【プレミアム限定】千葉ジェッツ、大阪エヴェッサ、HCと選手へのインタビュー(12月2日)

■青木康平


-3連敗をした後の勝利をいうこですが、今の心境はいかがですか?
ほっとしています。

-悪い部分は出し切った感じ?
そうですね。昨日が最悪だったと思うので。昨日も我慢比べで、うちが我慢できなかったんですけど。今日みたいに途中で我慢できたことは大きな一歩だと思います。

-基本的にはディフェンシブにプレーして、最後に突き放していく、というのが今の大阪のスタイル?
多分、元々はそういう形だったと思います。昨年は僕も1回しか対戦していないのですが、その時に感じたのは、リンがすごいアタックをしかけ、ハーフコートバスケットをするという感じで。僕が入ったときもそうだったんですけど、それは僕自身嫌で、どんどんパスを出すようにして、決められていてももっとボールをプッシュしていこうというのを練習で言っています。だから、少し変わってきたと思います。それが良くなってきたときに、リンが(怪我で)抜けてしまったと思います。

-昨日はプッシュできるのに流れを切って、セットをする場面が見えましたあれが大阪のスタイルなのかなと。やりにくくないかと思って見ていました
リンがいれば良いと思うんですけど、今のチームではボールをもっと動かしていかないと。それが今、リンがいなくて自分たちができるスタイルはボールを動かせるスタイルなので。自分たちで自分の首を絞めてしまったという感じですね。

-一方、今日は青木選手を含めて2桁得点が4人いて、それが上手くいった?
練習でもボールをシェアしようとしていて、それが一番上手くいったのが今日ですね。リンが入ればまたちょっと変わると思うんですけど。

-次は秋田戦ということですが
秋田はやっぱり能力のある外国人がいるので。

-楽しみですか
楽しみですね。僕は秋田でプレーしたことがないので。会場の雰囲気が凄いですよね。

-沖縄や秋田は熱狂的ですね
やっぱり、ああいうところでプレーできるのはやはり幸せだし。アウェーでもやっぱり楽しいですよね。

-竹田選手や小淵選手、他の日本人選手についてはどう思いますか?今日も二桁得点は青木選手以外は外国人選手だったと思います
多分、タケ(竹田)は高松で成長してきたと思うんですけど、彼はロールプレイヤーだと思うんですよね。ガンガン点を取りにいくというよりかは、味方との合わせてで点を取る。そういったところをもっと自分でも伸ばしていくと思うし。一番気をつけてほしいのは、ターンオーバーとディフェンスでのギャンブルですよね。ここで崩れてしまう場面があるので。昨日も僕が招いたような形になったと思うんですけど、ターンオーバーやファールをしてしまったり。ただ、第4クォーターの大事な場面で出る選手なので。16試合が終わって、良い勉強をしていると思います。小淵に関しては大学のときから知っています。今は怪我から少しづつ状態を戻しているので。やっぱり、彼がボールを持つと落ち着くんですよね。2ガードのときは彼は助けてくれるし、僕も彼を助けるし。ゲームでバタバタすることはないと思うんですよね。彼ら2人は重要だし。ただ、小淵は点を取りにいける選手なので、いってほしいなと思います。

-やっぱり、青木選手にある程度マークマンが集中してくるかなと思います
僕が良いスクリーンをかければ、彼らはノーマークになると思うし。彼らには得点能力がないのではなくて、今までのチームでそれを求められていなかっただけだと思うので。練習を見ていても、得点能力がある選手なので。そこは僕もヘルプできると思うし。僕が点を取らなくても、チームが勝てば良いのです。そこは一番良い選択をしていきたいです。

-千葉の印象はどうですか?知っている選手が何人もいたと思います
チョモ(中村友也)がすごい頑張っていて。彼は今チャンスですよね。それに応えていると思うし。(板倉)令奈にしても、(田中)健介にしても限られた時間で頑張っていると思います。僕は結構気にしていますよ、(彼らの)スタッツ。(仲摩)純平にしても、キム(木村)にしてもそうですし。ただ、やっぱり、得点源の二人が抜けているので。そういった意味では1シーズン目、2シーズン目の東京アパッチ。ヘリコプターとピッペンがいたときのように、偏ったチーム。
もっと5人でボールシェアができれば、もっと怖いチームなるなという印象はあります。

