大阪エヴェッサvs滋賀レイクスターズ 記者会見 5月16日(日)

5月16日(日) 大阪エヴェッサvs滋賀レイクスターズ 試合後の記者会見

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滋賀レイクスターズ

ロバート・ピアースHC


-試合の総括
3戦までやるつもりで、その準備をしていたんですけども・・・。

過去にMVPを取ったことのあるリン・ワシントン選手、デヴィッド・パルマー選手と対戦できて、うちの選手にとって良い経験になったと思います。さすがMVPプレイヤーの活躍でしたし、彼らから優勝経験を学ぶことが出来たんじゃないかと思います。

勝負が決まりそうなシーンが何度もあったんですけど4点差まで追いつくシーン、最後まで頑張った選手たちを誇りに思います。昨日の試合もそうですし、大阪がベストだと我々は信じてますので、その大阪に対して、うちは今シーズン一番の良いディフェンスを昨日今日と出来たんじゃないかと思います。

あとは滋賀からのたくさんのブースターが来てましたし、チームの関係者・スタッフ・ブースターの期待には応えられなかったですけど、すごい良いシーズンを過ごせました。

藤原、マイキーが苦しい時間もどうやってゾーンを攻めたらいいのかというのをずっと追求しながらやっていたんですけど、最後の最後でゾーンを上手く攻められるシーンが何度も出て、そこはずっとやってこようとしてきたところが最後の最後でやっと出せたので本当に良かったと思います。今日その姿をお客さんに楽しんでもらえたのは最高のことだと思います。

最後になりますが昨日今日と元日本代表ジェリココーチが来てたみたいで、JBAとbjリーグの難しい関係があったと思うんですが、元日本代表監督にこうやって滋賀対大阪の試合を見に来させるようになれたというのは、bjリーグの一つ発展の姿だったんじゃないかと思います。

-今日もすごいブースターが会場に足を運んで・・・(最後まで聞き取れず)
ブースターが会場の雰囲気を作ってくれてたのですごい良かったと思います。逆にそれで新人のルークなんかは緊張して最初のシュートがエアーボールになったんじゃないかなと思います。ただそれはブースターが作り出してきた雰囲気なんで、すごい良い環境でやらせてもらえたと思います。

-今年のシーズンも大阪に二つしか勝てませんでした。大阪に勝つためにレイクスはあと何が必要ですか?
難しかったのはやっぱり経験の浅いルークとレイのところが昨日今日通じて全然活躍できてないですし、城宝もここ2試合は彼本来の調子の良さでは無かったと思います。あとは若い選手たちに経験が必要だったんじゃないかなと。あとは何が何といってもリン・ワシントン選手だったと思います。

-リン・ワシントン選手に23点取られています。それとマッチアップしたゲイリー選手の昨日今日の働きについて一言。
ゲイリーのディフェンスに関しては責められないと思います。(リン・ワシントン選手を)一対一では守れる選手はいないと思いますし、藤原がダブルチームに寄ったシーンとか、15点差から4点差にいったのは他のガード陣のダブルチームの寄りが良くなって4点差までいけたと思います。

ただここ数カ月間の大阪は80点90点のハイスコアで勝ってきてますんで、この2日間通じてロースコアに抑えられたので、ディフェンスはほぼ成功したと思ってます。

-大阪のゾーンディフェンスはどういった風に感じました?
3Pの確率がチームとして良くないので、大阪は基本的にはうちのスリーは打たせろというふうに恐らく対策してるんだと思います。

チームで一番良いのはルークゼラーの33%。他チームでは普通の数字でしか無いので、他の選手は全てそれ以下。それはチームにとって良くない数字。恐らくゾーンの時は全てスリーは打たせなさい、打たせなさい、と大阪は言ってる。

ゲーム終盤になって最後やっとゲイリーとクリスのコンビネーションがゴール下のスコアがいくつか出たのは、うちはあそこでスコアしてこないと3P得意の選手はいないので、あそこのスコアが出来ないとゾーンで守られて終わってしまうと思います。

ただそれに対してゴール下のスコアが伸びてきて、それに大阪が堪えられなくなったときに初めて外のプレイヤーにボールが飛び出して、そこからの外の3Pは非常に有効だと思うんですが、今週末はほとんど無かったと思います。

-佐藤浩貴選手を使った意図は?
短い時間しか出れなかったんですけど良く頑張ったと思います。昨日の試合でルーク・ゼラーが大阪のリバウンドに対抗しようとゴール下のプレーばかりさせていた。チームの中でも一番3Pの確率が良い選手ですんで、多少外でプレーさせる必要があると思って佐藤を使いました。

