パナマ代表ヘッドコーチ

日本と同じB組のパナマ代表は今年から新しくアルゼンチン人ヘッドコーチのギジェルモ・ベッチノが率いることになった。アメリカ大陸予選では前アーカンソー大学コーチのノーラン・リチャードソンの下、国内組を中心に戦い見事本大会出場権をつかんだが、リチャードソンがそもそも短期の契約だったため、ギジェルモ・ベッチノが就任した。

さてパナマと言えば、国内組で勝ち抜いた予選メンバーを尊重したいパナマバスケットボール協会会長の意向もあって、元ノースカロライナ大のエド・コータ、ULEB CUP MVPのルーベン・ドウグラス、スペインでの実績も長いルーベン・ガルセスの3人抜きで本大会を戦うとみられていたが、どうやらこの新ヘッドコーチ、ベッチノは最強メンバーを揃えたいようだ。

ギジェルモ・ベッチノは1994年トロントでの世界選手権、1996年アトランタでのオリンピックでアルゼンチン代表のヘッドコーチを務めており、また近年はベネズエラ、メキシコのヘッドコーチも経験、現在はデトロイト・ピストンズのスカウトも担当している。

ちなみにアトランタでのアルゼンチン代表には、マルセロ・ニコラ(NBAドラフト1993年50位)、ルーベン・ウォルコウスキー、ダニエル・ファラベージョ(今年アルゼンチン代表候補に復帰)、ホルヘ・ラッカ、ファン・エスピル、ディエゴ・オセージャ、そしてファブリツィオ・オベルトといった後にヨーロッパ、NBAでも活躍する若き有能な素材の宝庫であった。

さてギジェルモ・ベッチノの最初の目標は2006年7月15日から30日にコロンビアで開催される中米選手権でメダルを獲得すること、そしてその先にある世界選手権だ。本人も「自分の人生は挑戦とともにあり、その挑戦の1つとしてパナマに来た」とコメント。

パナマ代表はドイツ、スペイン、日本、アンゴラ、ニュージーランドのライバルとして大いに注目される。

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