1月16日(日) 京都ハンナリーズ vs 滋賀レイクスターズ 試合後のインタビュー

1月16日(日) 向日市体育館で開催された 京都ハンナリーズ vs 滋賀レイクスターズの試合後のインタビューです。

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スコアボード

1月16日(土)14:00 ティップオフ

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
京都ハンナリーズ 33 24 28 20 105
滋賀レイクスターズ 27 18 10 29 84

【スタート】
京都:#0瀬戸山、#9仲村、#14ホワイト、#50村上、#54トリム
滋賀:#0マーシャル、#2ハミルトン、#11藤原、#31城宝、#33ライス

【レフリー】
石榑、鬼頭、山本

【観客者数】
848人

【主な個人スタッツ】
京都:#0瀬戸山6点6リバウンド #9仲村16点(3PT 4/6) #11川辺12点 #14ウェンデル・ホワイト29点15リバウンド13アシスト2スティール2ブロック #50村上17点6アシスト #54キブエ・トリム21点14リバウンド
滋賀:#0マーシャル24点7リバウンド3スティール2ブロック #2ゲイリー・ハミルトン11リバウンド8アシスト3スティール #31城宝21点(3PT 5/11) #33ライス13点8リバウンド

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京都ハンナリーズ

青野 和人 HC

-試合の総括
戦術を越えたバスケットボールの醍醐味、それが40分間通せた。そこが良かったと思うところです。あとはチームが確実に強くなっているのをこのままどんどん成長させて後半戦に向けてしっかりと勢いをつけて行きたい。

-戦術を越えた醍醐味というのをもう少し詳しく教えてください。
やはり数字には残らないハッスルプレー、一人がやられた時のヘルプの素早さであったり、アウトオブバウンズになりそうなボールをセーブする、ルーズボールをものにしようというところ、あとはディフェンスとオフェンスの切り替え、そういう部分は数字に残らないところなので、その部分を選手が、しっかりと試合前に話したことを徹底してくれたところプラスそういうところが加わったのでゲームが終始こちらに来たと思います。

-ホワイト選手とトリム選手が抜けると高さのバランスにおいてリスクがあったと思うんですがその辺についてはいかがですか?
高さの部分では相手より確実に低いとロスター見てわかるので逆に自分達はトランジションであったり足の速い選手、特に仲村直人選手はだいぶ怪我が良くなったというよりももう完治して、ああいうふうに最近ドライブも多くなってきて、足を使ってのプレー(をしていた)。川辺選手も前半スポットシュートが多かったんですが積極的にドライブをする、あとは村上選手、瀬戸山選手がポイントガードしながら、しっかりとゴールにアタックするというそういう日本人が積極的にゴールに向かう、そういうところが今一番チームの強みになっている。あとは「この人が何点取った」とそういうものを気にせずにしっかりと空いてる人に(ボールを)回し、もちろん数字上では外国人選手が目立つかもしれないんですが、そこに注意がいってる時に日本人選手が(得点を)取り、日本人選手に注意がいった時にそういう外国人選手に点を取らすという、すごくバランスの取れた攻撃が出来た。

-トランジションゲームと仰ったんですがサイズがより小さくなる村上選手を(スタートで)使ったというのはそういう意図があったんですか?
やはりウェンデル選手の良いところはリバウンド取った後、彼がプッシュ出来る、そのままドライブしてひきつけることが出来るっていうのが強みなんですけども、そのまま走りこんでいってスポットシュートを待ちがちな日本人が多いんですが、村上選手はウイングを走ってレイアップシュートに持っていくような勢いがあるので彼を起用したことと、あとはディフェンスで城宝選手のところをしっかりと重点を置く、またトラップを仕掛けるところでも彼を置くことによってリカバリーが早くなるというところを考えて彼を起用しました。

-そうなると瀬戸山選手の役割が少し変わると思いますが、瀬戸山選手にはどういった指示を?
1番と2番のポジションをすごくスイッチしたり、ボールを運んで2番としてアタックしたり。彼は昨シーズン、その部分をしっかりと色付け出来てなかったんですけど今シーズンはポイントガードで始まり、村上選手と入った時には2番に回る、そういう役割分担をはっきり出来ている。例えば今日もすごく印象に残っていると思うんですが実際数字の中では4得点かもしれないですが、彼がチームを引っ張ってる姿っていうのがすごく印象に残るというのを一番最初に言った戦術を越えたチーム力、そういうところです。

