2月12日(土) 大阪エヴェッサ vs 新潟アルビレックスBB 試合後インタビュー

2月12日(土) 池田市五月山体育館で行われた 大阪エヴェッサ vs 新潟アルビレックスBB 試合後インタビューです。

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2月12日(土)18:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
大阪エヴェッサ 18 12 19 23 72
新潟アルビレックスBB 11 13 11 32 67

【スタート】
大阪エヴェッサ:#1ブラックレッジ、#3ナイト、#22田村、#33高田、#50マーシャル
新潟アルビレックスBB:#1澤岻、#16ダウィッツ、#25アシュビー、#30ヴィーズリー、#32池田

【レフリー】
石榑、平出、Gonzo

【観客者数】
1286人

【主な個人スタッツ】
大阪エヴェッサ:マーシャル19得点6リバウンド2ブロック、ブラックレッジ16得点15リバウンド3ブロック、ナイト14得点8リバウンド、田村13得点
新潟アルビレックスBB:アシュビー14得点11リバウンド2ブロック、アンドリュース10得点21リバウンド、澤岻6アシスト

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大阪エヴェッサ

ライアン・ブラックウェル HC
―今日の試合の総括について
ゲーム全体的には良かったんですけども、ただ第4Q入って8分過ぎぐらいから非常に向こうも難しいタフなディープからのシュートを決められたってところと、自分たちのちょっとしたミスと、あとFT15本ってところで、最後クロスゲームになってしまったとこかなと思います。その辺しっかり修正出来ればまた違ったゲームになったとは思うんですけども、そういうゲームでした。

―やはりもっと簡単に終わらせるべき試合でしたか?
単純に自分たちで集中力を欠いた点かなと思います。欠いたところで新潟さんのほうが良い集中が出来て、ディープな大きなショットを決められた。ここ数試合はいってるんですけども、最後までしっかり集中しきるってところがやはり大事。それ(集中)が出来てれば18点差とかそういうゲーム、簡単なゲームに出来てたのかなって思うんですけどね。そういう意味でいうと残念でした。

―今日のケビン・タイナー選手への評価は?
小淵がいなくなった中で、ヒロ(高田)を本来の2番の選手として活かせれるピュアポイントガードというかケビンは1番のポジションをよく理解してボールをコントロールできるし、クイックネスもありますし、そしてコートで人を探すっていう作業もしっかり出来ますので、そういう意味ではチームにインパクトを与えてくれて今日も非常に良い出来だったと思います。

―同じく勝久選手については?
まだまだフィジカル、コンディションのところで彼の本来のベストではないので引き続き彼が取り組むと思うんですけど、今シーズンもずっとチームに付いて練習とかいろんなところを見ていましたので僕達が何をしようとしているか、僕がどういうものを望んで練習しているか、チームの事情をよく知っています。その中で理解という意味で、(試合を)コントロール出来ているんじゃないかなと思います。ただやはり言ったようにコンディションの部分でまだまだ良くなる部分がいっぱいあるかなと思いますので非常に楽しみです。

―第2Q開始から終盤まで勝久選手とケビン選手を同時に入れたあたりからスコアが止まる時間があったと思うんですが、チームのコンビネーションは課題になってきますか?
実際コートに入ってプレーするのは初めてだったので、チームのケミストリーとチームワークのところかなと思うんですけども、非常に効果のあるディフェンスをしてくれてますので、一緒にプレーしていく時間が増えれば増えるほど徐々に良くなっていくと思っています。

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ケビン・タイナー 選手
シーズンの頭、こっちに来ることになってから、ようやくこの瞬間が来れたことを非常に楽しみにしてました。興奮する中でしっかりコントロールして抑えて辛抱強くプレーすることが大事だったんですけども、やはり楽しい瞬間でした。で、何よりも勝てたことが非常に良かったと思います。

―初めてコートに立ったとは思えないぐらい落ち着いてプレーされてましたけど、コートに立った時の感想は?
練習は通年、シーズン頭、初日からみんなとプレーしてましたし、小さい頃からやってる同じバスケットボールなんで、それも同じかなと思いますし、過去5年間プロとしてそれなりにプレーしてきましたんで落ち着いてチームメイトとプレーすることが出来たかなという感触です。

