1月27日(木)東京アパッチ vs ライジング福岡 試合後のインタビュー

2011年1月27日(木) 代々木第二体育館で開催された 東京アパッチ vs ライジング福岡の試合後のインタビューです。

1月26日(水)の試合はこちら

スコアボード

1月27日(木)19:15 観客:963人

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
ライジング福岡 26 16 12 18 72
東京アパッチ 26 20 29 17 92

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スタッツ(各種、トップ選手のみ記載)
ライジング福岡:
マイケル・パーカー20PTS 仲西淳13PTS ジャトーヴィアス・ヘンダーソン11REB ナイル・マーリー5AST ナイル・マーリー2STL

東京アパッチ:
仲摩純平20PTS 青木康平16PTS ジェレミー・タイラー13REB バイロン・イートン6AST バイロン・イートン2STL

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ライジング福岡

小川忠晴 HC

-試合の総括
第3Qの点数の差がそのままゲームの点数として開いたのかなと思います。第3Qでチームでのボールシェアが出来てませんでした。
インサイドのボールを入れていません。だから第3Qではパーカーの所でファールを除けばボールタッチ(ボールに触れる機会)が2回。
また他のインサイドでアタックすべき選手の所でも3本。
今日の前半はパーカーがインサイドのボールタッチの中から良い攻撃が作れている所を、(第3Qでは)単発にアウトサイドでシュートを打っていました。
そのアウトサイドシュートが入らず相手にリバウンドを取られ、相手に良い形でシュートを打たれました。
その差が今日のゲームの敗因だと思います。
あとは数字だけ見たところではリバウンドの数。オフェンスリバウンドで21、3Pシュートの確率でも63%。(東京は)仲摩純平選手が素晴らしい働きをしたと思います。
(チームは)2Pの確率の高いところからディフェンスをしてアウトサイドのローテションをしっかりしようとしていましたが、これだけ高い確率でいれられてしまったのは、東京にしっかりとした素晴らしい技術とハートの強さがあったからだと思います。

-昨日と今日の東京の守備面での順応性(アジャストメント)について。昨日と今日で変化があったか?
今日の東京はスタートを変更していました(田中、青木、シャペール、仲摩、スウィフト)。
昨日に比べて速い展開、ガードの9番(田中健介)がボールを上手くプッシュしてフロアバランス、ボールのリズムを良くしていました。
ディフェンスに関しては大きく変わった所はなかったです。所々ではあったかもしれませんが。
オフェンスの所ではテンポを速くしていました。日本人選手を3人つかったりして。そういう所が違うと感じました。

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東京アパッチ

ボブ・ヒル HC

-試合の総括
今シーズン序盤に長野で行った浜松・東三河フェニックス戦で相手のマッチアップゾーンに対して、上手くパッシングゲームが出来たので、今日はそのオフェンスで行こうと思っていました。昨日は最悪な試合展開でしたが、今日は今シーズン一番の出来だったと思います。
スターティングローテーションも変更しました。今までのスタートが悪いとかそういう話ではなく、新しい体制で行こうと。
毎試合スタッツを記録して保存しているわけですが、今シーズン振り返って第1Qでどれくらい負けているのか計算してみました。
調べた結果ですが、第1Qで合計83点負けている(失点が多い)ということが解りました。だから第1Qで何か変えなければいけないと思いました。
今日のそのプレイスタイルを今後も続けていきたいと思います。
あと、今日はチーム全員がプレイ出来て嬉しかった。ロバート・スウィフト選手は昨日、今日と二日間連続で良いプレイをしました。
ジェレミー・タイラー選手は今シーズンで一番存在感のあるプレイをしてくれたと思います。

-今日スタートで起用した田中健介選手とマイク・シャペール選手に監督として求めた部分は何だったのか?
私は健介が好きです。彼はボールの押し上げもパスも上手な選手です。マイクについては彼はプレイをよく知っているので、安心して見ていられます。

-田中選手にスタートを告げたときの反応は?
彼に今日のスタートを告げた時も特に大きなリアクションも無く、いつもの様子でした。
(感情を表に出さない)性格なので特に緊張する様子もなく自信持ってプレイしていました。

-マイケル・パーカーに対する守備について
彼を抑えようとするつもりはありませんでした。60点取られても構いませんが、今日はケンドル、板倉、シャペール選手の3人が良い仕事をしてくれたと思います。昨日はファールトラブルに上手く追い込めましたが、今日は出来ませんでした。昨日、今日と彼の平均得点を下回る得点に抱えることが出来ました。

-今日のように全員出場は中々ないと思います。東京は他のチームに比べメンバーも多いですが、試合に出場できない選手に何か特別な言葉をかけていますか?
出場時間をもらえずに一番試合に出したいのは木村選手。彼はいつも練習時間前から練習し帰るのも最後です。
今日は早めに彼を試合に出せて良かったと思っています。
呉屋選手も実績もあり良い選手ですが、チームの他の選手が好調で中々試合に出すことが出来ません。

-福岡の竹野明倫選手について
彼は素晴らしいシューターだと思います。彼に必要なのは「強さ」。うちの青木康平選手と同様にゴール下での競り合いに負けてしまう。筋力のアップが必要ではないでしょうか。