-これでオールスターゲーム前、五分(ごぶ)でオールスターを挟むわけですが前半を振り返って頂いて、誤算だった部分と上手くいった部分、それから後半に向けて良くなってる所お願いいたします。
自分の中ではもっと良い成績を残せたチームだったと思っています。自分の采配の中に(原因が)はあったかもしれません。5試合ぐらい取れる試合を落とした場面があったので後半戦はチームも良くなってきている、そこをしっかりと戦術も織りまぜながらしっかりと魂のこもったバスケットというのを見せられるようなプレーをしたいです。

-関西ダービーではレイクスに(今シーズン)初めて勝って、昨シーズンも大阪、滋賀に勝てなかったりしてました。今日のゲームっていうのはこれから関西ダービー対抗していく上でポイントになるような試合でしたか?
特にシーズンが始まって外国人選手の得点が多く、日本人選手の得点が少ないというのが敗因の中にあって数字上考えざるを得ないようなことが多かったので、今日みたいな日本人選手が二桁(得点)取った選手が3人いるような、ハイスコアゲームですので得点がそういうふうになると思うんですが。やはりそういうふうに点を取っていった選手、特にゲームの主導権を持ってきてくれた仲村選手、彼の貢献であったり。昨日もゲームの中盤から今日は交代として入った1回目から川辺選手のゲームの向かう姿勢、そういうところが今のチームの強みだと思います。

-川畑選手のデビュー戦になりました。それについてコメントをお願いします。
彼は体育館に誰よりもコーチよりも早く来て、コーチよりも遅く帰るぐらいずっと体育館で黙々と練習している選手で、正直能力のある選手では無いですし、まだまだ発展途上なんですが彼のシュート力であったり彼のディフェンスであったり、そういうものが日増しに成長しチームにとってすごく必要な存在というのを感じたので彼にユニフォームを与える決断をしたんですが、それも今日のゲームの最後にロッカールームで彼一人大泣きをしてしまったんですけども、そういうのをまたチームが一段と強くなる要因の一つかなと思います。

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瀬戸山 京介 選手

-今日の試合について
オンザコート2という状態で挑んだんですけど、それぞれ選手みんなが自分の役割というかやるべきことをしっかりとやって戦った結果だなと思います。

-ラウーフ選手がいない分、試合をどういうふうに組み立てようという指示だったんでしょうか?
ラウーフがいないからっていうよりは、いるメンバーでしっかりとディフェンスでイニシアチブを取っていこうという感じでした。ミスマッチでもありますし外国人選手も少ないんでみんなでカバーしながら、時にはトラップを使ったりとか守り方を工夫しながらという感じでした。

-日本人選手のシュート意識が高かったのは、昨日の引き続いてそういう指示を貰っていたということですか?
はい。やっぱりラウーフ選手がいない分だけ、外のシューターがしっかりしていかないということだったんで。仲村選手も前半から良いタッチでシュートが入ってましたし、川辺選手も交代で出てきて良い形でゲームにアジャストしてたんですごく良い形でしたね。

-仲村選手のシュートで主導権を取れたというのはあるんですが、一番良かったのは第3Qだと思います。ディフェンスの狙いは?
ディフェンスでしっかり足が動いててリバウンドまでルーズボールまで一人ひとりが意識して飛び込んでいて、滋賀もだいぶ疲れてるなっていうふうに感じたんですね、あの第3Qの突き放しがかかったぐらいの時に。それでうちは背丈が無い分ブレイクでどんどん走っていこうと。向こうは疲れてるから走ろう走ろうという感じで足を動かしていった結果がああいうふうに点数が離れたのかなと感じます。

-オールスター前、前半戦を五分(ごぶ)で終わったんですがキャプテンとして前半の振り返りと後半に向かってこういったところが良くなってきたというお話を聞かせてください?
最初シーズン始まった当初はウェンデル選手とかラウーフ選手とかインサイドの人間もそうですけど、すごく個人能力が長けててそこに頼り切った状態で何かこう・・・自分達のカラーが出せずにくすぶってる状態だったんですけど、選手の怪我だったりとかというのが良い形でチームワークを作るきっかけになって、アウェーでも苦しい状況でも戦いきって沖縄にも1勝1敗で何とか帰ってくることが出来ましたし、今回もラウーフ選手がいないっていうちょっとしたアクシデントだと思うんですけど、それもチームで乗り切ることが出来たんで、あとは(怪我人の)二人がオールスター明けに帰ってきてくれて、更にチームワークプラス選手としての厚みも加わってくれれば、もっともっと勝ち星を重ねることが出来ると思うんで。やる僕らも楽しみにしてるところです。

