12月4日(土) 富山グラウジーズ vs 新潟アルビレックスBB 試合後のインタビューとレポート

イーストで同じ5勝7敗同士の戦いとなった今回の富山vs新潟戦。試合後のインタビューはこちらです。

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新潟アルビレックスBB 廣瀬昌也ヘッドコーチ

-今日の試合に総括について
「まだもっと点数が取れると思うんですよね。イージーなシュートとか、もったいない場面がたくさんある。今日はどちらかと言うと、富山さんのターンオーバーに助けられました。すごく競り合っていて、どっちに行くか分らないという時に、どちらかといえば富山さんがターンオーバーして、流れを切ってしまったという。だから、明日どうなるかは分からないですね。むこうがきっちりフィニッシュしてきたら、もっと苦しいゲームになるだろうし。

ウチも、もっと高得点を狙って行きたいんです。もうちょっとですね。でも、だいぶ周りの積極性も出てきたと思います。ジュリアスの我慢、強引に行かずに我慢。そして周りの積極性という意味では、先週よりもよかったんですけど、まだまだだと思います。

明日はもう1回気を引き締めて、戦って行きたいと思います。」

-前回の新潟ホーム戦では1勝1敗で、今回は4位と5位の試合となりましたが、富山に対して意識したことは?
「富山だからどう、というのは・・・。対策は、ちゃんと練習してきましたけど、とにかくウチは点数が少ないんでね。もっとアップテンポで攻撃回数を増やして、点を取りに行こう、と。まず(相手が)誰でどう、というよりは、自分たちの点数が欲しいということで、どちらかと言うとそれだけを今週(の練習)はフォーカスしてやってきました。(今日の得点が)80点ということに関しては、及第点ではないですね。もうちょっと(点を)取っていってほしいな、と思います。長いシーズンなので、今回だけが4位だ、5位だということはあまり考えずにはいました。」

-今日はよく我慢した試合でした。
「ベンチメンバーも頑張ってくれたし、みんな躊躇なく勝負していってくれましたね。まぁ、レイアップだね。ウィリーが2本、ザックが1本、タカトが1本。やはりそこをしっかりと決められると、もっとよくなってくると思います。だから、(今日は)2点が40%かな。やはりここを50%近くまで高めていかないと、なかなか難しいんじゃないかなと。だからウチも若干は良くなってきたけれども、それ以上に今日は富山さんが自滅してしまったかな、という感じで捉えています。だから明日もう1回、自分たちのバスケットを出来るようにトライしたいと思います。」

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富山グラウジーズ:衛藤晃平ヘッドコーチ

-今日の試合の総括について。
「2週間ぶりの試合ということで楽しみにしていたんですけども、どうしていいのか、全く集中力のない40分間になってしまいまして、歯がゆく思っています。ここまで、敢えてタイムアウトを取らずに、コートの中の選手達で打開していくように成長していって欲しいなという目論見でやっていたんですけども、苦しい展開になればなるほど声が出なってしまいましたので、また選手としっかり話をしたいなと思っています。

やはり我々は強いチームでもなければ成績を残しているチームでもないので、泥臭さとか、そういった物が無くなってしまうと簡単に崩れてしまうという事を再認識させられましたので、初心に戻って、立て直していきたいと思います。」

-2週間のオフの間の進歩が見られなかったのですが?
「無いですね、本当に。確かに、新しいことを何個か入れたというのが本音です。ですけども、まだ出来ない段階かな、と。正直に言いますと、私自身も戸惑っている状態です。」

-2週前の埼玉での敗戦同様、やはりシュートに思い切りの良さが見られません。
「そうですね。全部ためらいがターンオーバーに繋がってますよね。ペネトレイトにしても一緒で、行けばいいのに、オフェンスファウル取られるくらい突っ込んでいけばいいんですよ。ブライアンみたいに。それを躊躇して、中途半端にパスして取られて。打てるところで打たずに流して、また苦しくなって。その繰り返しですね。」