-対戦した印象したは外国籍選手が強い?
僕がスカウティングゲームがはもっと(チームで)ボールを持っていたので。ただ、能力がある分、自信があるのはわかるし。コーチもオッケーを出していると思うので。ただ、それがうちにとってはラッキーでしたよね。うちはそこで我慢して、良いディフェンスができたと思うし。

-ゲームプランとして、ハーグローとスタテンの2人に長く持たせて、追い込んでいた?
いや、本当はボールを離させたかったですけど、僕らもいつダブルチームにいけば良いかわからないまま、ただ、ケビン・タイナーが出たときに自分ひとりで大丈夫ということでしたので、今日はディフェンスが上手くできたと思いますね。

-千葉のようにインサイドはあまりなく、アウトサイドか中に切れ込んでくるチームのほうがやりやいですか?
多分、秋田もこんな感じじゃないですか。得点の取り方が1人はアウトサイドにいて、1人は中に切れ込むことができる。そういった意味では彼らの動き次第では凄く怖いチームになるし。リングに向かってファールをもらえるというのは武器ですよね。逆にうちはアタックしてファールをもらえる選手はリン以外にいないので。

-ウェスタンにはあまりこういうチームはなく。どちらかといえば、インサイドに大きな外国籍選手がいるというチームが多いですね
そうですね。もし、リンがいれば相手はすごやりづらかったと思うんですよね。リンはプレーの幅が広いし、強いし、ファールを貰えるので。もしかしたら、リンがいれば凄くやりやすいのかもしれないですね。彼を止める選手もいないし、ウェインにダブルチームにいったら、誰かがノーマークになるので。

-今日フリースロー100%(9/9)だったと思うんですけど、改めて、そのコツは?
僕は今、メンタルコーチをつけているんですけど、縁があってサポートしてもらいたいと言ってもらえて。今はセラピーとか受けているんですけど。昨年、フリースローの確率が悪くて、本数も少なくて、いろいろと環境も変わって。どうしてもフリースローに対して決めなければという意識が強くて。その話をしたら、フリースローを決めなきゃ、と思った瞬間から脳はそれしか考えなくなるからと。今打ち方を変えているんですけど、もらったらある一定の場所を見ているんですよ。(フリースローが)それを見る行為だと思えば、あとはシュートを打つだけなんですよね。だから、入る、入らないというのは気にしていなし。もちろん、練習はめちゃめちゃしているんですけど。そのメンタル的な部分が大きいじゃないですか。だから、そのアドバイスを受けたのは大きいですね。

-シュートフォームを自体を変えた?前のめりになっていると感じました
今日に関しては腕を痛めていて。朝のシューティングで3Pシュートが届かないくらいでした。ずっと治療を受けて、それで打てたという感じで。ただ、影響はあったので、足を使って打ったら、前のめりになったということです。正直、いっぱいいっぱいでした。

-じゃあ2週間くらい間があくのは
ラッキーでしたね。今の時期は(首位)レースにのっていれば良いので。自分自身はコンディションを整えるだけだと思うので。ゲーム感覚さえ失わなければ問題ないと思います。

-昨日負けて首位ではなくなったが、それも問題ない?
問題ないですね。あがるために1月2月は我慢して、3月からですね。

-秋田戦に向けての抱負は?
ガーデナー、リッキー・ウッズと変態2人がいるので(笑)その2人が点をとって、日本人がディフェンスを頑張るというスタイルですよね。だから、2人どちらかのファールをこませたいですね。どちらかがいなければ勝機はあるし。うちはリンが戻ってきて、今日のバスケットができなくなることは怖いと思いますね。そこは練習から意識していきたいです。