-選手の力はウエスタンの中でも引けをとらないと思うのでキャプテンとして楽しみですね。
そうですね。本当に日本人でも仲村選手はキャリアもありますし、シュートもすごく上手くて日本人の中でも年齢が一番上っていうことですごく寡黙なんですけど、プレーとか背中でみんなを引っ張ってくれる兄貴なんで、あの人にもすごく助けられてますね。僕がキャプテンだからっていうのはあんまり関係なくて一人ひとりがすごく高い意識で臨んでくれてるんでむちゃくちゃ楽です。

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村上 直 選手

-昨日の敗戦からどういうふうに今日の試合に臨みましたか?
昨日の勢いはまだ収まって無かったですし、次の日になっても。その勢いを更にこう勢い付けたのがラウーフの出場停止ってのがあったんですけど。チームにとっては痛い戦力が抜けることになったんですけど、逆に考えてこれで勝てばもの凄い自信になるなって、始まりのミーティングでみんなで言ってて。昨日の惜しい敗戦の勢いそのままに向かっていったんで逆に向こうは結構甘く見てたっていうか、間違いなく滋賀のほうが有利だったし、それで出鼻をくじいたっていうか、そうですね勢い勝ちしたっていう部分があります。

-外国人選手をたくさん欠いたことで後半戦に向けての一つのヒントといいますか、かなりまとまったのでそういう意味では村上選手の存在感やポジションが大きくなってくる?
自分のやるべき仕事っていうのは個々の選手あると思うんですけど、それ以上にリングに向かう姿勢だったり隙があらば外国人がいようがいまいが(ドライブインに)行くんで、それが僕のプレースタイルなんで、それが今日は良いふうに転んだだけで、まだまだ荒削りなんで、後半からそこにどんどん磨きをかけていきたいと思います。

-プレータイムが増えてきて、(ドライブインする)レーンがだいぶ見えてきているのかなという印象がありますがいかがですか?
もう中高大ずっとあのプレーをしてきたんで僕ん中ではそれが一つの武器だと思ってやってるんで、それがここにきて通用するかしないかなんですけど、やっぱり最近は自分の目の前の選手だけを見るんじゃなくて、結構ゴール下のほうも見てて、これで自分が行ったら2対1になったり、そのままノーマークでレイアップまで行けるっていう部分まで考えて最近は行ってるんで、それが良いふうに転んでるんかなと思います。

-すごく良いルートを使ってドライブしてて、レイアップが前よりリングに近くなった印象を受けます。前はティアドロップ的なシュートを打ってた気がするんですけど。今は横から行ったりしてすごく成長してると感じます。
そこは(自分でも)注意してるところでもありますし、はい。

-今日スタートとして出場しました。ヘッドコーチからどういう指示を受けましたか?
やっぱり今日もサイズがちっちゃいんで。高さではなく平面といいますか、走って勝つっていう感じで。隙あったら向こうにシュートインの後でも速攻は出せるんで、そのトランジション、そこをイメージしてやってみたんですけど。僕がボールを持ってドリブルプッシュする場面もありましたし、逆に誰かがそれをして僕がサイドを走るっていう、それで点も取ってたんで。走って勝つという試合になったんじゃないかなと思います。

-スタメンで出るのとベンチスタートで出るのと、どっちがやりやすいですか?
あんまりそういうのは関係なくて、シックスマンで出て流れを変えるっていうの僕は好きですし、スタートで出て初めから勢いよくガツガツ行くのも好きなんで。別に個人的にはさほど差はないですかね。

-課題として捉えているところはどこですか?あとチーム内での役割が固まってきたと思うんですがチームとしてどういう課題がありますか?個人としてチームとして分けて答えていただけますか?
まず個人としてなんですけど、自分自身心がけているのはやっぱ存在感を出したいなと思ってまして、出てるだけじゃなくてアシストだったりディフェンスのプレッシャーだったり、いろんな課題はあるんですけど、それを大きくまとめたら存在感を出したい、アピールしたい、そういうのをいつも心がけてやっています。