-中にはギアを上げて追い上げる場面もあったのですが、それが結局は単発になって、次に繋がらない印象なんですが、40分間戦うゲームプランといったものが必要ではないでしょうか?
「間違いなく必要です。必要ですし、選手達に話は伝えているんですけども、私の伝え方が悪いのかな?とも思っています。なかなか選手に伝わってないという事と、当然ながらPG不在というのは影響しているのかなと思います。」

-チームには若いPGもいますが、彼らの成長が求められるということでしょうか?
「はい、もちろん成長させる為に今プレイタイムを与えていますんで、成長してほしいとは思いますけれども、若い選手なのでそんなに責める事は出来ないので、私自身は(彼らを)見守りつつ、プッシュしていきたいなと思っています。」

-明日、連敗となると下位からの追い上げも厳しくなります。
「ネガティブには考えずに、負けたら、負けたら・・・と考えたらそうなりますので、勝つという意識しか持っておりません。」

-試合後に選手達に伝えたことは?
「情けない試合だ、と。勝つ気あるのか?集中力ないぞ、という事だけです。恐らく、ベンチで見ていた選手達が一番悔しい思いをしていたと思いますので、しっかりと話をしなさい、と。それだけ伝えました。」

-決定力を欠いたオフェンスでしたが、明日の打開策は?
「打てるところで打てなかったり、迷いが生じてますので、そこをクリアにすることがまず第一。もうひとつは、いま外国人選手の調子がいいので、そこを起点にしてクレバーに、スマートに戦っていく必要があると思います。」

-ターンオーバー22個という数字については?
「迷いですね。行けばいいのに行かなくて、中途半端にパスを探してしまい、レシーバーも準備してないという状態ですね。」

-今日も加藤選手が無得点で、パスを回すのに徹していたようですが、彼が全く機能していないのは?
「今は本人も探っているんだと思うんですよ。去年と違って点の取れる外国人選手が何人もいますので、そのバランスの中で、彼自身も悩んでいるんだと思います。話はします。」

-新潟での試合に続いてゾーンオフェンスで躓く場面がありましたが、現状での課題は?
「今日も、3-2(ゾーンディフェンス)に対してはコーナーを使いなさい、あとはパスアンドランでボールサイドカットを中心に展開しなさいと言ってたんですけど、新潟さんが3-2なのか2-3なのか分からない、極端に言うとマンツーなのにゾーンという認識を盛持っていたり、そこの間の取り方をまずは伝えていきたいですね。それで(やっと新潟と)ヨーイドンかな、と思っています。」

-まずはフロアの把握という事ですね?
「そうですね、まずはそこが最優先だと思います。」

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続いてゲームレポートはこちら。

12月4日(土) 富山グラウジーズ vs 新潟アルビレックスBB@ありそドーム

【富山-新潟】
第1Q 14-18
第2Q 16-18
第3Q 20-26
第4Q 19-18
最終スコア 69-80

【スタート】
富山:#9水戸、#14加藤、#3デービス、#21ハーパー、#13カイル
新潟:#1澤岻、#30ヴィーズリー、#30池田、#21アンドリュース、#25アシュビー

【レフリー】#3伊藤、#30長谷川、#55久保田

【観客者数】
1,098名

【主な個人スタッツ】
富山:デービス19pts、3pt3/5、2pt5/7、6reb、6TO、ハーパー15pts、2pt5/11、FT5/6、7reb、5TO、カイル10pts、FG5/7、6reb、ジョンソン10pts、9reb(うちORが6)、スミス9reb、水戸6pts、FG3/10、39:22min、加藤0pts、FG0/4、21:17min
新潟:ヴィーズリー18pts、3pt4/9、2pt1/6、4stl、アンドリュース16pts、FG5/11、5reb、2stl、池田12pts、3pt2/6、FT4/4、コナーレ11pts、FG5/10、8reb、アシュビー8pts、FG2/7、FT4/4、5reb、2ast、澤岻6pts、3ast、鳴海4pts、FG1/2、FT2/2、5.55min

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第1Q 富山14-18新潟

いずれもマンツーマンでスタート。まずはインサイドアタックが中心となる両チーム。

新潟のアシュビーに対して、早い段階かつ徹底したダブルチームを繰り返す富山。新潟はアシュビーからの展開で、澤岻のドライブからアンドリュースのオフェンスリバウンド、さらに澤岻からのアシストでアンドリュースのゴール下。そのアンドリュースがスティールからワンマン速攻でダンクを決める。まるでジョーダンのような跳躍力あふれるダンクです。

