4月9日(土) 京都ハンナリーズ vs 大分ヒートデビルズ 試合後インタビュー

4月9日(土) ハンナリーズアリーナで行われた 京都ハンナリーズ vs 大分ヒートデビルズ 試合後インタビューです。

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4月9日(土)18:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
京都ハンナリーズ 21 13 19 30 83
大分ヒートデビルズ 19 16 11 17 63

【スタート】
京都ハンナリーズ:#0瀬戸山、#2ウォーレン、#7ラウーフ、#9仲村、#54トリム
大分ヒートデビルズ:#0佐藤(博)、#3鈴木、#23佐藤(公)、#33ロティック、#34ジョンソン

【レフリー】
伊藤、漆間、関口

【観客者数】
928人

【主な個人スタッツ】
京都ハンナリーズ:ウォーレン19得点19リバウンド、トリム18得点13リバウンド、瀬戸山6リバウンド4アシスト、日下7アシスト
大分ヒートデビルズ:ロティック22得点9リバウンド3スティール、ジョンソン11得点8リバウンド3ブロック

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京都ハンナリーズ

青野 和人 HC
―今日の試合の総括について
やはり向こうがこう、言い方は悪いかもしれないですけど、負けて元々じゃないですけども、危機感のあるバスケットボールを最後の最後まで見せつけられて、自分達が勝っているにもかかわらず後手に回るような心理状態に陥り、第3Qまでゲームを動かせませんでした。ですが、やはりいろいろ前半で試していたことが後半にしっかり咬み合ってきて最後には結果が出たんですけども、明日同じようなシナリオをしていては更に強くなっていかないと思う。序盤の前半の17ターンオーバー、それはプロバスケットボールとしては非常に恥ずかしい数字なので、その部分を減らして本来の力をどんどん出していけるようにしたいと思います。

―日下選手とクライバー選手がデビュー戦ということで二人の出来はどうでしたか?
さすがベテランのポイントガードということで日下選手が途中ラウーフ選手をシュートだけに専念させ、しっかりとセットオフェンスを組む、そういう姿はすごく後ろに控えてる選手であったり、ポイントガードを目指す方達にとってはすごく良い勉強になったと思います。クライバー選手は身体能力だけでなくシュートタッチであったり、常に冷静にいつでも点を取りに行ける、そういう能力が高いので、本当に彼らを獲得することが出来て自分は本当に幸せだと思います。

―前半17ターンオーバーということで大分のチェンジングディフェンス、トラップディフェンスに苦労されてるなという印象だったんですが、どう修正しようと思ってましたか?
まずトラップというよりはトラベリングであったりラインクロスであったりハーフコートを越えた後のファーストパスへのトラップ、そこからのプレッシャーリリースへのパスが緩くて走りこんでいたデミアン・ジョンソンにスティールされるようなそういうのが大半を占めていたと思います。トラップのブレイクは瀬戸山選手が外から3分の3決めてるように、特にプレスによって苦しんだ、そこからのミスが生まれたという印象は自分は無かったです。また1週ゲームがあいたことや、新戦力の組み合わせ等でお互い呼吸が合わなかったりそういうところが前半はかなり重なったと思います。

―日下選手が7アシストしてるんですがチームには溶けこんではいるんですか?
練習の段階から自分の指示であったりチームのやるべきアサインメントを確実に遂行出来る選手なので、7アシストというのは今日のゲームに関しては逆に少ないぐらいものすごくゲームを動かしていたと思います。

―今後日下選手にどういった役割を期待してますか?
今日デビュー戦にしてはものすごく皆さんにわかりやすく伝わったと思うんですけどもポイントガードとしてのボールの回し方であったり、ゴール下の選手が良い形でシールをして良いポジションを取ってる時にそこに素早くパスを供給する。今日も一つインサイドからキックアウトしたボールをトップに返すふりをして、もう一度パスをしてレイアップを取ったようなシーンとかすごく印象的だと思うんですけども、そこがやはりしっかりとゲームを見てコートに立っているという彼の力だと思います。

