ディフェンスから東芝のバスケを~東芝 北卓也HCインタビュー~

2011-12シーズン開幕の特集としてJBL各チームのヘッドコーチ、新人(または注目選手)へのインタビュー。今回は東芝ブレイブサンダース、北卓也HCです。

(インタビュー日付:2011年10月5日/文=定山 敬)

********************

北卓也HC

―今季の目標は?
優勝です。

―目指すバスケのスタイルは?
やはりディフェンスです。ずっとこの東芝でプレーしてきましたが、このチームはディフェンスが良いチームです。選手時代もそうですし、(アシスタントかヘッド)コーチになっても、今も変わらない理想です。
ディフェンスは好不調の波が少ないですし、しっかりやれば勝利を勝利が近づきますので、目標はディフェンスの良いチームですね。

―そのディフェンスの完成度は?
基本はマンツーマンディフェンスですが、1対1がしっかり守ることが出来れば、ヘルプも必要なく成ります。春先からやってきていますが、完成度という意味ではまだまだ。リーグが始まってからどれくらい成長できるのかだと思います。何試合か練習試合もやっていますが、そこではまずまずかなと手応えを感じています。

―オフェンスも含めて、まずまずの手応え?
そうですね。外国人選手も含め、ある程度のところまで来ていると思います。まだまだやり込まないとタイミングなどの細かい所、精度は上がらないと思います。

―新加入の二人について
篠山竜青(新人)と勝又穣次(北海道から移籍)。ファイ・サンバは新加入ですが、帰化申請の件もあって、試合には出場出来ません。外国人選手の怪我などで入れ替える可能性もありますけど。

―新加入の選手を含め、キーマンは?
特に「この選手」はいません。ポイントガードが3人(宮永 雄太、山下泰弘、篠山竜青)いますが、宮永は元々2番(SG=シューティングガード)からコンバートして、今年3年目の山下はまだ試合経験がまだ多くないですし、篠山はJBL一年目。そのポイントガードがしっかりコート上で指揮を取れるかどうかでしょうか。未知数な部分もありますが、試合の中で誰か一人が良いプレーしてくれれば良いのかなと思っています。

―その3人(宮永 雄太、山下泰弘、篠山竜青)でローテーションしていくことになるのでしょうか?
ガードを3人で回すチームはないと思いますね。3人の持ち味がありますから、対戦チームによって彼らの良さが出てくるのではないかと思います。ベースはやはりディフェンスですから、しっかりやって欲しいと思います。

―警戒しているチームは?
全チームですね。(他のチームから)うちはどう見られているか分かりませんが、このチームには勝てるであろうとか全くありません。現行のルールでは同一カード2連戦で、初戦勝って次の試合で負けたりする傾向もありますので、連勝していくことが重要になると思いますし、連敗もしない事も重要ですね。楽に勝てるチームは無いです。

―東芝ファンに向けて抱負を
ディフェンスからチームバスケを展開し、1戦1戦たたかって優勝したいと思いますので、沢山の声援宜しくお願いいたします。