大阪エヴェッサvs滋賀レイクスターズ 記者会見 5月16日(日)

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大阪エヴェッサ コメント

天日 謙作 HC


-試合の総括
カンファレンスのセミファイナルにふさわしい良いゲームだったと思います。滋賀とのゲームはレギュラーシーズン6試合全てクロスゲームだったし、良いゲームしてたんで、この2試合もすごくタフでゲームになると思ってたんですけど、その通りで本当に良いゲームでした。

-ここが上回れたから勝てたというポイントは?リバウンド数で圧倒されました。
滋賀はリーグの中でリバウンドがトップのチームなんで、リバウンド率がね。負けてたとしても良く頑張ってたと思うんですね。ディフェンスリバウンド30対37というところも。ギリギリ持ちこたえられるレベルだったと思うし、みんなリバウンドに集中してました、昨日より。

そこでビハインドとらなかったのがまず一つ良かったと思うし、シューターをオープンで良い3Pショットをいっぱい打たれなかったのが原因としてあげられるんじゃないかなと思います。

-第4Qに4点差まで詰められて、オフィシャルタイムアウト入りましたけど、そこでの指示は?
だいぶ昔のことでわかんないです(笑) えーと、恐らく・・・つめられたところはファーストブレイクだったと思うんですよね。あとゾーンが崩されたんじゃないかなと思います。何で崩されてるのかっていうところのを説明してどうやってそれを扱うのかっていうところを説明したと思います。

-今日試合入る前に特にポイントとして指示したところは?
今日ゲーム前に言ったのは、ゲイリーがプレーはじめるんですけど、彼レギュラーシーズンで3.5アシスト出してるんですね。昨日も彼のところからシーファーだとかクリスだとかマイキーにディッシュしてる場面がたくさんあったんですね。

彼は実はプライマリースコラーじゃなくてアシストするんだよと、アウトサイドのシュートを。だからそれをみんなわかってるように、あんまりゲイリーがやりはじめたからって、そこに集中してヘルプしようとするとオープンショット打たれるよと。

あと昨日オフェンスで点取れなかったんで、僕らやってるモーションオフェンスをどうやってやるか、もう一回ボールがもらえないときに何しなきゃいけないかっていうところ。あとゾーンオフェンスでどういうことをやらないといけないかと。オフェンスのとこ二つ。ディフェンスのとこ二つ。

モーションオフェンスはまずまずやったと思います。昨日よりは全然良かったです。

-今日は勝又選手をどう評価しますか?
本当にチームを救ってくれた。MVPもらってよかったなと思います。

彼は、クローズアウトが、アメリカ人とか大きな選手が来てもショットを打てるんで、そういうとこで僕はゾーンオフェンスではキーになる選手だなと思ってて、本当に期待以上のプレーをしてくれたし、シーズンの最初から中盤ぐらいまで彼はすごく苦労してたんで、今活躍できてすごく良かったなと思います。あと二つなんで、もう二つ良いパフォーマンスして欲しいと思います。

-有明にいっても勝又選手はゾーンの時、キーマンになってくる?
そうですね、はい。向こうのディフェンスがゾーンだろうがマンツーだろうが今のローテーションの中に入ってるんで。

-過去のチームに比べて、今の段階で何番目ぐらいの仕上がりですか?
ちょっとわかんないですね。でも一番って言っておきます。

-それはどういう理由で?
僕昔どんな雰囲気だったのか全然覚えてなくて、今あのそこ(ロッカールーム)で試合終わって、みんなで有明行こうって言ってるところを見ると間違いなく一番だと思います。一人も輪からはみ出てないし。すごく良いチームだと思ってます。

-ベンチの控えの選手の様子を見ると、試合に出てない選手もみんな良いですか?
そうですね、はい。昨日の喜多君とか今日のヒデとか、そういうのすごく大事なんでね。
コートにいるだけがチームじゃないんで。

-相手が沖縄に決まりました。有明での戦いの思いを聞かせてください。
沖縄とは今回8回やってるんで。ですけど最初の4回だけかな?一緒のローテーションでやってたのは。あとはちょっと違うんで。またサラみたいな感じで考えてやったらいいんじゃないかなと思ってて。

あそこは日本人の選手が、特に小渕選手がスコアできるんで、そのへんをちゃんとつけないと僕らのゲームが出来ないんじゃないかなと思います。ま、でも大丈夫です。


勝又 英樹 選手


-試合を振り返って
昨日はタイトな試合だったので、滋賀は負けられないということで、すごい気合で来るもんだと思ってましたので、僕をはじめ他のチームメイトも、その気合に負けないように最初から飛ばしていこうということだったんで、そういうゲームが出来たんではないかなと思います。

-しっかりと自分の力を発揮してMVPに選ばれたポイントは?
昨日滋賀のゾーンディフェンスで日本人がパスをするってことを先読みしてる部分があったのでそこを逆に日本人が積極的にいけば、また違った展開になるんじゃないかなと思って攻めるように心がけてました。

-天日HCが、ゾーンではキーマンになるそうですが、それについては?
監督の期待に応えられるよう頑張ります。

-シーズン途中で勝又選手自身が自身の取り組みとかを切り替えた瞬間があったと思うんですね。そのきっかけは?
チーム編成でたまたま出るチャンスをもらったんで、そこでうまく結果を出せて、その上手く結果を出せたっていうイメージを自分の中ではキープしようと思っていただけです。何か特別あれをしよう、あれを変えようという意識はあまり無かったですね。

-ヘアースタイルを変えたりされましたけど?
(質問に対して笑いながら)冬場は寒かったので、伸ばしてましたけど、もう暑いんで短くしました。


リン・ワシントン 選手


-今日のゲームを振り返って
非常にタフな試合だったんですが、スタートしてから昨日の試合のあとだったので滋賀のチームはがっかりしてるのがすぐにわかった。チーム的にバラバラだったので今日は勝てるなと確信していました。

-今日は最初から熱かったですね
そうですね。ボストンでいうとケビンガーネットがチームの仕事の一つとしてやっているように、自分がテンションをあげてチームにエナジーを与えるのが仕事だと思っています。

-今日はFTを立て直してきましたね
昨日はFTがちょっとひどかったんですが、滋賀の戦略をテープでチェックして、スペースがあることに気づいて、そこをペネトレイトでファールをもらう意気込みでやりました。

-次は沖縄戦ですが、いかがですか?
まずは沖縄が福岡を倒したということでとても嬉しい。というのはもちろん去年プレーオフに起こったことが脳裏に残っているのでとてもやりたかった相手です。今年有明にいって去年と同じようなことは二度と起こさないと胸に誓って対決します。

-去年の対戦は17点差を逆転されたことが、それだけ悔しかったということですね?
そうですね。去年は4Qまで17点差という大差をつけながら結局負けてしまってとても悔しい。今年のチームは去年よりももっと良いチームなので、特に去年いなかったヒデが今年入って頑張ってくれているので今年は絶対勝ちに行く。

最後に。滋賀のチームについて。滋賀はとても賞賛に値するチームだと思います。特に藤原選手や、以前大阪でプレーしていた城宝選手、マイキー選手もいて素晴らしいシーズンだったと思います。

-試合前の両チームのブースターの雰囲気はいかがでしたか?
ブースターはとても熱くて、関西のバスケにとても良いことじゃないかと思います。特に滋賀さんは熱いすごい大声で応援されてましたので、滋賀と大阪が強い2チームがシリーズであたったということで、そこに京都が割って入ってくるようになればもっともっと面白くなってくるんじゃないかと思います。