富山はカイルがポストで頑張るがアシュビー相手の1on1では苦しい。水戸からのアシストでゴール下のシュートを決めるも、ポジション取りでアシュビーを押してしまいオフェンスファウルを取られる。

新潟のアウトサイドが決まらない中、富山はハーパーのドライブ、そしてそのハーパーからの展開でデービスの3ptが決まる。池田が3ポイントを決めれば、ハーパーもアリウープからのFTとお互いに得点を重ねる。

再びダブルチームされたアシュビーからの展開で、今度はヴィーズリーが3ポイントを決める。しかしハーパーも1on1からのファウルでFT。ここで富山のタイムアウト(5:27)。ハーパーとアンドリュースは似たような身長と細身の体型、アスレティックなプレースタイルですが、オールラウンドという意味ではハーパーが1枚も2枚も上手。その活躍がインサイド中心となるアンドリュースで守るのは苦しく、ここでコナーレと交代します。ハーパーとのマッチアップという意味ではベターな選択です。

タイムアウト後、アシュビーがカイル相手にトップから1on1を挑んで派手なダンクを叩き込む。格が違う?しかしカイルは冷静に対応。カイルからのパスでデービスがゴール下で得点、更に速攻に走ってカイルがポストで得点。能力では劣っても、その能力をうまく使えばチームに貢献できます。

その後はお互いにバタバタした展開に。コナーレのタイトなディフェンスでハーパーのミスを誘うも、ヴィーズリー、齋藤はFTをしっかり決められない(2/4)。富山も加藤がうまくカットインして池田のファウルを誘うなどするも、シュートの決定率が低い。新潟では根東がコートインしてからボールに積極的に絡むも、結果には繋がらず。最後にジョンソンが速攻からのFTを決めて、18-14と新潟がリードして第1Qを終了。

※両チームとも2ptFGが30%台という事で、どうも締まらない展開のこのゲーム。特筆すべきこともないまま、第2Qへ。

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第2Q 16-18

お互い小さいラインナップとなるこのQ、新潟は2-3のゾーンディフェンスに切り替える。そのゾーンを攻めきれない富山と、しかし一方の新潟のセカンドユニットも機能しない。それでも、根東は引き続きボールを持てば積極的に攻める姿勢をキープ。速攻に突っ走ってレイアップを決め、これがハーパーのファウルとなってバスカンとなる。ハーパーもまさか根東がシュートに来るとは思わなかったのかもしれません。

根東のハッスルは続きます。的確な読みからパスをスティールすると、これが小松の速攻につながります。富山は引き続きハーパー中心にアタックするものの、ハーパーがオフェンスファウルをとられてしまう。テイクチャージはコナーレ、彼はディフェンスの読みがいい。ハーパーはこれで3ファウルとなり、しかも軽く足首を捻ったようです。

エースのハーパーがベンチに下がったことで、流れは新潟に傾きかける。ダブルチームからのパスを捌き、アシュビーがゴール下でFT。そして同じパスまわしから今度はヴィーズリーの3ポイントが決まります。ヴィーズリーは先週までの悩める状態から徐々に脱しつつあるようです。

これで新潟に一気に流れが傾くか?というところで、大事な役割を果たしたのが富山のベンチメンバー。吉村のジャンプシュートに、庄司の3ポイントが決まって点差を離させません。オフィシャルタイムアウト(4:46)後は、今度はベンチの外国人メンバーが頑張ります。スミスが東京時代のチームメイトであるアシュビーに対してポストから難しいシュートを決めてきます。

オフィシャルタイムアウト前からディフェンスをマンツーに戻した新潟に対し、富山オフェンスもやっと得点が動くようになります。速攻からカイルのゴール下、そしてジョンソンの3ポイント。

