12月26日(日) 京都ハンナリーズ vs ライジング福岡 試合後のインタビュー

12月26日(日) 向日市体育館で開催された 京都ハンナリーズ vs ライジング福岡の試合後のインタビューです。

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スコアボード

12月26日(日)14:00 観客:687人

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
京都ハンナリーズ 24 18 18 26 86
ライジング福岡 25 13 22 35 95

スタッツ(各種、トップ選手のみ記載)
京都ハンナリーズ:
ウェンデル・ホワイト45PTS ウェンデル・ホワイト16REB 仲村直人3AST ウェンデル・ホワイト4STL ウェンデル・ホワイト2BLK

ライジング福岡:
マイケル・パーカー41PTS マイケル・パーカー10REB ナイル・マーリー10AST マイケル・パーカー6STL ジャトーヴィアス・ヘンダーソン2BLK

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京都ハンナリーズ

青野 和人 HC

-試合の総括
最後の第4Qで最後までゲームがどちらに転んでもおかしくないっていうところで、最後に外のシュート、ゾーンを攻略されたところ。相手がショートコーナーにパスをして外からのナイルであったり、ボールをスウィングしてからの3P、ゾーンでカバーしきれないところでやられました。

-昨日の試合でバスケットボールは精神的な部分が大きいと仰ってたんですが、序盤からターンオーバーも多く、試合の序盤から2-3ジーンの選手間の掛け声が少なかったように感じましたが、いかがですか?
昨日かなりフリーにさせてもらったラウーフ選手が終始フェイスガードでボールを持たせないというディフェンスから、他の選手のちょっとした連携ミスでターンオーバーであったり、トラベリングやオフェンスファールそういったところでのターンオーバーが相手に直接ボールを与えてしまった。敗因の一つ。連携ミスに関しては昨日よりは約束事通り動けていましたがガード二人が(相手チームの)一人についてしまって、逆サイドにふられてしまう場面が何回かあったので、その部分は引き続き練習していくのみだと思います。

-ショートコーナーからパーカーにやられたというのがあったと思うんですが、対策としてどういった指示を出しましたか?
そこのコミュニケーションであったり、その前に相手がウィングであったり、そこにオトリの動きがあるんですけどそこにつられてしまったことが多かったです。あとは両日ともに35分以上のプレータイムを強いられたウェンデル選手であったり、そのへんの疲労も加算して一番大事なところでベースラインを簡単に抜かれたりしたところです。

-人数が少ないということは2日目のゲームはパフォーマンスが落ちる可能性があるのでは?
今までそういうところがあまり無かったんで、ここにきてやはり(外国人選手が)3人というところで、多少なり出てきてると思います。ただ疲れを見せずに強く戦ってる姿をいうのはすごい誇らしいところだと思うんですけど。やはりディフェンスでそのミスが出てしまうところは多少なりといろいろかかわってくると思います。

-来週の沖縄戦、パルマー選手が加入してから初めての対戦となります。パルマー選手への対策は?
パルマー選手に限らずディクソン選手の怪我からの復帰ということで外角のシュートがすごく強くなってくるところなんで。ですがメンバー的にもマンツーマンでつききれないところが多少あるので、工夫をしてウェイトをかけるべきところはかけながらゲームを進めて相手よりも常に先手を打っていけるようにしたいと思います。

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瀬戸山 京介 選手

-今日の試合について
やっぱり怪我人が多くて外国人3人で(ローテーションを)回すっていうところになってしまってるんですけど昨日に引き続きディフェンスで良い入り方が出来て、福岡の強みであるところ、パーカーだったりとかマーリーその他日本人選手のアウトサイドのプレーっていうのを上手く抑えていたと思うんですけど、4Qの最後の最後にちょっと自分達がミスだったりとかディフェンスでのちょっとしたギャップをやられてしまったという感じでした。

-連勝してきたことで油断やスキというのは無かったんですか?
油断やスキは全く無いです。どっちかっていうと雰囲気がすごく良くて練習中でも結構声掛け合ったりだとかあるんで、そこのところは無いと思います。

-今日の2-3ゾーンは昨日と比べると集中力が無かったように感じましたが?
今日は昨日に引き続きゾーンを使うっていうことで福岡も対策を練ってきていたと思うんですね。そういう意味で途中でうちもマンツーマンに変えたりとかゾーンに変えたりっていうところがあって、そういうちょっとしたコミュニケーションのミスだったりっていうのが、そういうふうに見ている方に伝わってしまうのかなと思います。

