兵庫ストークス、選手発表記者会見レポート

8月3日、兵庫県のノボテル甲子園にて、JBL2に今季から参戦する兵庫ストークスの選手発表記者会見が行われた。

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アスリートグリーン兵庫 田中浩一代表挨拶


本日は兵庫ストークス発表記者会見に皆様お集りいただきまして誠にありがとうございます。まずこのような場所で記者会見を出来る環境を作っていただきましたノボテル甲子園様、本当にありがとうございます。素晴らしい記者会見になるように全力で努めますので宜しくお願い致します。3月9日に産声をあげましたチーム、やっと選手達が集まりましてスタートを切ることが出来ます。丁度60年前の8月3日という日はアメリカでNBAが誕生した日になります。この時には二つのリーグに分かれているアメリカのリーグが一つになり、今繁栄しておりますNBAこちらが発足することが出来ました。私たち日本にあるプロバスケットボールチーム、二つのリーグに分かれておりますが、いつか一緒になり素晴らしいリーグが日本に出来上がることを祈っております。その時に兵庫のこのチームがいつでもナンバーワンを取れる素晴らしいチームになることを必死に願いながら、みなさんの応援を頂戴しながら、頑張っていければなと思っております。

8月13日にプレシーズンマッチを開催させて頂きます。こちらはパナソニック・トライアンズさんのご協力の元、神戸市中央体育館で実施するんですけども、今順調にチケットが売れておりまして、1階席はほぼ売り切れのような状態になっております。また2階席のほうは残っておりますけれども、こちらの販売の分も含めて皆様のご協力のおかげで順調に進んでおりますことをこの場を借りて御礼を申し上げようかと思っております。

10月に開幕します我がJBL2のリーグ戦があります。こちらに向けて現在兵庫初の音楽とダンスを融合したエンターテイメントチームの設立に向け、こちらのほうも必死に頑張っておりますので10月22日開幕を迎える日には皆様の前に素晴らしいエンターテイメント、スポーツ、音楽、ダンスを合わせたものを見せられるんじゃないかなと思っております。是非楽しみにしておいてください。

この後選手の紹介を致しますけれども今後皆様の前に選手がいろんな形で出ていくと思います。地域貢献活動、いろんなことをやると思うんですけども時には厳しく、そして時には優しくですね、私どもの選手を叱咤激励頂くことを宜しく御願い出来ればと思っております。みんな純粋にバスケットボールが大好きで兵庫県にバスケットボールチームを作りたい、そしてチャンピオンになりたいと非常に熱い想いで集まってきております。この熱い想いを皆様と一緒に共有して来年の3月に皆様と祝杯をあげられればなと思っております。是非引き続き熱いご声援を宜しくお願いしたいと思います。最後になりますけども先ほど皆様多くのスポンサー様、個人様のご案内をさせて頂きました。本当に私達のチームということを私は一度も思ったことが無いです。ここにいらっしゃる皆様含めスポンサー様、個人様、あとは観客の皆様、バスケットボールをやってる子供たち、皆さんのチームだと思いますので是非とも引き続き熱い応援を頂ければと思います。本日はありがとうございます。このあと選手の紹介を致しますので宜しくお願い致します。

BTテーブスHC挨拶


皆様宜しくお願い致します。皆様の前に並んでおります兵庫ストークスの選手、私どもは本当に慎重にセレクトして参りました。私達が掲げるディフェンシブチームを忠実にこなせる素晴らしい選手が揃っていると思いますし、その選手達をわたしはすごく誇りに思っております。

ここ2ヶ月間彼らは本当に一生懸命練習をしてきてます。非常に熱い体育館の中で本当にハードワークを行ってきてます。そして今私たちは8月13日のパナソニックとの試合に向けて一生懸命トレーニングを積んでおります。このチームは先程も申し上げた通り掲げておりますのがタフなディフェンシブチームを作っていくことを目標に掲げております。その中で精神的にも物凄く大変なことを強いることになると思いますし、これから非常に大変なトレーニングになっていくかと思います。そんな中でこのチームからキャプテンを今日発表したいと思います。通常日本ではキャプテン、副キャプテンと二人整えますが、このチームは二人のキャプテンがいることを皆様に発表したいと思います。まず一人目が長尾強司選手、そして中村大輔選手です。