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ゴードン・クライバー 選手
―試合の感想をお願いします。
今日は予定していたゲームプラン通りに上手くはいかなかったんですけど、良い形で終えることが出来たと思います。大分はすごく全力を尽くしてプレーしてきたと思うので明日はもっと良い戦いが出来ればと思います。

―チームに合流してある程度ですが期間が経ちましたがチームにはフィットしてきましたか?
1週間ゲームが無かったことがチームに馴染むにはとても良い時間になったと思います。自分としてはコーチに言われた通りにやってるだけです。

―京都のするバスケットボールに自分は合ってると思いますか?
自分自身としてはどういうスタイルでも合わせてプレー出来るかなと思ってるんですけども、このチームの中でもラインアップによっていろいろあると思うし、例えば小さかったり大きかったりいろいろあると思うんですけど、大きい時もこのチームは速さがあるのでそれに合わせてプレーできていると思います。

―埼玉ブースターにメッセージをお願いします。
埼玉の皆さんには来年良いシーズンを送れるようになれば良いなと心から思います。日本でプレーするのは今年が1年目になるんですけどいろんなことを学んできてるし、その埼玉で学んできたことを京都でも発揮出来るように自分自身全力を尽くしたいと思います。

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日下 光 選手
―今日の自分のプレーを振り返っていただけますか?
控えということで上手く流れを変えたいなと思っていた。チームとして前半ミスがリズムがなかなか掴めていなかったので。個人的にシュートタッチが良かったんですけど、入らなかったんですけど、それ以外のプレーはまぁまぁの出来かなと思ってます。

―控えから出ていく中でどういうふうには流れを変えようと?
まずは少しミスが多かったりしていたので、やっぱりそこを声掛けをしたりして無くすことを考えていたんですけども、そこが上手く最初のほうはいかなくて。まだまだ100%じゃないですし、でも徐々にある程度ですけど、上手く出来たと思っています。

―表情を見てるとバスケットボールが出来る喜び、ゲームが出来る喜びっていうのが伝わってきたんですが、そのへんはご自身はいかがでしたか?
正直仙台がああいう形で活動休止になって今シーズンプレー出来るとは思っていなかったので、京都から救いの手というかプレーするチャンスを頂いたので、コート上ではしっかり自分らしくプレーするっていうことだけを考えていました。

―ゲームの中で実際にコートに立ってやってみて連携面についてはいかがでしたか?
正直2週間しか経っていないので100%では無いんですけども、合流した時よりも確実に連携っていう部分では良くなってると思うので、あとはどんどんその連携の部分もステップアップというか上がっていくだけだと思うので、これからが本当に楽しみです。

―京都のブースターはいかがでしたか?
本当に温かいというか最後まで力強い声援をして頂いたので、そのおかげで今日も苦しい時に追いつかれそうな時も、良いプレーには拍手であったり声援であったりっていうのが本当に僕達の背中を後押ししたという、そういう印象をうけました。

―ラウーフ選手と一緒にプレーすることについては思うことはありますか?
本当に元NBA選手ということで彼から学ぶことがすごく多いと思うので、今までは敵としてすごい良い選手だなと思ってましたし、今度は逆に仲間として良いチームメイトとしていろんなことを吸収したいと思います。

―ポイントガードとして彼をどういうふうに使おうと思いますか?
彼は上背はないんですけどもシュートタッチが良かったり、一瞬のスピードっていうのがすごい速い選手なので、良いスクリーンを使ってあげて彼に打たせるプレーであったり、そういうのを積極的にナンバーコールをしていきたいと思います。

―今日復興チャリティーゲームという形でした。またナイナーズコールであったり、最後多くのブースターが募金活動に参加してくれてましたけど、どういうふうに感じてらっしゃいましたか?
今シーズン、仙台・東京・埼玉がプレーすることが出来なくなってしまったんですけども、「そういうチームのためにも」っていう京都ブースター、大分ブースターの気持ちっていうのがすごい伝わってきましたし、それに対して僕達プレイヤーもどういうふうに表現していくかってすごい考えさせられました。