-来週の沖縄戦でマッチアップするのが楽しみな選手はいますか?
今年は僕もポイントガードをやらせてもらってるんで与那嶺選手につくことになると思うんですけど、今シーズン復帰した金城選手には上手くやられないように抑えていけたらなと思います。やっぱりシュートが上手なんで外のシュートを打たせないようにしっかりプレッシャーかけてドライブをできるだけさせるようにして、そのドライブに対してはヘルプマンにお願いしてチームディフェンス出来たらなと思います。

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ライジング福岡

小川 忠晴 HC

-試合の総括
昨日ゾーンで苦しんでたのが今日うまく攻略出来たのが勝因でした。どこで証明されてるかっていうとアシストのとこですよね、今日チームトータルで25。ナイル、仲西、竹野、加納とガードのところから上手くセンターのところにパーカーとか、あとティアゴのところにパスが供給出来てスコア出来てた。それが大きいと思います。昨日はそれが無く外のパス、同じサイドのパスで簡単にシュート(で終わった)。今日は逆サイドへのスウィングも入れろという指示を選手がしっかりとミーティングでやったことを、コートで表現してくれた結果がこうなったと思います。

ホワイト選手のところは昨日も31点取られててラウーフ選手のところも取られてたんで、やっぱり素晴らしい2枚のポイントゲッターがいる中、どっちかを抑える、点数を抑えないといけないことを考え今回はラウーフ選手のほうに少しでも(点数を)落とすということを選手に伝えた。なぜラウーフ選手のほう(の得点)を落としたほうが良いかというと、やっぱり「ここ」っていう時とか離されない時とか、あと僕達がゲームの流れを持ってこようとしてる時に、次のオフェンスで必ず決めてた。そういうふうな昨日の試合でもあったので、ラウーフ選手には加納と仲西の2枚で、ほとんどヘルプに行かなくてもいいからフェイスガードでべったりついていきなさい、というふうなことで(ラウーフ選手に)つかしていました。

前半は確か0点、後半は4点だったと思うんですけど。これが一概に言えるとは言えないんですけど、前半にボールタッチをしないからシュート感覚がなかなか(掴めない)。昨日と違ってパーセンテージが落ちるというのがあると思うんです。そこの点数が伸びてたら他のシチュエーションになってたと思うんですけど、今日は加納と仲西がそこのところではよく頑張ってたと思います。

あとは課題としてはセンター陣のところのダブルチームでしょうね、今日は。ヘンダーソンのところが「ゾーンからダブルチームに来るよ」と言っていたのにそこでターンオーバー出てる。そこでタイムアウト取ってそこの回避を教えてもやっぱり出来ないのであれば、練習でもっと徹底的にさせないといけないというところも見えてたし、この2試合は僕達にとってすごくいろいろ勉強になったというか収穫があったゲームだったと思います。

-相手チームのミスの多さに助けられた部分はありましたか?
その分(京都の)攻撃回数も少なくなって点数も伸びないし、また僕達も逆のケースとかも今までの試合の中であって、ターンオーバーが多くて点数が伸びないというのが今まで何試合かあったんですけど。ただシーズン当初からディフェンスをアグレッシブにやってファール取られてもいい覚悟でギリギリのところで戦おうと言ってるので、やっぱりそれが無くなると僕らのライジングらしさが無いと思うんで、それもずっとシーズン通して継続的にやって結果が今回はファールを取られずにターンオーバーを誘発出来た。もう本当紙一重だと思います、そこの部分は。

-昨日の課題であった第2Qの部分で今日も得点が伸びなかったことについては?
昨日はパーカーとヘンダーソンと一緒にビッグマン2枚出してやってたんですけど今回は向こう(京都)の出方を見てこっちが決めようと。うちはナイルとパーカー出してマンツーマンで今日はゾーンをやらずにマンツーマンで。そこのところで多分良かったと思います。で、センターが出てきたところで、確かその時は向こう(京都)がトリム選手とホワイト選手の2枚だったと思うんですけど、そこで僕らも高さを求めてヘンダーソンを出してパーカーを出して。