―今日の出来はご自身の中では予想通りですか?それとももうちょっと出来たのでしょうか?いかがですか?
しっかり何をすべきか準備してきたつもりですし、自分の強みを理解してますので、それをしっかりチームの中で、コートでやるだけかなと思ってましたので、落ち着いてプレーすることが出来たのもそういう今までの積み重ねと自分を理解してるところかなと思います。それによって勝てたということが一番嬉しいです。

―トップチームデビューは随分待たされた感じですか?
レギュレーションだったりチームの状況は自分でもよく理解してるつもりです。これまでリスト上、名前上は練習生扱いになってるんですけども、自分の心の中ではエヴェッサの選手の一員として練習もしっかりこなしてきて、この日のための準備をしっかりしてきましたので、そういう意味でいうとそこはあまり意識しなかったです。良いタイミングで良い準備が出来てきたかなと思います。

―今日の日までモチベーションを保つのは大変でしたか?
バスケットボールをプレーすること自体が僕にとって最高の喜びですので、モチベーションという意味では全く落ちてないと思います。もう日本に来ると決めて、プロでプレーすると決めた日から同じモチベーションを保って来てますので、そんなに難しい時間では無かったです。

―言える範囲で結構ですので、ご自分の強みは?
一つ目はスピード、自分のスピードは武器かなと思ってます。もう一つはコートをしっかり全体見渡して、僕がスコアする必要は無い、チームがどれだけ簡単にバスケットに向かってしっかりスコア出来るかってところを見ることが出来るっていうのも自分の強みかなと思います。スピードとしっかりコートを見渡せる目です。

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新潟アルビレックスBB

廣瀬 昌也 HC
―今日の試合の総括について
バラバラで何やってんだかよくわからない。チームが先週(浜松に)勝っちゃって。練習自体はそんなに雰囲気悪くなかったですけども、もう全く。もうそれぞれが、やろうやろうという気持ちはあるんだろうけども。全くシュートセレクションも良くない、イージーシュートは落とす、2点も決められなかった、やっぱ一番大きいと思うんですよね。大阪のインサイドに対してアタックかけてもFGが悪かったら、やっぱりなかなか勝てるチャンスはないだろうし。

なんかやろうとしてきたことが全く。練習でやってきたことが全く表現出来なかった。ですかね。もう面白くないです。切り替えていくしかないです。そんなこと言ってられないんだけどね、うちは。切り替えてところじゃないんだけど。それもわかってない。

―試合中に修正が難しい状態が続いた?
もう作戦でボードやっても全く違うことやるからね。集中してない、全く集中してない。みんな何かに取り憑かれたように個人個人がやらなきゃやらなきゃみたいな感じで。だから落ち着けって何度も言った。慌てるなって。インサイドしっかりついていけって。それもやりやしない。

― 一晩で修正というのは大変な作業ではないですか?
ま、それが仕事なんでね、やらないといけないと思います。

―第4Q終盤のタイムアウト時、コーチ同士だけで話す場面が多くありました。あれは具体的に何をしゃべってたんでしょうか?
みんな悪いからどうしようと。誰で勝負したらいい?って。ジュリアスも今日最悪よ。だけどあいつがうちの中心だから。あいつ外すわけにはいかない。あいつ無しで勝つなんてのは僕は考えてない。あいつとは心中するつもりでいるし、あいつとはシーズンずっとそれでやってきてるから。外そうかっていう意見も出たんだけども、やっぱりそれやってしまったらあいつと僕との信頼関係が崩れてしまうから、それは出来ない。そこですごく悩みました。

ビッグマン調子悪いし、ウィリーも良いんだか悪いんだかわかんないし、ザックはリバウンド頑張ってくれるんだけども、最後のフィニッシュ力が足りないし。イッサはまるっきり別人になっちゃってるし。もうどうすっかって話ですよね。だからもう最後3P、もうちょっと早くすれば良かったなって思うのは、日本人選手3人でいけば良かったなっていうのは反省ですね。

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ジュリアス・アシュビー 選手
―試合を振り返ってみていかがですか?
ちょっと全体的にひどい内容の試合だったと思います。特に自分自身の内容が良くなかったと思います。自分自身が原因だと思います。