それに対してルークはエアーボールからはじまって期待にこたえることが出来なかったので、またすぐ戻さなくてはいけませんでした。佐藤にチャンスをあげることができなかったんですけど、出た時間に関してはしっかり仕事をしてくれたと思います。

-来シーズン有明に行くために今の段階で何が必要ですか?
今の段階でわかってることは3Pの確率の良い選手、3P決められる選手が必要になってくると思います。あとは大阪を見てわかるようにナイル・デヴィッド・リンと3人とも1対1で個人能力で解決できる選手がいるんで今だとうちはマイキー、城宝になるとおもいますが、やっぱりもう一枚1体1で勝負できる選手、この二つだと思います。

滋賀にとってはそういう良い人材をずっとサラリーで確保できるっていうのはまたちょっと違う問題なんで、そこがこのリーグの難しさではありますが、今はそこがうちに足りない部分じゃないかなと思います。

誰と契約できるかはまだわかりませんが、滋賀は絶対あきらめないチームのスタイルなんで来年もやっつけるのが大変なチームになれると信じてます。

-今シーズンは良いシーズンでしたか?課題が残るシーズンでしたか?
本当に良いシーズンだったと思います。去年は19勝しか出来なくて、今年は29勝であと少しで30勝に届きそうでした。

昨シーズンはリバウンドの数で相手に圧倒されることが多かったですが今年はリバウンドの数が相手を圧倒する試合のほうが多かったですし、シーズンが終わるのは寂しいですが、うちが大阪と一番良い試合をしたんだといえるように、是非大阪にはチャンピオンシップを獲ってきて欲しいと思います。

大阪とはNBAみたいに7戦シリーズまであればもっと面白かったと思います。ホームにいったらうちのほうがいいんで。ホームコートアドバンテージが無かったのは痛いです。

-滋賀からたくさん応援に駆けつけたブースターに一言メッセージ。
ベストブースター賞のみなさんと一緒に戦えて本当に嬉しかったです。今シーズンやり遂げられたのも皆さんのおかげだと思います。また来シーズン一緒に戦えることを期待しています。


マイキー・マーシャル 選手


-今の心境は?
本当に悔しくてしょうがないです。今日の試合に関しては終盤いけるかもしれないなという思いも一時あったんで最終的に負けてしまって本当に悔しいです。大阪のほうが強かったということだと思います。

-今シーズン途中から加入して、チームはプレーオフへの救世主というか、大きな期待があったと思いますがそれを感じながらのプレー、改めてこの2試合どうしたか?
前回日本にいた時は有明までいって優勝もしましたから、もちろん有明までいくつもりで来ました。バスケットなら絶対っていうことはありえないので、特に大阪みたいな強いチーム相手に絶対っていうことはありえないので、勝てると思いながらもこういう結果になったのもしょうがないと思いますが、勝てたらもちろん有明でしたが、負けたらそれしかない。そういう気持ちです。

-来シーズンもbjリーグにいてください。
(日本語で)多分多分。

わからないですけどまずは滋賀に帰ってフロントとしゃべらないといけないですけど、大阪とか滋賀みたいに運営経営をしっかりしてるチームで選手としてやりたいと思ってるし、色んなチームを渡り歩くのは理想じゃないので日本にいるのであれば同じチームでプレーしたいと思ってます。

今年は負けましたけど、こうやってチームを作り上げていくという過程は好きですので、もしかしたら。

-このチームはあなたを必要としてます。
来シーズン改めてスタートを切らないといけないと思いますし、僕がそこに必要とされてるのはわかっています。でも一度滋賀に戻って話をしないといけないですが。

とにかく応援してくださって滋賀のブースターのみなさんに感謝しています。
(最後は日本語で)ありがとうございました。


城宝 匡史 選手


-滋賀1年目、最後はファールアウトという形で終わりました。
大阪は経験豊富な選手もいて、うちはプレーオフ経験してる選手が本当に少なくて、そこの違いかなと思ったんですけど、リンとかデヴィッドが良いとこでシュート決めてたんでさすがだなと思いました。悔しいです。来年また頑張ります。

-自分のパフォーマンスについて
昨日ほどの勢いは無かったなと自分でも思うんですけど、今日もアウトサイドが入らなかったので、もっとオフェンスが上手くいかなかったので、うまく2点を取りに行けたら良かったんですけど。

3Qでちょっと追い上げた時はすごい良い感じで速攻も出てたし、4Qは失速したみたいな感じになっちゃいましたね。

-この2戦で見つけた自分のこれからの課題は?
ゾーンされたときでも確実に点数とりにいけるような、日本人で、そういう選手になりたいですね。1対1は絶対負けない自信はあるんで。点数はとれるとおもうんですけど。ゾーンされたときにどう点数をとるかっていうのを来季からの課題にしたいと思います。

