10月30日千葉ジェッツ試合後のインタビュー

10月30日(日) 千葉県市川市の千葉商科大学で行われた千葉ジェッツ対高松ファイブアローズの第2戦の試合後のインタビューです。
(取材・文=定山 敬)

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写真:(C)CHIBA JETS

石田剛規選手

―ここまで6試合戦ってきましたが、改めてbjリーグの印象は?
バスケットボール(という競技それ自体)は変わらないので、何が違うとか、どこが違うとか、どちらが上とかそういうことは感じたことはありません。どれくらい自身のパフォーマンスが出来るかどうか考えていく中では、ブースター(の存在)も含め、プロだと感じますね。
環境にしても自分たちの練習、試合においても全てに自分たちはプロなのだと感じる事が多いですね。

―エリック・ガードーHCの印象?
選手の事を尊重しリスペクトしてくれます。自分たちの良い所を伸ばしてくれるコーチです。感情や気持ちの面でも良い刺激を与えてくれますし、外国籍の選手たちもエリックと同じチームでプレーし、気持ちを引き継いでいるので、戦うということでは刺激を受けています。

―コーチから求められている役割は?ポジションという意味ではなくコート上での役割?
常に3Pシュートを決めることは私自身意識していますし、コーチをそれを求めていると思います。私自身は外国籍の選手に負けないような気持ちを表現することで、日本人選手、外国籍の選手を引っ張っていけると思っていますので、戦う気持ちも意識してやっています。

―他のチームと比較しても選手層が厚く、特に日本人選手は出場時間を分けあっていますが、出場時間に不満はない?
特にないですよ(笑)

―自身のエゴをもっとコート上で出したいと思うことは?
日本人選手特有と言うか、アンセルフィッシュ(unselfish)な選手が多いと、よくコーチは言います。自己中心的な選手は居らず、チームプレーを尊重する選手が多いと言われます。チーム全員がその事を理解している、分かっているメンバーが集まっていると思います。お互いに相手をどうやって活かせるかを考えているので、出場時間に対する不満やエゴではなく、より良い協調性が出ていると思います。勿論、協調性だけでは戦っていけないと思いますので、コートに出た選手がどれくらいアピール出来るのかは意識しています。

板倉令奈選手

―試合を振り返っての感想
個人能力、選手層の面でも優っていると思うので、基本的な事をしっかり出来れば点数を離す事が出来ると思っていました。第4Qの出だし少し危ない所もありましたが、良いゲームだったと思います。

―開幕からスタートでこの2連戦スタートから外れましたが、コンディションの問題?
いいえ。組み合わせと言いますか、試していることもありますので。コーチはあまりスタートとか気にしていないですし、コーチが考えていることもあると思います。私自身も気にしていないですね。

―絶対スタートで出場したいというこだわりはない?
ないです。勿論試合には出たいですが、スタートでなければいけないとかは無いですね。

―今日は出場時間を考えると効率的に得点したと思いますが?
攻め気を出して挑みました。ディフェンスの面でもう少しヘルプサイドやチームでの約束事を決めているので、その部分を毎試合徹底していきたいです。まだ出来ていない所があったかなと。

―コーチの印象?
コーチによって自分の色がありますね。日本人コーチも勿論色々なスタイルを持っていますが、
特に外国人コーチはコーチによって全くやり方が異なりますね。アグレッシブに行け!というコーチなので、今までのバスケ経験では初めてのタイプで、新鮮ですね。
まだ自分が(コーチの求めることを)出来ていないことも分かっているので、チーム全員で出来るようになった時にどんなチームになるのかが楽しみです。

―コーチから求められる役割は?
日本人、外国人に関わらず全員が積極的に得点を取りに行くを求められています。チーム全員が相手にとって恐怖、脅威となる選手になろうというのが、コーチが求めることです。

―次節から秋田との試合ですが、秋田には思い入れもあるのでは?
高校3年間(能代工業)に居たので、友人やお世話になった人も多いです。今年の夏のインターハイ前はOB戦で10年ぶりくらいに母校に顔を出し試合しました。

―秋田と首位決戦になりますが?
そうですね。今日のような試合にはならないと思います。レギュラーシーズンですけど、プレーオフのような雰囲気になると思いますので、ここで勝たないとこの先のプレーオフで不利になりますし。

―苦手意識を作りたくない?
そうですね。秋田のスタイルは(昨シーズンの)浜松のスタイルだと思いますので。

―秋田はかなり変わったと聞きますが?
プレシーズンの印象は(昨シーズンの)浜松のような感じを受けたました。似てる印象ですね。
3Pシュートも多いと思いますし、やり難い相手ですが、しっかりスカウティングして勝ちたいと思います。

モリース・ハーグロー(Maurice Hargrow)選手

―今日の試合を振り返って
今日はチームで勝ち取った勝利だと思います。毎日ハードに練習している成果を見せることが出来たと思います。

―カタールのチームからコーチと一緒にプレーしていると思いますが、コーチの印象は?
今までプレーしてきた中では一番のコーチだと思います。日本のbjリーグでもまた彼の元でプレーできることを嬉しく思いますし、光栄です。試合後にも言っていたと思いますが、選手、チーム、ブースターも全て一つの家族なのだと。練習でも常にそう言っています。

―コーチから求められている役割は?
コートの中外共に一人のチームメイト、選手として一生懸命やることです。コート上ではチームリーダーです。