チームとしてはやっぱり(13勝13敗の)タイで終わってるんで毎試合、毎試合何かが得てるものはあると思いますし、今日の試合だって結局外国人二人であんだけ大差で勝ったというか、何かを得てるっていうことなんで、それを今週、次の試合までにミーティングで意志を固めて次のステップに繋げたいと思います。

-今シーズン振り返っていかがですか?後半に向けての抱負を聞かせてください。
前半(13勝13敗の)タイで終わって、このままタイで行くわけにもいかないですし、やっぱり勝ち越したい。2連勝というのがものすごく鍵になってくるんで、ホームとアウェー関係なく。僕的には土曜日の試合、1試合目が結構大事な試合と思ってるんで。とりあえず土曜日勝って、その勢いを日曜にしていったら日曜日も勝てるんじゃないかなと。ホームの試合は絶対2連勝したいっていう気持ちはあるんですけど。

-オールスターブレイクは何しますか?
久しぶりの休みなんで実家に帰って家族と団欒したいなと思います。実家好きなんですよ。

-普段時間がある時は何をされてるんですか?
近くにおばあちゃん家もありますし、そこに顔出したりとか。やっぱり地元なんで友達がたくさんいるんで友達と遊んだり、ご飯食べに行ったり。

-ご飯何が好きですか?最後の晩餐だとしたら死ぬ前に何を食べたいですか?
(笑いながら)肉食って死にたいです。

-何肉ですか?
牛(ぎゅう)です!

-「生」か「焼き」か?
レア!

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滋賀レイクスターズ

石橋 貴俊 HC

-試合の総括
やはりホワイト選手が素晴らしかったです。京都のディフェンスも素晴らしかったのでそこになかなか対応出来なかったというゲームだったと思います。

-小川選手ではなく藤原選手を使った意図は?
昨日良かったのと京都さんはゾーンが多いというイメージがあったので、ラウーフ選手が出ないので今日もゾーンで来るんじゃないかと。ゾーンに対するオフェンスがポイントになるかなと、そういうふうに藤原をスタートに使いました。

-今日の一番の反省点はどこですか?
前半、特にオフェンスにもディフェンスにもエナジーが感じられず走られたり、それから簡単にディフェンスをやられたりとうところをなかなか修正出来なかったというところが反省ですね。

-ターンオーバーも多かったですが?
そうですね、ターンオーバーも多かったですし、ギャンブル的なパスを狙いすぎるところがあったんで、一つ一つ丁寧なパスをして繋いでいこうという話はしてたんですが、なかなか徹底できずこの結果になってしまったのかなと。

-京都の外国人選手の層が薄く、もう少しインサイドを攻められたのかな、という印象を持ったのですが。
インサイドをつけという話はしたんですけども、なかなかトリム選手、ホワイト選手に上手く守られて、攻めることも出来ない、ファールを貰うことも出来ないというシチュエーションが続いた。もちろん(インサイドを)ついていくことはしてたんですけども、そこの攻めが上手く行かなかったというところです。ダブルチームが来た時は対応出来たんですが、ダブルチームではなく1対1で彼らのディフェンスのエナジーが上回っていたというふうに感じました。

-ローポストからのポイントが上手く行ってないなという印象でしたが。
そうですね、ディープキャッチができなくて押し出されてしまった状態からボールが入っていたので、そこで押し込めない、押し込んだ時にこう逆に押し返されてターンオーバーになってしまったりタフショットになってしまったりというシーンがあったので、やはりもう少しインサイドの練習が必要だなと思いました。

-オールスター前、前半の振り返りと後半に向けての修正点は?
前半戦の振り返りとしては、良い展開の時は波の乗った時の強さというものを披露出来たと思います。ただ裏を返すとディフェンスに波があるためにチームが安定していない。素晴らしい勝ちをするゲームがあれば簡単に負けてしまうゲームがあると、そういう波を無くすために後半戦、特に年明けからディフェンスに取り組んできたんですがまだまだそれが上手くいってないという状況。やっぱりオールスター明けてからディフェンスをしっかりして安定感のあるチームを(目指したい)、それにプラスして勢いのあるファーストブレイク、それが出来て初めて本物じゃないかなと思ってます。ここからが毎日毎日の戦いだと思います。練習からしっかりと、進化できるように取り組んでいきたいと思ってます。