-大阪のゾーンに対して崩したシーンもあったと思うんですけど、それはどう評価しますか?
うまくハイローで攻めれたのもあるんですけど、あれだけじゃちょっとなかなか点数入るの厳しいので、もうちょっと良いオフェンスのシステムがあったら良かったんですけど、そこは準備不足というかこの試合でどうにかなる問題ではないので次の課題です。

-ブースターに最後に一言。
ワンシーズンずっと応援してくれて、ありがとうございましたと言いたいのと、ホームでやってたら感謝の気持ちをみんなに伝えることができたんですけど、ここはアウェーだったんでいつもみたいにハイタッチとかできなかったのはちょっと残念ですけど。

また何かの機会でみんなと集まることがあれば。ブログでも感謝の気持ちを伝えようと思います。本当に応援、ありがとうございました。


藤原 隆充 選手


-昨日わずか1点差で敗れての2戦目となりました。試合前にどんなことを考えてゲームに臨みましたか?
第3戦目のことは一切関係なく、とりあえずこの1戦を勝たないともう後が無いので、この1戦に集中するように、そこしか考えてませんでした。

-前半ゾーンディフェンスに苦しめられてた印象がありましたが。
そうですね、それもあったんですけど、自分自身が出だしにつまらないミスを二つしてしまって、チームに勢いをつけることが出来なかったので、そこは個人の反省としてチームに申し訳ないことをしたなと思ってますけど。

昨日よりは過程は良かったと思うんですけど、フィニッシュのところしっかりといけなかったんじゃないかなと思います。

-レギュラーシーズン含めて大阪とは接戦を演じてきましたが、勝敗をわけるポイントはどこでしたか?
やはりFTのところもあるとおもうんですけど、FTをもらうまでの過程という非常にバスケットに向かって強いアタックをしてくるんで。そこでファールの差が、チームで12個以上の差があったと思うんで。そこの差なんじゃないかなと思いますし、最後の勝負所で滋賀に流れがいきかけたところをパルマー選手がしっかりとコーナーから何本も決めていたのが、分け目だったんじゃないかなと思います。

-1年間振り返って総括を
負けてしまったら悔しさしか残らないんですけども、本当に可能性のあるメンバー。今シーズンは可能性だけで終わってしまいましたけども。

非常に可能性のあるメンバーとここまで戦えたってことが僕個人にとっても幸せなことですし、一番はやはり滋賀のブースターさんがベストブースター賞を取ったっていうことで、非常に誇れるブースターを滋賀に根付かせることが出来たなっていうのも自分の自信にもなりますし、そういった周りの支えがあって滋賀が毎シーズン進化してるんじゃなかなと思います。

本当に一番にブースターに感謝ですね、ブースターさんのおかげでここまで戦えたんじゃないかなと思います。

-昨日の会見で昨日以上に自分がゲームをコントロールしたいとおっしゃってたんですが、それが達成できたかどうか?
負けてしまったので、コントロールが上手くいってたとしてもやはり意味がないと思うんです。ある程度のプラン通りには自分の中では出来たと思うんですけど、それでも結果に結びつけることが出来なかったので、まだまだ改善の余地はいろんなところであったと思うので個人として納得はいってないですね。

-第4Qの終了のブザーがなった瞬間はどんな気持ちでしたか?
またリンにリベンジが出来なかったという非常に悔しい思いと、ブースターさんが最後まで大きな声援をくれたので、それは今までに僕が5年間やってきたなかで感じたことがない声援だったので、非常に嬉しかった反面申し訳なさが出てきましたね。

-2年目のチーム、去年はプレーオフ逃して、今年はプレーオフきて、来年は?
個人の思いとしては同じメンバーで戦って、もっともっと今シーズン出てきた反省を来シーズンにいかして、有明行って頂点極めたいなと思いますし、その可能性が十分にあるチームだと思ってますし、欲をいえばもう少し時間が欲しかったなと思いますけど。

ここまで戦ってくれたチームメイトを誇りに思いますし、ここまで支えてくださってブースターさん、スタッフのみんなに非常に感謝してます。

-滋賀からきたブースターに一言。
いつも暖かい声援ありがとうございます。僕たちはナンバーワンになれませんでしたけど、みなさんがナンバーワンになったってことは選手にとっては誇りでありますし、
次は僕たちがナンバーワンになる番だと思ってますので。今シーズン本当に熱い応援ありがとうございました。