我々のスローガン「オールアウト・オールゲーム・オールシーズン」と2011-12年のシーズンは掲げたいと思っています。その中に込められた意味ですが、オールアウトは常に私たちが100%の努力をし続けること、オールゲームは試合の初めから最後まで、そしてオールシーズンはシーズンの初めから最後まで、この100%の努力を続けるということをこのチームのスローガンに掲げました。ありがとうございました。

兵庫ストークス選手挨拶

劉生 琢行(リュウセイ タク)選手
みなさん、こんにちは。兵庫ストークス0番劉生 琢行です。みなさんリュウと憶えてください。この度このチームの一員になれたことを光栄と思っています。みんなと一緒に子供たちに夢を与えられるように頑張っていくので応援よろしくお願いします。そして今年の目標としては、まずお正月からバスケットが出来るように天皇杯出場と、あとシーズン優勝を目指して頑張っていくので応援よろしくお願いします。

高松 英二(タカマツ エイジ)選手
背番号2番の高松 英二です。出身は加古川出身でこの兵庫県のチームに入れてとても嬉しく思っています。今シーズンの目標はチーム出来たばっかりでチーム一丸となりきれてないと思うんで一丸となってやることで、選手全員がライバルなんでそこでまず負けないようにして、試合にも負けないようにしていきたいと思います。よろしくお願いします。

松崎 賢人(マツザキ ケント)選手
背番号3番松崎 賢人、兵庫県出身です。シーズンまであと2ヶ月ありますが一日一日無駄にせずに一つでも多くのことを学びながらやっていきたいと思います。シーズンの目標は優勝ですが、優勝するために自分が何が出来るかとか、自分の役割をしっかり把握して優勝に貢献出来るように頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

井上ジョナサン(イノウエ ジョナサン)選手
みなさん、こんにちは。兵庫ストークス5番井上です。私は東京で生まれましたがほとんどの人生の生活はアメリカのノースカロライナで送ってきました。今回兵庫ストークスでプレーするということでまたこの日本の地に戻ってこられたことを非常に嬉しく思っています。シーズンまでとにかくフィジカル面、メンタル面、これからもっと強化してこのディフェンシブチームに貢献していけるような選手になりたいと思います。これからも日本語の勉強頑張ります。よろしくお願いします。

中村 大輔(ナカムラ ダイスケ)選手
兵庫ストークス7番中村大輔です。神戸市出身です。シーズンまであと2ヶ月になって自分自身のコンディショニングを高めてシーズンを迎えられたらなと思います。現段階でチームのメンバーが揃ったばかりなので、シーズンまでにしっかりとチームメイトとコミュニケーションを取って高めていきたいなと思います。シーズン開幕すると自分の120%の持ってる力を出してチームの優勝に貢献出来たらなと思います。応援よろしくお願いします。

谷 直樹(タニ ナオキ)選手
背番号9番、兵庫県川西市出身の谷直樹です。生まれてからずっと兵庫県でバスケットさせて頂いて、その後もプロという形で兵庫県でプレーできることをすごく誇りに思いますし、兵庫県の方々、子供たちに夢を与えられるようにプレーしたいと思います。シーズンの目標は全勝優勝というふうに思っておりますので、(開幕まで)あと2ヶ月ちょっとありますが、自分に何が出来るか考えて一日一日無駄にしないように頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。

長尾 強司(ナガオ キョウジ)選手
兵庫県淡路市出身、背番号11番の長尾強司です。まず今日キャプテンの一人としてコーチに指名されたので、そのキャプテンとしての仕事をしっかりこなして良い状態でチームが開幕を迎えられるようにこれから頑張っていきたいと思います。シーズンはもちろん優勝を目指して頑張っていくんですが、もちろんバスケットだけじゃなくて色んな面で兵庫県に恩返しをシーズン通してやっていきたらなと思うんで応援よろしくお願いします。

河相 智志(カワイ サトシ)選手
兵庫ストークス20番、河相智志です。広島県出身です。シーズンまであと2ヶ月なので、しっかりチーム全員でコミュニケーションを取り、向上して良い状態でシーズンを迎えJBL2優勝目指して頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

ジャワン・ベイリー選手
こんにちは。アメリカのテキサス州サンアントニオ出身のジャワン・ベイリーです。毎日一生懸命トレーニングをし、このチームで貢献しなきゃいけないことはディフェンスの部分で自分の持ってる以上の力を常に発揮出来るようにしていきたいと思っています。兵庫県に来てまだ少しですが、この地が本当に大好きです。これから頑張っていきますのでよろしくお願いします。

