三菱、若手が活躍、ベテランがアドバイス、チーム全員で掴んだ勝利(93-68)

10月23日(日)愛知県体育館で行われた三菱電機ダイヤモンドドルフィンズvsレバンガ北海道は、出だしこそレバンガ主導であったが、第2ピリオドで栗野選手、宍戸選手、ジャイ・ルイス選手のファールトラブルから流れは三菱に傾いた。後半は終始三菱ペースでレバンガに思いどおりのプレーをさせず25点の大差で圧勝。勝率を3勝3敗とし、三菱はリーグ4位に再浮上した。

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スコアボード

10月23日(土)14:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ 20 26 25 22 93
レバンガ北海道 23 10 14 21 68

【スタート】
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ:#1ロン・ヘール、#7五十嵐 圭、#10中川 和之、#11鵜澤 潤、#23湊谷 安玲久司朱
レバンガ北海道:#1野口 大介、#9折茂 武彦、#11桜井 良太、#50ジュフ 磨々道、#55ジャイ・ルイス

【レフリー】
山田 巧 / 山内 俊幸 / 宇地原 尚彦

【主な個人スタッツ】
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ:ロン・ヘール18得点10リバウンド、安部 潤12得点、遥 天翼11得点
レバンガ北海道:ティロ・キレット18得点、ジュフ 磨々道13得点12リバウンド、折茂 武彦11得点

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三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ

アントニオ・ラングHC
―今日の試合を振り返って
選手みんなが頑張って、ゲームプラン通りに徹底して試合を運ぶことが出来ました。それに今日は集中して試合に臨むことが出来たと思います。昨日の負けがフラストレーションが溜まるような試合だったので、その後に今日みたいな試合が出来たことがすごく嬉しかったです。

―昨日から今日にかけて修正した点は?
精神的なものだけです。相手がシュートを外していたというのがありますけどね。相手はディフェンスをよく変えてきて、プレッシャーディフェンスとかよくあったので、それをどうアタック出来るかというのを修正したぐらいです。それが昨日といちばん違ったんじゃないかな。

―安部選手の活躍が目立っていましたが
安部は若い選手で、毎試合上達してきているし、今日はターンオーバーが少なかったんですが、それが彼のいちばんの課題ですから。うちのチームの良いところは安部みたいな若い選手が調子が良くてずっと試合に出ていても、ベテランの選手たちがそれを応援してアドバイスをします。それは他のチームでは普通あまり見ない光景です。自己中心ではなく、みんなで応援し合っています。それは大事なことだと思います。

―勝率が昨シーズンより大幅に上がっていますが、今シーズン変えてきた点は?
去年との大きな違いは去年はHCとして1年目だったので、自分もみんなも慣れていませんでした。今はどういうフィロソフィーでどういうバスケットをやりたいかというのを選手たちも理解してきたし、コミュニケーションが出来てみんなが揃っているというのが大きいと思います。

―来週の東芝戦に向けて
北HCは新しいHCですが、若いけど良いHCですし、去年のうちを思い出します。同じように6連敗して…、でもうちはそこから2連勝したので、本当にタフな試合になると思います。意識を強く持っていかないと危ないんじゃないかな、と思います。

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安部潤選手
―今日の試合を振り返って
スタートはあまり良くなかったんですけど、その後修正出来て、チーム全員で戦った結果が試合にも現れたと思います。

―安部選手のプレーが三菱の良い流れを引き寄せていたように見えました
そんなに意識してはやってないですね。コートに出た時に自分自身が出来ることをやっているだけなので。

―安倍選手自身のコンディションは?
ちょっと体調を崩してて、あまり良くなかったんですけど、出たらやるだけです。

―来週の東芝戦に向けて
相手は今6連敗中で去年のうちと同じ立場であるので、立場としてはわかっています。そういうチームに対して(勝負を)受けるんじゃなくて、挑戦者の気持ちで臨みたいと思います。

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遥天翼選手
―今日の試合を振り返って
まず、勝って良かったと思っています、本当に。3連敗をストップさせることが出来て良かったです。

―遥選手がコートに出ている時は常に活躍していたように見えましたが、今日のコンディションは?
いつも通りですね(笑)けど、昨日眠れなくて…

―試合のことを考えて眠れなかった?
試合のことは考えないようにしています。(試合のことを)考えてしまうと眠れなくなってしまうので、考えないようにしています。

―昨日と比べて良かった点は?
チーム的には僕たちが前の週に練習してきた相手のセットプレーへの対応が全然出来ていなかったので、もう一回試合前に確認したことが良かったと思います。あとはトランジションディフェンスの改善が出来て、結果ディフェンスも機能し始めて速攻につなげることが出来たので、そこが勝因だと思います。
個人的にはいつも、出たらやってやろうっていう気持ちでやっているんですけど、昨日、僕の中でもっと一対一で抜けるな、と思ったので、今日はそこを意識してみたら、うまくドライブで点につながったんじゃないかと思います。

―来週の東芝戦に向けて
今週の1戦目のように対策してきたのに成果が出せないということがないように1週間ちゃんと相手のオフェンスを守れるように準備して、それが出せれば勝てると思うので、自分たちのバスケが出来るように頑張りたいと思います。

―東芝で気になっている選手はいますか?
こう言ったらマズいかもしれないんですけど、(篠山)竜青の活躍が敵ながら嬉しいです。大学時代一緒にやってきたので、同じルーキーとして活躍してるということを嬉しく思います。

―篠山選手とは新人王争いすることになると思いますが…
僕は(新人王については)あまり意識してないですね。意識したくないです。なんか、そこを意識したら自分のプレーが変わっちゃうような気がするので。それは関係なしにコートに出たら目の前の敵を倒すという考えだけでプレーして…、結果それが(新人王に)つながったら良いんじゃないかと思っています。