そこでのトランジションっていうんですかね、相手がゾーンやってて僕らシュート打ってパーカーがコーナーから打ってたんでショートコーナーから。その逆サイドのほうからホワイト選手が走られたっていう点数の取られた方だったんで。そこの部分は回避出来ると思う。マッチアップの問題とか、あとは僕らのオフェンスのシステムの問題があるんじゃないかなと。(第2Qの失点が)18点っていうのはディフェンスとしては御の字なので、もうちょっとこうメンバーの構成の中でどこを起点に攻めるかとか、もうちょっとそのへんを整理しないといけないのかなと、この2試合思いましたね。センター・ビッグマンを使う時はどこを起点をするのかとかスモールラインアップにした時はどうするかとか。

-特に第2Qのオン2になった時にですか?
僕ら日本人のサイズが小さいのでポストアップされたりするとそこでファールトラブルとかあるんで。bjリーグで今までやった(対戦相手の)中で高さがあるっていうのは高松さんとか、今回の京都さんとか日本人のサイズがあるので、僕たちはやっぱりそこが課題だと思います。第2Qのサイズが無い時にいかにアウトサイドで、高さの勝負ではなく平面の勝負でいかにイニシアティブを取れるかが今後の戦いのキーになるかもしれないですね。

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竹野 明倫 選手

-今日の試合について
チーム全員で我慢してずっと最後までプレー出来て、追い越すチャンスの時に確実にシュートを決めれてそこが良かったと思います。

-昨日のゲームの修正点は?
向こうのゾーンディフェンスに対するアタックの仕方ですね。外だけ回すんじゃなくてインサイドを繋げて外に回すとか、またインサイドに入れるとかっていうところです。

-チームメイトとは何か話しあったりしましたか?
外だけ回してる感じですんでもっとインサイドに繋いでいこうっていうことは言ったんですけど、具体的にどうするかっていうのは昨日の試合中から話してたんですけど、なかなか具体的に出来なかったので、そこはヘッドコーチが修正してくれたんで、そこは上手く。

-新潟から移籍して小川ヘッドコーチと廣瀬ヘッドコーチの違いはありますか?
小川さんはどちらかというと選手でどうにかしろっていう感じですね。廣瀬さんは廣瀬さんがしっかりスカウティングして相手の弱点とか全部やってそれを僕らが遂行するという感じなんですけど、小川さんはそうじゃなくて試合してる中でこういうふうにやっていったほうが良いと選手同士が話したら、じゃあそれをやれよというみたいな感じですね。

-地元の福岡でプレーすることは?
いや、もう福岡をライジングで盛り上げるということしか考えてないですね。

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ナイル・マーリー 選手

-今日の試合について
今日の勝利は嬉しいです。ただ体育館が寒かったです。

-昨日も寒かったですし今日も寒かったですけど昨日に比べるとチームのコンディションも集中力も良かったですが、それについては?
今日集中してたと思います。ただ不思議なことにいつも最初の試合で負けてしまって次の試合に勝ってしまうことがあるので、これからは最初のゲームも勝たないといけない。両方勝っていかないといけないと思ってます。

-具体的に昨日のゲームからどういうふうに修正しましたか?
まずディフェンスを昨日と比べて頑張ったことと、あとさっき言われたように試合40分間集中したこと。みんなエナジーをもってやったということ。この3つやったので今日勝てたと思います。

-昨日の試合では2-3ゾーンをクリアーできませんでした。今日ナイル選手が気をつけたことは?
今日はパスをみんながするように。一人で攻めていくんではなくて全員がパスをして、空いてるところにボールを回す、それを気をつけて、で今日はみんながよく入ったと思ってます。

-昨日ナイル選手は17分間の出場でした。小川ヘッドコーチとは何か話しましたか?
昨日はあんまりプレー出来なかったので自分的にはちょっとショックだったんですけど、それはヘッドコーチの考えにもよることだと思うし、昨日に関してはビッグマンが必要なのでただ大きい選手を使ったかもしれないので、それはヘッドコーチの考えで。昨日は昨日なので今日はリフレッシュしてセットして今日のプレーに集中しました。それが功を奏して勝ちにつながったかもしれないです。

-昨年まで大阪でプレーされてましたが、天日ヘッドコーチと小川ヘッドコーチの違いは?
天日さんも小川さんも選手からコーチになってるのでそこは同じで、両ヘッドコーチも今まで勝ってる勝率が良いのでほとんど一緒ですけど、強いてあげるなら年の差ぐらいです(笑)

-福岡に移籍しました。どんなチームですか?
福岡の選手はファイナルフォーとかを経験してる選手が多いので、それはすごく自分達のチームにとってはプラスであって、毎試合毎試合ずっとチームとして成長していってるのでこのまま成長していけばまたプレーオフに出られると思います。