―大阪がゾーンディフェンスをしいて、中が厳しく相当あたってきた、そういうディフェンスに対して自分のプレーが出来なかったということですか?
とにかくインサイドもアウトサイドもシュートが入らなかったということだと思います。そういうとにかくシュートが入らない状態で勝つ方法を見つけるのは相当難しいと思いますし、そういう中で自分自身無理にでも行こうとしたんですけど結局勝つことは出来なかったです。

―廣瀬HCはチームがバラバラだったと仰ってたんですが、それについてはどう思いますか?
自分達のリズムを見つけられなかったと思うし、普段自分達がやってるようなみんなでプレーするっていうことがしっかり出来なかったと思うので、しっかりと明日は自分達のリズムで、スピードでプレーしなきゃいけないと思ってます。

―リーグ首位の浜松に先週勝ったことで気が抜けた部分はありましたか?
いや、そんなことは無いと思います。勝ったり負けたりはシーズンの中で続いていることですから。とにかく自分達のリズムを見つけられなかった。大阪がチーム(新潟に対して)に何をしたってことではなくって自分達がリズムを見つけられなかったということだけだと思います。

池田 雄一 選手
―終盤追い上げてましたけど、(試合を通して)シュートが入らなかった原因は?
シュートが入らない原因?それは入るときもあれば入らないときもあるので、それほど大きな問題ではないと思うし、あとチームとしてちょっと集中力を欠いて、試合全体を通して集中力が足らなかった部分が多く見られたと思うし、相手のオフェンスも相手がやりたいようにやられたって部分もあると思うし、その点差・・・追い上げはしたんですけども、そういうゲームをしてしまったら最後は勝てないかなと思います。

―最後踏ん切りよく思い切って3Pを打っていたのは時間が無かったからだと思いますけど、明日に向けてはシュートタッチ的には取り戻した部分はありますか?
個人的にはその日その日でタッチが違うと思うんで土曜日の試合で割と良いタッチに終わっても日曜はどうなるかわからないし、本当に明日にならないとわからないし。なんとも言えないですね。最後のタッチが良くても。

―ゾーンの攻略についてはどう思ってますか?
今日ちょっとアウトサイドを多めにチームとして打ってしまった部分があるので、もう少しインサイド、ハイポストを有効に使えば良いアウトサイドシュートも打てるだろうし、そこからローポストに合わせることも出来るだろうし。もうちょっとインサイドを使ってゾーンを攻略出来たら良かったかなと思います。

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澤岻 直人 選手
―ちょっと”らしく”ない試合でしたが、チーム全体的に。振り返っていかがですか?
本当にらしくないですよね。

―コントロールしてて、もどかしい表情が結構ありました。ゾーン攻略がポイントでしたがちょっと上手くいかないところがありましたか?
完全に多分(大阪の)50番(ウェイン・マーシャル選手)に意識したんでしょうね、外国人が、今日の試合は。彼に中も外も上手いようにやられて、オフェンスが全く機能せずパス回せば良いのに全部自分でシュート行って。ぽろぽろ落として。

―そこに尽きる?
いや、まあそこだけじゃないけどね。やっぱりチームとしてやろうとしていることを理解してなかったり忘れてたり。するとこっちとしては、こうすればコントロール出来るだろうと思ってやってるけど、それすら出来ないっていうシチュエーションがよくあるし、良い形でシュートを打って入らないなら頑張ろうでいいけども、毎回同じようなミスをする。ってなるとオプションが無くなってきますよね。それはもう決められたオプションで、時間が無い時にボールが戻ってきて、じゃあまたトップから1対1、ガードが切っていく・・・そうじゃないでしょう。そうじゃないっすよね、バスケットって。そうだとしても僕はそういうタイプじゃないから。そんな1対1が強いわけじゃないし、ダンクできるわけじゃないし、フィニッシュ力あるわけじゃないし。だから今日もテンポあげようと思って走るけども、(相手の)外人選手にブロックされてるし。