新潟も池田の3ポイント、そして澤岻のジャンプシュートが決まります。ここでは、アシュビーをアウトサイドでスクリーンプレーに絡め、効果的に得点しました。そして、ここで新潟に勢いを与えたのが鳴海のプレー。ヴィーズリーのスティールから速攻で得点を決めると、リバウンドにもしっかり絡んでファウルをもらいます。この1and1のFTをしっかり決め、新潟のリードは36-28となります。

残り約2分はまたバタついた展開となり、得点は動かないまま富山最後のオフェンス。タイムアウト後のセットアップという事で新潟もディフェンスを集中させたはずですが、水戸からのスクリーンプレーがあっけなく決まり、新潟のリードが36-30と縮まってハーフタイムへ。

※全体的にはバタついた展開が続いていますが、それでも、ベンチメンバーの活躍などいくつかの見所はありました。

富山としては前回の新潟シリーズ同様、ここまでリバウンドでリードしているものの(25-18)、FGが30%台のままでは苦しい。前半でターンオーバーが10というのも痛いです(新潟は5)。

とは言え新潟のFGもほぼ40%とキレがありません。主力にファウルがかさんでいるのも気になります(アンドリュース、アシュビー、池田が2ファウル)。

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第3Q 20-26

追い上げたい富山は、ここからディフェンスを2-3ゾーンに切り替えてきました。しかし、新潟がパタパタと得点を重ねます。まずヴィーズリーの3ポイント。続いて富山のターンオーバーから同じくヴィーズリーの速攻。そして、澤岻のシュートが決まり、2分ほどで43-30と点差を広げます。6点差で迎えた後半ですが、あっという間に13点差に広がってしまい、そして富山はこの点差を試合の最後まで追い続けることになります。

もちろん富山もすぐに追い上げます。水戸のドライブからのバンクショット。バランスのいい器用なショットでした。そしてハーパーのシュートと続きます。

しかし新潟はインサイドでアタック。アシュビーの強烈なオフェンスリバウンドから、アンドリュースのゴール下シュート。続いてアシュビーとアンドリュースのハイ-ローのパスが通りますが、アンドリュースがゴール真下のシュートを決められない。それでも、アシュビーがカイルにアタックしてポストでFTをもらいます。これでカイルは3ファウル。続く速攻ではアシュビーが速攻に走り、そのカイル相手にゴール下のシュートを押し込みます。カイルとしても4つ目のファウルはできないので苦しい。富山は2回のタイムアウト(6:18と6:04)で建て直しを図りますが苦しい展開が続く。

新潟は再び速攻に走り、今度はアンドリュースがゴール下でバスカンを押し込む。これでハーパーは4ファウルでベンチへ。ここでこの試合最大の16点差となり、富山にとっては一気に苦しくなりました。

しかし、富山は踏ん張ります。頑張ったのはハーパーに替わりコートに入ったジョンソン。先回の新潟ホームでもハーパーに替わって活躍した選手ですが、若く、勢いのある選手です。まずはオフェンスリバウンドからの得点を決めると、速攻からバスケットカウントを押し込む。

新潟ではコナーレ。ミドルショットに3ポイントと、アシュビーのダブルチームからの展開で効果的にアウトサイドショットを決めます。

ところが流れは富山、というよりジョンソンがキープ。彼のジャンプシュートは外れたもののスミスがティップインを押し込む。そして再び速攻からジョンソンのシュート、これも外れますが自らオフェンスリバウンドを押し込んで追い上げる。57-46となって新潟のタイムアウト(2:26)。

タイムアウト後もとまらないジョンソン。今度はドライブからバスカンを押し込む。しかし、ボーナスFTは決められない。バスケの面白い面のひとつは、試合に流れがあること。ミスが出た場合、相手の得点につながる事が少なくありません。ここでは逆サイドでヴィーズリーの3ポイントが決まり、続くジョンソンのプレーはターンオーバーになってしまう。

終盤に富山のパス回しから水戸のゴール下が決まり、一方の新潟もコナーレがダブルチームからの展開できれいにドライブを決めます。そのコナーレがジョンソン相手のディフェンスを頑張って守りきり、新潟が62-50とリードを保ったまま第3Qを終了。