柳沢 伸典(ヤナギサワ シンスケ)選手
兵庫ストークス、背番号24番柳沢伸典です。埼玉県出身です。チームの目標であるJBL2優勝に向けて、自分が何が出来るか一日一日考えて大切に過ごしていきたいと思っています。みなさん、応援よろしくお願いします。

松山 晃士(マツヤマ アキヒト)選手
31番、松山晃士です。鹿児島出身です。シーズンまでにもっともっとコンディション上げてシーズンを通してチーム、個人ともにみなさんに何か伝えられれば良いなと思っています。応援よろしくお願いします。

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質疑応答

-今シーズンの目標は?(HCへの質問)
もちろんシーズンの目標はずばりJBL2のタイトルを取ることです。そして将来的に毎年JBL2のタイトルを取れるように育てていくのが私の仕事だと思っています。ヘッドコーチとして一番私がモチベーションが上がることと言えば、やはり特別な経験をすることだと思ってます。その特別な経験とは何かというと、やはりJBL2でタイトルを取り優勝するということです。このチームはまだ出来たばかりのチームです。それぞれの個性をひとつひとつありますが、それをひとつにしてそういった優勝という目的を達成していきたいと感じてます。

-JBL1には目標としてはいつごろ上がりたいと思ってますか?(HCへの質問)
ヘッドコーチとしてまず一言言えるとすれば、このチームはまだ出来たばかり。これからシーズンに入っていくということです。ただシーズンが終わった時にはJBL1のチームと対等に戦えるぐらいの力を付けているのではないかと思っていますし、それに向けてチームのほうを成長させていきたいと考えております。

-ユニフォームのデザインのコンセプトは?
(アスリートグリーン兵庫GM北村氏より説明)ユニフォームのコンセプトですが3月9日の時もチームカラーについて説明させて頂きました。兵庫県はすごく緑の多いエリアがあり、またスカイブルーが広がる空や海がすごく特徴的な県でもありますので、深い青の色と明るいグリーンの色を基調に作りました。デザインですがとにかくオーソドックスに。他のチームに比べるとシンプルに思われる方もいらっしゃると思いますが、我々のやらなければいけないことは本当にシンプルなことで、ひとつスローガンを決めてそれをどういうふうに達成させていくのか、シンプルなことだけれど難しいことだと思います。このシンプルさ、難しさというのも、このユニフォームのデザインに込めたと考えておりますので、白・青のこのシンプルな2つでシーズンを戦っていけるかと感じておりますので、そういった気持ちからこのユニフォームが誕生致しました。

-コーチにお聞きしたいんですがチームとしてどんな魅力をお客さんに見せていけるのか?
このチームの魅力というのは我々が掲げているハードディフェンスをこなせる、とにかくディフェンスがうまいチームだというところが魅力的なところです。通常チームというのはオフェンスがメインで考えるところが多いと思いますが、チームコンセプトにあげている通り、このチームはディフェンスというところで選手を選んでいますので、そういったところですごくディフェンスが上手く出来るチームだというふうに思います。

先程からディフェンス、ディフェンスというふうに言ってますがオフェンスのことを忘れたわけではありません。素晴らしいハードでタフなディフェンスをすることが素晴らしいオフェンスを生むことだと私は信じておりますので、そこらへんは二つ共通しているところだと感じてます。

-中村選手に伺いたいのですがキャプテンとして、またチームとしての役割は?
ヘッドコーチからキャプテンを長尾強司さんと任されて僕自身今年ルーキーで入ってきたわけですけども、キャプテンとしての仕事は特にやろうとは思っていなくて、ありのままの自分であるべきかなと思います。コートの中に入るとディフェンスの中心選手になって、しっかりチームメイトとコミュニケーション図りながらタフディフェンス、ハードディフェンスをおこなっていきたいと思っています。

-先ほどの社長のお話の中で音楽とスポーツを融合させたエンターテイメントを仰ってましたが、具体的なお考えがあれば。
(兵庫ストークスGM北村より説明)みなさんを驚かせたいなというか素晴らしいエンターテイメントというものを会場に来た時に「見る」のではなくて体で「感じて」もらいたいなと考えておりますので、今スタッフとチームを結成してそういった部分を毎日打ち合わせしている状況です。我々は兵庫県にチームを置いてますので、兵庫のチームだからこういったエンターテイメントを感じられたんだという演出を組んでいきたいと考えています。開幕戦に来て頂ければ問題は解決されるのではないかなと思っております。