リズムをどうやって自分達のところに持っていくかだよね。良いリズムになりかけたと思ってハイポスト、2Qあたりハイポストアタック、ハイロー上手くやってるからハイポストに球を入れても、ワンドリ(ブル)、ツードリブルでボールをなくしたり、そこでシュート打っちゃったりとそういうこともあったり。我慢出来なかったんだろうね、オフェンスで。かといって50番(ウェイン・マーシャル選手)にいいようにやられるし、外があれだけ入ったのは予想外だからしょうがないかもしれないけど、でもやっぱり日本人がそこにヘルプ行ってるわけだから、確実に1対1で日本人同士守ってるわけじゃないし、やっぱりそこにヘルプ行ったり、3番(ウィリアム・ナイト選手)のところにヘルプ行ったりといろいろしてる中で、やっぱり普通に点を取られたらこっちもちょっとちょっとみたいな。もう少し手をあげようよ、とか。もう少しフィジカルに頑張ろうよ、とか思いますよね、やっぱり。

でも、そういうちっちゃい積み重ねでしょうね、今日は。ディフェンスじゃなくてオフェンスに入っちゃったんじゃない、今日はみんな。外も入らなかったしね、前半。後半大事なところでミスしたし、俺も。今日は僕も多分少し焦ってたんだろうね、焦ってたっていうか何をすればいいんだろうって、何が出来るんだろうっていう。ディフェンスに関しても。だから今日(大阪の)外国人のちっちゃいガード、今(手元に)彼のスタッツ(を見るスタッツシート)も無いし、情報が無かったから、ちょっとぽこぽこってやられたけど、彼の特徴も試合出て掴んでるからね。それはそれで良かったと思うし。

だけどやっぱりそこ、試合を見てるベンチのメンバーも把握しないといけないし、そういうとこもあったり。特に今日(大阪が)ちっちゃい2人、3人でゾーンディフェンスを足を使ってやってくるシチュエーションもあったから、そういうとこに慌てずにパッシングゲーム出来るというか。(大阪の)50番なんてもう日本人がダブル(チーム)に来ても、ずっと余裕で(周りの状況を)見てる。で、自分でボール捌けるしドリブルしてパス出来るし自分もシュート打つし、ちゃんと時間も見えてるからね、彼は。時間が無いからシュート打ってるシチュエーションもあるしね、彼は。打ちたくて打ってるところもあったけど。やっぱりちゃんと時間を見ながらゲームコントロール出来てる選手なのかなって僕は、今日の試合では思ったけど、やっぱりそこですよね、うちの外国人と違うところは。やっぱりスマートなんだろうね、彼は。そこに闘志むき出しに戦っちゃった部分が少なからずあると思うし、日本人がもう少し上手くヘルプ出来ればよかったのかもしれないけど。

ガードとしてはガードに点を取って欲しいのか、球を欲してるのかなんなのか(わからない)。球を入れても点取れない無理なシュートばっかししてたらね、今日こいつ使っちゃいけないんじゃないかって思ったりもね、違うオプションでって思うけど、そのフォーメーションすら出来ない。止められたわけじゃなくて、そのフォーメーションすら出来なかったからね、今日は。難しいね。こっちはディフェンスを、プレッシャーをかけたほうがいいのか。でも別にアウトサイドの無い選手だしプレッシャーかけてもね。パス&ゴーされたらレイアップですからね。そういうのも駆け引きだろうけど、日本人もう少しディフェンス頑張りながら、シュート力、フィールドゴールもね、日本人上げていかないといけないだろうし、3Pも。外国人だけのせいじゃないけど。日本人も頑張らないといけないし、僕も含めね。もっとこうターンオーバー、確実に僕のミスだしね。もっともっとクオリティあげていかないと。

―今日は全体がちぐはぐしてた?
最近なんかこう、なめくさってるんだろうね。今日の入りもふわっとしてるし。なんかこう静かでも闘志をむき出してれば良いけど、そうじゃない。今日も魅せに、アップのダンクからそうでしょ。ダンクで確実に魅せに行ってるし。魅せなくてもね、勝ったほうがカッコイイしね。と、思うんだけど。そこまでわからないね。

―それをチーム内でコミュニケーションを取ってという形には持っていかないんですか?
話してもね、お客さんがいるとテンション上がっちゃうんでしょう。テンションの上げる方向がちょっと違うだけで。

明日、頑張ります。