※点差が広がったこの第3Qですが、つまり開始直後の新潟の7連続得点を除けば、ほぼイーブンの展開でした。それだけに富山はこの時間帯が悔やまれます。

ジョンソンのハッスルを中心に(8pts)、2ptは10/15と良かったのですが3ptは0/4、そしてアシストは1のみで、しかもターンオーバーが6というのはミスが多すぎました。

新潟は3ptが3本決まり、2ptFGも7/11と確実に決めました。ヴィーズリー(8pts)とコナーレ(7pts)の活躍が目立ちますが、ダブルチームされたアシュビーからの展開がよく機能し、この2人で3ptを3/5と決めるなどアウトサイドからの得点がよく決まっていました。

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第4Q 19-18

追い上げたい富山はディフェンスをマンツーマンに、一方の新潟は2-3のゾーンでスタート。富山はこのディフェンスを攻められず、衛藤HCは早めのタイムアウト(8:52)。しかし富山にミスが続く展開は変わらない。新潟はヴィーズリーのスティールからのFT、そして根東の見事なスティールからコナーレの速攻が決まり65-50と点差を戻します。沸き立つ新潟ベンチを見ながら富山は再びタイムアウト(7:57)。ベンチメンバーでの追い上げはこれ以上難しいと判断した衛藤HCはハーパー、カイルのスタートコンビをコートに戻します。

そのハーパーが早速得点。速攻からアリウープを決めてきます。またゴール下ではスミスが見事なターンからバスカンを決め、これでアンドリュースが4ファウル。新潟が得点できない中、ハーパーのポストからの得点が再び決まり、続いてカイルがポストからアシュビーのファウルを誘う。これでアシュビーも4ファウル、新潟としてはフロントラインの2にが4ファウルで一気に苦しくなりました。ここでオフィシャルタイムアウト(4:36)。新潟はここまで齋藤、根東のコンビで粘ってきましたが、澤岻、池田をコートに戻します。

残り4分強で56-66の10点差。これは決して無理な数字ではありません。しかも、富山のオフェンスは悪くなかった。スミスのシュートは外れたもののカイルがオフェンスリバウンドからの得点を決める。そのカイルが速攻で得点を決めたり、ハーパーのタフショットが決まったり。

しかし、富山はディフェンスで守りきれなかった。富山が得点すれば、新潟も得点を決める。ハイポストからアンドリュースのドライブが決まる。そしてここで得点に絡むのが池田。池田といえば3ポイントですが、ここではポストでひと回り小さい水戸相手にファウルをもらいます。富山の流れになりそうなところで、完全にファウルをもらいにいくスマートなプレーでした。時間は止まり、池田は2ショットとも決める。再び池田。今度は加藤相手に、フェイクでうまくかわしてからのミドルショットを沈める。

カイルの綺麗なロールターンからのダンクショットが決まれば、そのカイル相手に再びアンドリュースが1on1からの得点。お互い4ファウルですが、ここはアンドリュースの積極性が上回りました。

それでもハーパーからゴール下のスミスへパスが通って、74-66の8点差になり、そしてコーナーから水戸の3ポイント・・・これが決まらなかった。決まっていれば残り約2分で5点差、これは十分なチャンスがあったと思いますが、これが外れた時点で試合はほぼ決しました。

ここからは富山のファウルゲームとなりましたが、澤岻、ヴィーズリー、そして池田がしっかりとFTを決め(6/6)、新潟が80-67で逃げ切りました。

※このQだけなら富山の19-18ですが、追い上げるにはあと1歩、いやあと2歩が足りませんでした。シュートそのものは悪くありませんでしたが、ターンオーバーがここでも6も出てしまい、自らのミスでそのチャンスを手放してしまいました。

新潟はここまで3つのQですべて負けていたリバウンドで踏ん張り(16-13)、FGは苦しかったですが(4/20)、新潟にしては珍しくFTをしっかりと決めることができました(10/12)。

試合を通じて両チームともキレはなく、あまり締りの無いゲームでしたが、限られたチャンスで一気に得点し、終盤も堅実にプレーした新潟に対し、富山はいい流れはあったもののそれを継続できず、そして新潟に付け入るスキを与えてしまいました。