-ディフェンスの課題だと思っている一番のポイントは?修正したい部分というのは?
今年から取り組んできたディフェンスの修正点というのは、ボールが簡単に回りすぎるということで、そこをしっかりディナイすること。それと特にインサイド、ローポストで簡単にボールを持たれていたのでそこをどれだけディナイ出来るか、ファールせずに守れるか、というところです。

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マイキー・マーシャル 選手

-試合の総括
良いところが見つからないという正直なところです。京都が昨日の敗戦からしっかりとカムバックしてきてしっかり戦ったと思います。我々は2位という位置にいて、2位につけてるわけなんですけども形だけ2位じゃなくて2位のチームらしく戦うということを始めなければいけない。今は最下位のチームのような戦い方をしている。

-今日は105失点でしたが?
(105失点は)ひどいですね。ディフェンスをしなければ勝てないとわかっています。

-チームのディフェンスの意識が高くないように見えますがいかがですか?
(ふーっと大きく息を吐いた仕草を見せてから日本語で「ほんとわかんない」と言った後で)正直わからないですね。ケミストリーを高めないといけないのはわかってますし、残り後半の試合を良いシーズンにするためには“何か”を見つけなければならない。“何か”はわからない。恐らく絶対的に修正していかなければならないのはディフェンス。

-オールスターについてお聞きします。元チームメイトの選手達とプレーするのは楽しみですか?
ただオールスターっていうだけでワクワクしています!オールスター選ばれたっていうことを幸せに思ってます。

-どんなプレーを狙ってますか?
(笑いながら)わからない!まだわかりません。ただ楽しめれば良いなって思ってます。

-アリウープが見たいです。
多分。(日本語で「おじいさん」と言った後で笑いながら)もうおじいさんなんでちょっとそれは。

-オールスターの中の他チームの中で仲の良い選手はいますか?
いろんな選手と仲が良いんじゃないかと自分では思ってます。自分のチームの中で仲の良い城宝とプレーするのが楽しみ。

-二人のアリウープが見たいです。
僕が城宝にアリウープパスを出します!

-関西で初めてのオールスターということでたくさんレイクスのブースターも来ると思います。
レイクスターズのブースターはものすごくサポートが強いと思ってます。

-MVP取ってください。
(会見席の後ろで待っていた城宝選手を指さして)多分、城宝だよ。それじゃあ、(城宝と)シェアしよう。

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城宝 匡史 選手

-試合の総括
昨日別に負けたわけじゃなかったのでスタートから(小川)伸也が変わって、そこからちょっとリズムがおかしいなと。やっぱころころポイントガード変わってたらチームとしても上手くいかないとこもあるんで。昨日が今日みたいな試合だったらもしかしたら(ポイントガードが)変わるかもしれないですけど、別に昨日勝ってる試合でまず何かを変える必要も無かったし普通にいつものレイクスのプレーをすれば良かったんだと思うんですけど。最初からちょっと今日おかしいなという入り方してたんで。

-それはディフェンスですか?それともオフェンス含めて両方ですか?
うちは速い展開から得点をたくさん取って攻撃回数も多いから105点とか取られてますけど、うちが上手く点数取れなかった。ホワイトにやられすぎっていうのもあるんですけど、本当に今日彼が当たってたんで・・・ちょっと止めれなかったですね。

-前半戦を振り返ってどうでしたか?あと後半戦に向けての抱負を聞かせてください。
2位にいるっていうことはすごいこれからまだ半分あるんで良い位置にいるなっていう感じです。自分達が良いプレーしてるから2位にいる。今日大阪負けたんで勝ってれば1位になるチャンスだったんですけど1位を目指してやってくだけです。

-オールスターですけど大阪ですし地元の関西だからレイクスのブースターもたくさん来ると思いますが、MVPを取りにいきますか?
取りたいですねー。多分シュートが当たらないと無理だと思うんですけど。その日の調子によりますけど。でも府立(大阪府立体育館)でやるのは多分大学以来。

-府立体育館で思い出はありますか?
いや、多分調子良いですね、いつも。

-縁起の良い場所?
縁起の良い(場所です)。

-アリウープは?
俺がマイキーに出します!

