ドライブを簡単にさせないようにしてアウトサイドのシュートを打たせること。彼が3Pを10本決めるようなことがそれは我々にとっては不運なことだと言うしかないです。

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今野翔太選手
完全に相手のペースにはまって、僕らもスコアは増えたんですけどこれは相手のペースに合わせたスコアかなと思いました。

―前半の54失点がそれを物語っていると思いますが後半は悪くなかったと感じました。明日に向けての対策という面で見えたところはありますか?
多分コーチもみんなも思ってることですけど、戻りを早くしてマークマンを捕まえて、そこからちゃんとディフェンスしようということだと思います。オフェンスに関しては大丈夫だと思います。

―ディクソン選手とマッチアップするのが楽しみだと仰ってましたが。
そうなんですよ。もっとしたかったんですけど。ついていれば止める自信はあったんですけどね。明日はそういうチャンスがもっと回ってきたらなと思います。そんなにマッチアップした感じは無かったので。一度マッチアップして3Pをエアーボールにさせたので、もっともっとやりたいです。

―前半相手のペースにはまったということですがチームの中で混乱はなかったですか?
ローテーションというか誰が誰にマークするというところで、例えば誰かが戻るのが遅れていて走っている選手につかないといけないのにローテーションが出来ていなかったのが結構あったと思います。コミュニケーションが取れていなかったと思います。

―ハーフタイムでのコーチでの指示とか選手同士での話し合いはありましたか?
前半は走られていたので後半は走られないように気をつけようとしていた。ディクソンにボールプッシュされてアシストを捌かれていたのが大きかったと思います。彼から結構始まっているなと思います。

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浜松・東三河フェニックス

河合竜児HC
―今日の試合の総括
選手の頑張りでアウェイでの初戦が取れた。今回、トレンド(ローレンス・ブラックレッジ)が大阪さんからうちへ移籍しているので、トレンドのためにもみんなで頑張ろうということで初戦を取れてほっとしています。気が緩まないようにもう一度締めなおして、また明日に臨みたいと思います。

―大阪6連勝と好調でしたけども。
知らなかったです。

―特別に大阪に対しての対策は?
特別には無かったです。どうやってうちのバスケットを展開するか、という準備に重きを置いてきたので。

―自分たちのバスケという点ではヘッドコーチから見られて何点ぐらいの出来ですか?
選手たちは頑張ったんですけどね。70点、75点ぐらいですかね。

―では、その30点から25点マイナスだった部分というのは?
まずはファールが多いことと、数字には出ていないミスが多々あるのと、チームのルールが守れていなかったりという部分がある。これからプレーオフだ、と言っている以上は勝ったから良しで終わるわけにはいかない。結果というか完成度を高めていきたいと思っているので、そういった意味で75点ぐらいです。

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仲西翔自選手
エヴェッサは西のチームの2位なので今週気合の入り方も僕らも違ってて、上手い具合に練習の成果が出たのかなと思います。

―自分たちの思う通りの展開になったということですか?
自分たちが負ける時は自分たちの色が出せない時に負けるので相手どうこうよりも自分たちがどうするかっていうところで課題としてやっています。

―今日のディフェンスのローテーションが良かったですけど、これについてはどうでしたか?
僕が入ってまだ1年目ということでローテーションの苦手な部分を大口(真洋)さんとか友利(健哉)くんとかが引っ張ってやってくれてるのと毎日毎日繰り返しローテーションの反復練習をしているので練習通りに出たのかなと思います。

―失点の少ない大阪というチーム相手に前半だけでかなり得点が取れたのは良かったのではないでしょうか?
友利くんが調子を上げてきていて、彼の3Pがぽんと入ってそれに引っ張られて僕らも外国人選手も点が取れたんじゃないかなと思います。

―相手チームに元チームメイトの青木康平選手がいましたが意識されましたか?
そうですね、怖かったですね。

―怖かったというのは?
喋ると怒られそうなので(笑)

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ジャメイン・ディクソン選手
早い展開に持っていけてアップダウンを非常に上手く出来て良かったと思います。あとリバウンドにフォーカスしていて取ることが出来ましたので、それで良いゲームになったと思います。

―リーグでも失点の低い大阪に対してはどういった対策をしていましたか?
非常に良いディフェンスをしていたと感じました。なので特にアップダウンで早い展開に持っていってディフェンスをさせないように意識して組み立てようと考えていました。

―今年コーチが変わりましたけど浜松のバスケットは変わってないですか?
前任者のヘッドコーチの元で長くやっていた河合ヘッドコーチなのでフェニックスのバスケットというのは変わらずアグレッシブ、タフに行くというのは何も変わってないです。

―河合HCも厳しいですか?
河合HCというのは自分たちの言うことも聞いてくれますし非常に良いコーチだと思ってます。選手がやりやすいような良い環境を作ってくれるのでとても良いコーチだと思ってます。