-長尾選手に質問です。今ユニフォームに袖を通した率直な感想と、どんなチームになっていくだろうと想像できますか?
ユニフォームを来た感想は身が引き締まる思い。開幕は2ヶ月先なんですけどプレシーズンマッチもありますし、戦闘モードになってきてるなっていうのが率直な感想です。チームなんですけど、11人の選手それぞれ個性があってまだチームとしてまとまっては無いですけど、その個性がまとまるとすごい力になるなっていうのは日々の練習で感じているので、そういうみんなの個性っていうのを一つにまとめていけるように、個性が出せるようなチームにやっていきたいと思います。

-劉生選手に。チーム内での役割は?
自分は背番号0を選んだ理由としては兵庫に来てもう一度ゼロからスタートしようという気持ちを持ってこの背番号を選びました。このチームにおいて自分の年齢は中堅的な存在になってきてるんでキャプテン二人を支えられるような存在で、コートの中で声を出してベンチにしても声を出し続けるということをやっていきたいと思っています。

-ゲームの中ではどういった選手に?(引き続き劉生選手への質問)
うちのチームのスタイルといいますかディフェンスをハードにやることももちろんですし、オフェンスにおいてもセカンドチャンスを作れるようにたくさんリバウンドを取って頑張っていきたいと思います。

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会見後インタビュー

BTテーブスHC
-これから新しい外国人選手を獲得する予定はありますか?
もう入ってきません。このままで十分。井上ジョナサンは国籍は日本ですけどアメリカ人みたいで運動神経は良いけどバスケットのテクニックはまだまだです。そんなに外人選手に頼りたくないんですね。もちろんジャワンはNBAレベルの運動神経で、他の日本人選手も運動神経が良いし、面白いチームだと思います。

-13日のプレシーズンマッチ、パナソニックの選手達はサイズのある選手が揃ってますけど、それに対してどういった対策を練ってますか?
青野選手が試合に出るかどうかはわからないです。ただいろいろやってみようと。(高さ勝負になったら)ジャワン・ベイリーに頼らないといけないけど。JBL1のチームですから勝つことは当たり前、でもうちはどうしても勝ちたいんですよ。プレッシャーは全然かけられてないんです。(対戦することで)いろいろわかってくると思います。

-JBL2の中でライバル視しているチームというか手強そうだなと思っているチームはありますか?
何回も優勝を取っている豊田通商はもちろん決勝で戦いたいですけど、うちはどんな相手でも全部勝ちたいです。その話を練習でよくしています。どうしても試合の結果が出ます。でも結果のことをそんなにたくさん話していないけど、「どうやって勝つことが出来るか?」という話が多い。もちろんそれはディフェンスからですね。精神的に強い選手を育てたいです。

長尾強司選手(写真右)

-13日プレシーズンマッチですけどJBL1のチームと対戦する機会はなかなか無いと思うんですが対戦するにあたっての意気込みはありますか?
もちろん相手はJBL1ということで僕達よりはリーグは一つ上のリーグなんですけど、まずは自分達のやってるバスケットをするっていうことを一つの目標に(したい)。で、自分達のバスケットをした上でJBLのチームにどこまで通用するのかっていうのを試して、その開幕までの2ヶ月で通用した部分、通用しなかった部分っていうのを整理し直して開幕に良い形で迎えられるようにプレシーズンマッチはすごい大事だなと思っております。

-パナソニックには多くの代表選手がいます。マッチアップしてみたい選手、対戦して楽しみだなって思っている選手はいますか?
代表合宿みたいもあるみたいなんで(試合に)いるかはわからないんですけど木下選手っていう選手は自分と同じであんまり身長も大きくないんですけど、ガードとしてすごい尊敬出来る部分があるんで、木下選手とマッチアップはしてみたいなって思ってます。

-このチームはディフェンスをコンセプトに掲げていますが具体的にはどういうディフェンスをしたいですか?
ディフェンスっていうのは「守る」っていうイメージがあると思うんですけど、守りながら例えばトラップを仕掛けたりとか積極的に。ゴールを守るんじゃなくてボールを取りに行くっていうそういうディフェンスをコーチはやろうとしてます。まだそんなに多くは出来てないんですけど、そういうふうにやっていこうとは言ってますね。