千葉ジェッツ、チームトライアウト開催

7月17日(日)東京三鷹の横河電機体育館にて、bjリーグ、千葉ジェッツのトライアウトが行われた。千葉ジェッツ初代HCのエリック・ガードー(Eric Gardow)らが見守る中、総勢36名の選手がトライアウトを受験。
参加した佐々木正寧選手は「30歳になりました。遅れてきたルーキーですが、泥臭くやりたいです。」と語り、入団をアピールしていた。
ジェッツ代表取締役、梶原健は「沢山の選手の参加に感謝している。1回だけのトライアウトでは選考が難しいので、今後、何人かの選手にはチーム練習に参加してもらい見極めていきたい」と語り、トライアウトの手応えを感じていた。
合否は1週間以内に、合格者のみに伝えられる。

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エリック・ガードー(Eric Gardow)HCインタビュー

トライアウトの感想
トライアウトに参加できる、この機会に満足しています。千葉ジェッツ最初のシーズンに関わることが出来て非常に幸せです。
何人か才能のある選手を見ることが出来ました。これからチームスタッフと協議して総合的に判断して、結論を出したいと思います。
現段階で6名の選手と基本合意しているので、残りの何人かをこのプロセスから決めることになると思います。
参加してくれた選手に感謝しています。

来日前に日本(また日本のバスケット)についてどれくらい知っていましたか?
来日前の2つの事を感じていました。一つは日本の文化(カルチャー)が大好きだということ。2007年にカタール代表監督として来日し、日本代表と対戦して日本バスケットのスタイルに興味を持ちました。まだまだ潜在能力を引き出せる、可能性のある選手が多いと思いました。

自身のバスケスタイルは?千葉ジェッツをどういうチームにしていきたいと思いますか?
一言では答えることが出来ない質問です。一番大切なのはチームとして機能させることです。
選手にはバスケットすることを楽しんでもらいたいですし、ブースターに見られる事も楽しんで欲しいと思っています。
練習を開始してから、柔軟性高くチームの方向性を決めていきたいと思います。日本人選手、外国人選手を考慮してチームのバランスを取っていくことになると思います。
オフェンスとディフェンスのどちらか重きを置くかと言えば、ディフェンスになると思います。ディフェンスがオフェンスのペースを決めますので。

ディフェンスを重要視するスタイルはカタールの時と同じですか?
カタールで指導していたときは、もう少しハーフコート寄りのバスケットでした。カタールでは戦力に限りがあり、6、7人のローテションでチームを回していましたが、bjリーグでは第2クウォーターの日本人選手の出場時間が重要になるので、8、9人のローテーションにしてきたいと思っています。
チームの方向性としては得点やリバウンドも重要ですが、ボールの保有率(ball possession)が最も大切になると考えています。ボールの保有率(ball possession)を一番に考えれば得点回数を増えますし、相手の攻撃回数を減らすことが出来ますし、必然的に勝利につながってくると思っています。