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大分ヒートデビルズ

トニー・ハンソン HC代行
―今日の試合の総括について
まず前半と後半にわけまして、前半のほうなんですけどもうちのチームとしてよくやったように感じます。ハードにやってました。シュートも入ってました。それでターンオーバーを相手に与えたというところで評価は出来るんですが、後半に入って京都がいっぺんしてインサイドから攻めてくるのに対応出来なかった部分があって、その点からうちのシュートも入らなくなって、こういう点差に広がった。特に後半ですね、オープンな場面でシュートを打つ機会があったんですけどもシュートが入らなかったというところが大きな敗因になります。

話に聞いたんですけども相手チームにユニフォームに血がついたという話をききました。本当にタフに一生懸命やってるなというふうに感じました。私達も出来る限り一生懸命この状況下の中でやったと感じております。

―リバウンド数で30本差をつけられましたがこれについてはどう思いますか?
リバウンド数30本開いてるのは満足はしてないんですが、ただ私達のチームここ6ゲーム外国人選手が去った後ですね、サイズ負けしてるところがありまして、外国人選手二人いますけど二人ともガードでして、日本人も全員ガードというところで、京都さんのビッグメンが揃ってるのでハンデがある。全員でリバウンドするように指示を出してるんですが、やはりこういうリバウンド差が開く結果が出てます。

リバウンドについてもう一点。京都のディフェンスリバウンドが48本ありまして、うちのシュートは47本ミスしてるので妥当な数字だと思います。そういうわけでシュートをミスしてるのでこういうふうなリバウンドの数になると思います。うちがやることはオフェンスリバウンドを制限するということですね。ここが重要になります。今回京都さんがオフェンスリバウンド17本ありますけども、これが多いですか?って言ったら多いですけどもだいたい平均15本ぐらいあるんじゃないかなと思います。言い訳するわけじゃないんですけども17のオフェンスリバウンドというのは、うちの小さいサイズにとってはよく対応したと評価しています。

うちの選手全員ちっちゃいんですけども、さっきも言いましたがユニフォームに血がついたりするぐらいですね、本当にタフにやったと評価したい。明日はチーム一丸となってボックスアウトしてオフェンスリバウンドを制限するようにしていくのが目標です。うちはプリメーターからたくさんシュートを打ちますので、(京都の)ディフェンスリバウンドの数が増えてくると思います。今日はあまり入りませんでしたが明日は入れて良いゲームをしたい。

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マット・ロティック 選手
―試合の感想をお願いします。
率直な感想としてはイライラするところがありました。前半部分は良かったと思うんですけども後半部分ですね、チーム一丸となってない部分があってですね、こういう点差が開いたことにはイライラをしています。明日は40分続けて競争するように心がけます。

―前半上手くいったのは大分のディフェンスが機能していたからという部分があったと思います。明日のゲームも前半のようなディフェンスが出来ればチャンスが生まれると思いますか?
そうですね。オフェンスでもゴールを決めて、ディフェンスを固く守れば勝てるゲームにはなるかなというふうには期待してます。

―サイズが小さい中でのゲームで83失点というのは満足してますか?
もし勝っていたら満足していますけど負けるとやはり(満足出来ない)。

―今日はオフェンスが上手くいかなかったということにつきますか?
サイズで不利な部分はありますけどもスピードで対応する部分があるんですけども、今日はシュートが入らなかったことが敗因です。

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佐藤 公威 選手
―試合の感想をお願いします。
チャンスはあったと思うんですけど自分達のシュートパーセンテージが原因だったと思います。それに尽きるかなっていう感じですね。前半は上手くいってたんですけど、抑えるべきところを抑えられなかった。で、決めるところを決めれなかった。やっぱり今のうちのチーム状態だと外のシュートが入らないとゲームにならないんで、そういった意味で考えるとしっかりとオープン(なショット)を決めるってことが今後勝つ勝因になると思うんですけど。

―明日はそれを続けることが出来れば勝つチャンスはあると思いますか?
そうですね、やっぱり自信持って打つ。特に僕のスタッツなんですけど2Pの確率が低い。最低ですね。良くないんで。

―最近調子が良かったと聞いてますが。
調子が良いとは自分では思わないんですけど、今まで決められたところが今日は決めれなかったので。明日もゲームがあるんで明日は多分決めれると思います。