10月10日(日) 新潟アルビレックスBB vs 東京アパッチ@開志学園 練習試合後のインタビュー

10月10日(日)、新潟、開志学園にてシーズンチケットオーナーを対象に公開された練習試合の試合後のインタビューです。
試合模様はライター荒木ユタカ氏のASSERT_YOURSELFで確認下さい。

※今回は廣瀬HCの練習試合後のインタビューのみ。東京アパッチは移動時間の都合でヘッドコーチの会見は行えませんでした。

新潟アルビレックスBB 廣瀬昌也HC
廣瀬HC

-開幕を控え、今日の手応えは?
「(今日の試合は)ディフェンスリバウンドで優位に進められました。特に前半。後半の本数は確認していませんが、リバウンドと取って(ファストブレイクに)走るバスケットを少しずつ体現できた思っています」

-前回のプレシーズンではまだ澤岻選手が練習参加して間もなかったですが、今日の出来は?
「二つ。(一つは)度肝を抜くようなアシスト。針の穴を通すようなパスが何本かありました。もう一つは、(そのパスを)チンプンカンプンなタイミングで出す時があったことです。受ける選手にも問題があるし、澤岻自身にも問題がありました。(パスを出すタイミングは)紙一重なので、澤岻がどこまで合わせるか。自分のレベルに相手を引き上げつつも、相手のレベルにも合わせ制御する部分で良い面と悪い面が今日はありました。ただ(今後、そのアシストが)すべて絡み合えばもっと良いファストブレイクシーンが生み出されるのではないかと思います。そういう意味で今日は手応えを感じました」

-その澤岻選手の課題は?
今日は(ボールを)持ち過ぎなかった。ドリブルは薬にも毒にもなりますが、チームの健康状態が良い時に薬は飲まないでしょう? 悪い時にその薬(ドリブル)を使って状況をどう打開するか。今日はドリブルを多用せずにいいパスワークをしてくれたと思います」

-池田選手について
「彼には一つ課題を与えていて、ボールミート。第1Q立ち上がりの3Pシュートでいいリズムを掴んでいました。後半はマークがきつくなりましたが、ディフェンスリバウンドで貢献し頑張ってくれました。(今日のような)プレーを1シーズン続けられればもっと池田選手の良さが出てくると思います。後半、池田の3Pシュートを澤岻がクリエイトしてくれた事。その前にもオープンだったのですが、外国人選手がパスしなかった。澤岻はそれを分かっていて打たせる状況を作ってあげました」

-ジュリアス・アシュビー選手について
「(ペイントで)アタックしてくれてファールを上手く貰えていました。チームの課題でもあるインサイドアウトも少しずつですが決められていましたので、良かったと思います」

-チームの課題は?
「そのインサイドアウトは出来ていましたが、アウトサイドにパスが出て手詰まりをしてしまうシーンが何回かありました。その部分で修正が必要だと感じています。コミュニケーションを取ってプレーが止まらないようにすること。スペースを作る役目、シュートをする役目、ペネトレイトする役目がいるので、練習中からもっと声を出して確認していこうと思います。
ディフェンス面ではピック(マーク)の問題があります。ガードとセンター陣の連携をもう少ししっかりしていきたいと思いますね。今日はゾーンディフェンスを試しましたが、機動力のある動けるメンバーでのゾーンに手応えを感じましたので、開幕までにもしっかり準備したいなと思いました。勿論(チームディフェンスの)主眼はマンツーマンなので、そこを一番の重点にしたいと思っています」

-東京の印象は?
「デカい! 今日はファールトラブルや怪我もあり、やりたいことの半分も出来ていなかったのでは? それでもリバウンドは強いですね。(今はチームとして)試していている印象です。日本人選手のプレィタイムが多く、(主力の)青木康平選手は反対に出場時間が短い。意図的にそうしていると思いますので、(完成したら)相当手強いチームになると思いました。もう一つ驚いたことはディフェンスがアクティブになったことです。今までの東京のイメージとは完全に違うチームになっていましたね」

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