トヨタへの憧れ~二ノ宮康平選手インタビュー~

2011-12シーズン開幕の特集としてJBL各チームのヘッドコーチ、新人または注目選手へのインタビュー。今回はトヨタ自動車アルバルク期待のルーキー、二ノ宮康平選手です。

(文=定山 敬)

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二ノ宮康平選手

―トヨタに来た経緯を教えて下さい。
幾つかのチームから声をかけてもらえったのですが、小さい頃からトヨタに憧れがあったので決めました。昨シーズンのトヨタのプレーを見ていて、自身がこの中に入ることが出来ればもっと上手くなれるかもしれない、そういった期待感も理由の一つです。憧れが一番大きいです。JBLの中ではトヨタが一番好きでしたので。

―出身は東京?
いいえ、埼玉です。中学からずっと東京の学校でした。
(思い出したように)関東を離れるもの嫌だったのでトヨタに決めました。

―JBLと大学の違いを感じますか?
感覚が全然違いますね。外国人選手もいますし、ディフェンスも厳しいです。スクリーン一つとっても、かけ方も全然違います。一つ一つの細かい感覚が違います。大学では通るパスもJBLでは通らない、上手くいかないプレーもあります。最初の頃、練習に来始めたばかりの時は、早く慣れないといけないなと危機感を持ちました。

―JBLに限らず憧れている選手は?
憧れているというか、普段は正中岳城、伊藤大司選手とプレーしていて、日々刺激を受けています。中学、高校、大学とプレーしてきて、同じポジションで身近に凄い選手が居なかったので、二人のゲームメイクを見て尊敬しています。気持ちの面でも良い状態でプレー出来ているもの二人の先輩のおかげです。

―刺激? 生活すべてですか?
今言ったのはバスケの面です。日々の生活も面白い先輩ばかりなので楽しいですね(笑)
本当に面白い人ばかりです(笑)

―監督に怒られることは? 学生と異なり怒られることもなくなったと思いますが
いいえ、結構怒鳴られますよ。怒られますね。怒るにしても理にかなっているというか、考えて怒りますけど。勿論、その後のフォローもしっかりしてます。

―厳しい?
他のチームの監督より厳しいかもしれません。練習も先輩方の話ではリーグで一番厳しいと言ってましたから。

―自身がアピール出来る部分と反対に足りていないと感じる部分は?
速い展開でバスケして、ボールを早くフロントコートに運ぶこと。早く運んだ分だけオフェンスに時間がかけられるので、しっかりゲームコントロール出来ると思っています。ノーマークであればしっかり得点出来ること。
最近足りていないなと思うことは、チームの戦術というかチームにまだしっかりと馴染んでいないことです。
例えば、ピックアンドロールではガードが非常に重要になります。そういう場面でまだ(ピックアンドロールをかけ合う)外国人選手に先輩方と比べても信頼されていないと思っています。まだ一つ一つの状況判断が甘いです。二人の先輩(正中、伊藤)を見て日々勉強してます。

―自身の目標とチームの目標
チームの目標はリーグとオールジャパンの2冠です。個人では、先ずは試合に絡むことです。最初は少ないチャンスしかないので、そのチャンスをしっかり自分のものに出来るように頑張りたいと思います。

―ファンに向けて
チーム一丸となって優勝目指していきます。見ていて面白いバスケをしますので、応援宜しくお願いします。