-マイキー選手は城宝選手に(アリウープパスを)出すって言ってましたが?
ちょっと・・・練習しておきます。

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藤原 隆充 選手

-レイクスはディフェンスから始まるチームですがここのところ負けるゲームは相手に取られ過ぎてるのかなという感じです。一番感じてらっしゃると思いますがいかがですか?
そうですね、第1Qでも33点っていうのは非常に取られすぎであるし、レイクスにとってトータルの80点オーバーっていうのはそんなに悪いことではないですから。オンザコート2のチームに、それが悪いっていうことではないですけれども、100点ゲームをされてしまったっていうのは僕の中では恥ずべきゲームだったと思います。

-京都が最初からオンザコート2で行かなければいけない。彼らがずっと同じリズムでやれたのが大きかったのかなと思いますがいかがですか?
ああいう形になるともうやるしかないという精神状態にもなりますし選手としては。それでまたプラス、ホワイト選手っていう素晴らしいスコアラーがいますのでみんながそこに合してプレーしようっていう。すごくひとつバスケットがまとまりやすい。そのホワイト選手が期待に応えてましたし、それでそのホワイト選手を止めに行こうとすれば周りの日本人選手がいて、その周りの日本人選手も気持ち良くシュート決めてたので。逆にあのー・・・外国人が4人いるから勝てるとか3人いるから勝てるとか・・っていうことでは無い。非常にレイクスとしては悔しいですけど、一個人としては日本人があれだけ活躍して勝つっていうバスケットを見せてくれたっていうのは今後のバスケット界、日本人選手には大きな・・・あのー・・・なんていうんですか・・・希望になるというんですか、日本人にも出来るんだというところを京都さんに見せられたなっていうのはしますし、僕自身・・・

-少なからず刺激になった?
そうですね、はい。

-今シーズン入るとき怪我とかあって今でもケアしながらの戦いだと思いますがご自身の体調はいかがですか?
怪我ゼロっていうのはね、なかなか難しくなってきてるので怪我といかに上手く付き合いながらシーズン過ごしていったりだとか、そういう状況でどういうプレーが出来るのかっていう、やらなきゃいけないことっていうよりは自分で今やれることを一つ一つやっていこうという精神状態で臨むようにはしています。

-ウエスタンは本当にどこが優勝してもおかしくないですしチャンスもいっぱいあります。前半戦振り返って印象に残ってるチームはありますか?
もう僕の中では浜松。やり返したいっていうのもありますし、やり返さなきゃいけないっていうとこ。そこしか今は考えてないです。だからウエストでどうこうっていうよりは、もう浜松と(やりたい)。絶対有明に行ってしっかりと借りを返すっていうことですね、はい。

-大阪もそうですが浜松にウエストのチームのほうが苦戦してるっていう状況ですが。
そうですね。なのでオールスターの週に入るので、しっかりと体を追い込むときは追い込んで、休むときは休んで。オールスターではね、ウエストが勝つのを応援したいと思います。

-浜松の話題が出たんですが浜松の強さについてはどういう風に思ってらっしゃいますか?
メンツ的にはそんなに・・・まぁすごい選手なんですけど、みんな。バスケットが一つというかわかりやすいですよね。やるべきことがみんな明確なので。それでいてディフェンスもすごくハードだし。チームバスケットですよね。それが素晴らしいと思います。なかなか崩すのは難しい。本当に年末の2試合で思いましたし。

-ハーフコートが強いなという印象がありますが。
そうですね。ま、でも、速い展開も持って行ける選手が揃ってますし、あと外国人の一人ひとりのレベルもね、非常に高いですし、チームとして止めたとしても個人で打開出来る選手が揃ってるので非常に強いチームです。ただ浜松のヘッドコーチをもってしても滋賀にはタレントではうちは全然下だっていうことを言わせるぐらい滋賀には可能性、ポテンシャルがあるんでヘッドコーチも言ってましたし僕らもそう感じてますし、そこは可能性だけじゃなくてチームバスケットを僕達も出来るように、それでいて個も強いというふうにやっていきたいなとは思ってます。

-今日は前半最後の試合だったんですけど、前半戦を振り返ってどうでしたか?あと後半戦の抱負を聞かせてください。
前半良い形で、さっき城宝が言ってましたけど2位というポジションをね、悪いということでは無いので決して悲観せずに前向きに捉えていきたいなっていうのは後半戦に繋げて良い自信になると思うので、そこはポジティブに考えていきたいなと思ってます。

逆にまた今日みたいなゲームだったり年末の浜松のゲームだったり学ぶべき点、反省すべき点、修正すべき点っていうのはまだまだあるのでそこはしっかりと修正して後半また臨んでいきたいなと思ってます。